足摺旅日記

足摺岬・・・デジャビューの旅 
エネルギー充填80%




足摺岬 足摺七不思議 亀呼場で亀を見る

2011-04-30 02:25:39 | 足摺岬 亀呼場

_edited1 足摺岬 足摺七不思議 亀石

 足摺岬、もうゴールデンウィークに突入しています。わたしが思うのに大変な賑わいではないでしょうか。

 ねっ、亀さん。何故って?それはねわたしが旅の宿としている所やその他の宿泊施設がことごとく予約出来なかったから。でもね、わたしには秘策があるんですね。特に秘策を持ち合わせていない方は・・・

 これから足摺岬を訪れる方は各宿泊施設を各々問い合わせるのではなく必ず土佐清水観光協会に問い合わせることが肝要です。早めに!多分いろいろなところを捜してくれてあなたの携帯に宿泊施設から連絡があるかも・・・ちなみに土佐清水観光協会は

土佐清水観光協会:http://www.shimizu-kankou.com/

組織名: 社団法人 土佐清水市観光協会 
住 所:〒787-0337 高知県土佐清水市養老303
電 話:Tel:(0880)82-3155 / Fax:(0880)82-3156
営業時間:8:00~17:00
定休日:年中無休

時間厳守でね!

 画像は足摺岬の七不思議のひとつ「亀石」です。足摺七不思議は足摺岬突端に点在し、弘法大師・空海にまつわる不思議なスポットです。ちなみに「亀石」と言えば・・・

亀石:この亀石は自然石で、弘法大師が、亀の背中に乗って灯台前の海にある不動岩に渡った亀呼場の方向に向ってあります。

2ttt 足摺岬 足摺七不思議 ゆるぎ石

 足摺七不思議のひとつ「ゆるぎ石」・・・弘法大師が金剛福寺を建立した際に発見された石。この岩の「ゆるぎ」により心の善悪を試すと言われています。

 ガイドブックには「孝心」を表すとも表現されています。いかがですか試されてみては・・・

 多分、わたしには分かる・・・びくともしない。

 変に動いてけがをしても・・・でもどこかに秘密のカメラがあって関係者がこっそりスイッチを入れると動く仕掛けもいいかな・・・ちょっと書いて見たかっただけどうして?足摺岬ライブカメラが撤去され久しい・・・

_edited1 足摺岬観光案内図

 このガイドブックは足摺岬から引用しています。おそらく監修は土佐清水観光協会と土佐清水市だと思います。

 「るるぶ」をはじめとするガイドブックもそれはそれで旅をする前の気分の醸成にはとても良いのですがこと足摺岬についての情報という観点からすると少し寂しい。

 お勧めしたいのが

土佐清水市公式ホームページから入って

観光ガイドブックへ、ダウンロードもできますし。

 直接郵送も対応していただけます。その際のお値段費用はというと・・・時価とかお心次第・・・ということはないので御心配なく!先ずはチャレンジ!

足摺岬周辺観光マップ:

http://www.city.tosashimizu.kochi.jp/sight/map_01.html

土佐清水市観光ガイドブック:

http://www.city.tosashimizu.kochi.jp/sight/guide.html

・・・いつまでたっても亀呼場の亀にたどり着きませんから次行きます。

 前回、キャンディーズの微笑みがえしに涙しましたから今日は

J.Sバッハ:コーラル「主よ、人の望みの喜びよ」~カンタータ第147番BWV147より

演奏はアレクシズ・ワイゼンベルグと岡崎ゆみ

 ちなみにわたしも猛特訓をしておりますので近日映像の背景音楽としてアップしたいと思います。

3 足摺岬 亀呼場

 弘法大師がここから亀を呼び、亀の背中に乗って前の不動岩へ渡り祈祷をおこなったとされています。以上、ガイドブックからの引用です。

 この場所は足摺七不思議「大師一夜建立ならずの華表」が画像左手にあります。

 今日は前置きが長くなって疲れちゃいました。あとはサラッと流しますね。以前も取り上げていますし・・・とは言ってみたものの力が入らないわけがないわたしです。

4ttt 足摺岬 亀呼場 不動岩

 別名ガジヤとかガジヤ碆とも言われています。

 いいんですよ。初夏から夏へ足摺岬の海の色がさらに蒼く透明感に満ちてきます。

 追伸、晴れの日に限る。

 多分、不動岩にはカラフルなジャケットを着た磯釣りの人がいると思います。

 で、漫然と見てはいけません。何故この画像を供覧したかというとわたしの少ない経験から

手前の岩礁と中央の不動岩を結ぶ線上の左右を注目していると案外亀さんを見つけることができます。

 コツは海の上波間に漂う雑巾のような(表現的に亀さんには申し訳ないですがホントにこのイメージ)・・・時々プハーと白い泡が見えます。

5ttt13

亀 イメージトレーニング1

 練習です。あくまでも漫然と足摺岬の海を堪能してはいけません。

 観光客の方で亀呼場の亀と言えば案内板の亀の造形や沖の不動岩を亀と思っていいらっしゃいますが実は亀呼場はその名前の由来通りなのだと思います。

 海を見ていると隣で「お~い亀さん!」と叫んでいらっしゃる若いカップルの男性を見ることがありました。

 案外それが正しい亀呼場の作法かも知れません。若いカップルにおいては二人の和合というか気分の醸成にも良いことかも知れません。羞恥心をかなぐり捨てるという意味でもとても良い方法かもしれません。が、そのカップルのその後のことについてはわたしの知る由もありません。

 でも、足摺岬に来て二人で散策・・・いいのに決まっています。何故って、二人で遥々足摺岬まで来たのですから。それなりの理由があるのだと思います。・・・

6ttt 亀 イメージトレーニング2

 表現は亀さんに悪いのですが波間に漂う雑巾をイメージして下さい。

 亀さんは見つけようとする強い気持ちがないと姿を表してはくれません。

 ポイントは前述しました、ここでは繰り返しません。・・・それと顔を水面に上げた時に画像のように泡が出ます。これは波間の照返しと区別する時に役立ちます。

では、・・・

足摺岬 亀呼場で亀さんを見て下さいね。

 楽しい足摺岬観光を!


足摺岬 落ち椿を想う

2011-04-25 22:59:41 | 足摺岬

1_edited1 足摺岬 岬の展望台

 ここは足摺岬を訪れたことがある人はすぐ分かるしこれから訪れる方もすぐ分かる場所だと思います。

 この画像は一週間前のものを使用しています。

 岬の展望台を訪れ階段の落ち椿を見て何となく淡い期待を持ち階段を上がりました。

 「足摺岬を管轄するのは足摺観光協会かな、土佐清水市かな・・・頑張ってるじゃん。」とこの階段を見て感じました。(横柄な物言いで恐縮ですが個人的なブログということでお許し下さい。)

 それは何故か、これまで訪れるたびに遊歩道の柵の老朽化が目立っていたのです。そして立ち入り禁止のテープが張られこの先どうなる事かと思っていたのが今年の一月。それも杞憂に終わりました。ゴールデンウィークに十分間に間に合いました。

222 足摺岬 天狗の鼻

 「ああー今日もすっきりしない天気じゃないですか。足摺岬を訪れる観光客はわたし一人だけではないのですよ。みんな遠くから来ている人がほとんどなのですからスカッとすっきり晴れて下さいよ。ねぇ天気の神様。」

 だれに話しかける訳ではありませんが雨男の声なき声。「よく考えてみると足摺岬は補陀洛渡海の地ここは仏様にお願いしたら良いのか・・・」などとよけいなことを考えながら・・・でも足摺岬の天狗の鼻を見て「おお、天狗の鼻展望所がリニューアルされている。」一目見るだけですぐ分かりました。

3 足摺岬 岬の展望台

 双眼鏡です。この双眼鏡も外観が傷んでいます。そう言えばこの前の双眼鏡もひどく老朽化して今のこの双眼鏡に変わりました。

 この場所の環境を考えると至極当然のことなのですが・・・いいんですけどね。ちゃんと見えますから。ついつい双眼鏡を見て思い出しました。

2 足摺岬 足摺岬灯台

 足摺岬、何も変わっていないようで一つ一つ思い返してみるとその時々でハッとするよな事があったのですがでも何も変化していないような風景。

 これから皐月、足摺岬の緑は燃え上がるような新緑となるのだと思います。

 今日は今頃になって椿、落ち椿を話題にしようと考えていました。足摺岬を訪れるとき椿ロードと言われるR321には下ノ加江、久百々、大岐、以布利と道路の各所に標識のように「足摺岬 椿開花中」だったでしょうか・・・わたしが訪れた時には椿一輪の画像が表示されていました。

4_edited1 椿一輪

 「今時、少し無理だろうな。落ち椿の風情でも少し見られるといいかな。」そんな気持ちで足摺岬へ向いました。

 岬の展望台では観光客のグループが「椿、椿を見に行こう。」「椿咲いていました?」パンフレットを見ながら先ほどの展望台を下りて行きました。

 わたしが訪れた先週は注意して見て行かないと椿の花を見つけるのは容易ではありません。岬での滞在が数十分というスケジュールでは通り過ぎてしまうのではないでしょうか。視線のやや上に椿の群生を見ることも多いです。

6 椿の群生

 見所を選べばまだまだ比較的整った椿の花を見ることができましたが・・・ 

 その後この一週間での風雨特に強風で今時はまともな椿を見るのは困難だと思います。でも、ゴールデンウィークを迎えるのですから季節が移り変わらない訳はないので・・・

 今日はまったく気分が乗りません。というのも今回は「足摺岬 落ち椿の遊歩道を散策する」というタイトルでホルダーを用意していたのですが・・・

「キャンディーズ 田中好子さん逝く」というニュースが伝えられました。

Photo_2 椿

 「キャンディーズ」はわたしにとってまさにアイドルでした。正確に言うと本当ののキャンディーズ世代というのはもう二~三年若い世代だと思うのですが・・・

 大学時代のコンパや打ち上げで下級生がトリオで見事な振り付けで歌って踊っていました。その頃は少し距離を置いて見ているふりをしていましたが熱中している後輩を見て羨ましくも思いました。

 新聞などの紙面にもキャンディーズ世代の人達のある種共通したコメントや解説が記載されていました。

Photo キャンディーズ 微笑み返し

 で、あらためてキャンディーズのCDを聞いてみました。このCDはというとわたしはミーハーですので訃報を知った夜にCDショップに画像がある物を捜して見ると・・・ワゴンの中でワゴンセールとして売られているCDの物が一枚だけありました。

 もちろん曲自体はそれまでに多くそろえていました。それは「ソニーファミリークラブ」などのセット物でした。「永遠のスーパー・アイドル・ヒッツ」なのですが、今回何となく一枚。

 わたしはこの一曲と聞かれればやっぱり「微笑み返し」かな。

「微笑みがえし」作詞:阿木燿子/作曲・編曲:穂口雄右・・・この曲こそキャンディーズ最初にして最後のオリコンヒットチャート第一位に輝いたそうです。ですがそれだけではなく田中好子さんというより「スーちゃん」の訃報とその経緯がそうさせるのだと思います。

 映画「黒い雨」で主演女優賞など数々の賞を受賞して演技派女優としての地位を築いて来られましたその女優の名が田中好子・・・わたしはキャンディーズのスーちゃんです。

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椿一輪

 ゴールデンウィークを控えた今時に足摺岬の椿を話題にするのもどうかと思いましたが今日はキャンディーズの「微笑み返し」を聞きながら・・・やっぱりCDのリピートを押してしまいます。

「微笑み返し」より引用

”春一番が掃除したてのサッシの窓にほこりの渦を踊らせてます

机本箱運びだされた荷物の後は畳の色がそこだけ若いわ

・・・中略・・・

私たち お別れなんですよ

まるで青春の思い出そのもの

お引越しのお祝い返しは

微笑みにして届けます

それぞれの道

私たち 歩いて行くんですね

歩いて行くんですね”

 歌詞の各所にそれまでのヒット曲の名前がちりばめられ作詞家阿木燿子さんの心づかいが感じられます。・・・そしてランちゃんの通夜でのコメントが重なります。

7 足摺岬 落ち椿の遊歩道

 足摺岬の遊歩道の落ち椿です。もう季節的にはその見ごろさえ過ぎています。でもわたしが足摺岬を訪れるのを待っていてくれたかのようにも思えました。

 今日はNHKのニュースでも田中好子さんの告別式の様子や肉声のメッセージが放映されていましたメッセージには正直驚きました。わたしは画像を見て聞いて涙があふれてきました。もう見たくないこれきりにしようと思いましたが夜の民放のニュース番組を見ていると当然取り上げられランちゃんやミキちゃんの弔辞と共に再び聞きまた涙があふれてきました。

8 足摺岬 落ち椿

 わたしはいわゆるブルーカラーですから所詮アイドルは手の届かない所。

 職場の30歳の職員に「キャンディーズを知っていますか」と聞くと当然今はニュースで取り上げられて知っていると話しますがそれまでは知らなかったとのこと。

 当然まだ生まれる前の話ですから。ブルーカラー・・・そう言えばスーちゃんのパーソナル・カラーはブルーでしたですね。赤はランちゃんだったでしょうか。

 スーちゃん

     ありがとう

         サヨナラ

Photo_2 五月の足摺岬

 画像は五月の昨年のゴールデンウィークに撮影したものです。

 今日はめちゃくちゃセンチメンタルになってしまいましたので・・・

 スーちゃんのカラーであるブルーに足摺岬の明るいブルーを重ねて。

 もうすぐゴールデンウィーク

 足摺岬は落ち椿の季節を過ぎ衣替え・・・初夏の足摺岬です。

 わたしも気持ちを切り替えて前に進まなくては・・・

 そんな気分にさせてくれる足摺岬

 わたしはお勧めします。

Photo_3 七月の足摺岬

 ここまでくれば突き抜けて七月の足摺岬を!

 画像は昨年のもので恐縮ですが・・・こればかりは仕方ありません。

 やっぱり足摺岬は気分を明るく前向きにしてくれます。

 追伸、おおよそ晴天の日に限られますが・・・ 


足摺岬の八重桜を楽しむ

2011-04-21 01:19:54 | 

T 足摺岬 八重桜

 わたしは足摺岬を訪れる時、4月には花、桜の花がとても気になります。

 でも、今回訪れたのは4月も半ば過ぎどう考えてもソメイヨシノは無理だと分かりました。

 その分けは足摺岬へ至るサニーロードに所々桜並木があり以布利を過ぎる頃にはソメイヨシノの桜並木は葉桜になっていました。

 宿について今年はお花見に行きましたかと尋ねると「遅ればせながら行ってきました。」という返事でした。それはよく話を聞くとソメイヨシノではなく八重桜のことでした。

Photo 白山神社 桜

 わたしの好きな白山神社です。足摺岬で桜の名所と言えば「うすばえ桜公園」ということになるのだと思います。

 が何故かわたしは白山神社の桜が好きです。

 で、地元の人に聞くと白山神社の桜と言えばソメイヨシノより八重桜の方が立派だということです。今頃になって「そうなんだ。」と思うわたしでした。

 訪れた時には白山神社のソメイヨシノは当然葉桜となりその花びらは境内に淡い桜色の絨毯を敷いたようでした。

T_2 白山神社 

 白山神社についてはその多くの神社がそれぞれに歴史を有するように地元のガイドさんの説明を聞くとよどみなく現在に至る白山神社が合祀された歴史を紐解いて下さいます。

 わたしはその歴史を受け入れるだけで十分なのですがその歴史以上に神社が地域に密接に結びついている雰囲気がとても好きです。地元の人に尋ねても白山神社が合祀された詳しい経緯を知っている方は特に若い人には少ないのではないでしょうか。

Photo_2 白山神社 参拝する人

 服装から地元の方のようです。とても端正な参拝の所作でわたしはじーと横から見ていました。

 それまで何度となくこの白山神社を訪れていますが八重桜には気付きませんでした。

 理由は簡単で白山神社のソメイヨシノばかりに気持ちが行ってしまいソメイヨシノの開花時期を判断して4月は足摺岬を訪れていたからです。

T_3 白山神社 八重桜

 八重桜の開花もすでに盛りを過ぎて葉桜の風情となっていましたがわたしには十分楽しめました。

 地元の人は当然ながら一年を通して接していますから季節的な要因で開花時期がずれてもそれはそれで季節感として生活の一部となっています。

 宿の女将さんに「もう桜はダメですね。」と何気なく話をすると「まだ白山神社やうすばえ桜公園の桜は咲いていますよ。」と話して下さいました。

 で、今回は足摺岬にわたしが訪ねた八重桜の画像を少し。

Photo_4 白山神社

 白山神社の手前はソメイヨシノです。もう花は落ちて葉桜になっていました。

 この時期に訪れて気付いたのですが地元の方が「奥殿」の八重桜は見応えがあるとのこと、あらためて見てみると濃い桜色の八重桜がその盛りを過ぎているとはいえ見事に咲いている様を確認することができ新しい発見にまた一つ楽しみが増えました。

T_4 白山神社 奥殿の八重桜

 奥殿を覆いかぶさるように八重桜の巨木があります。花は盛りを過ぎていますが周囲の木々の葉は新緑の装いです。

 これから足摺岬はゴールデンウィークを迎えます。その頃には葉桜となり明るい陽に照らされる新緑の木々とになるのだと思います。

 でもでもどうしてわたしが足摺岬を訪れると曇ったり雨が降ったりするのでしょうか。まあ、良いんですけどね。

T 金剛福寺の八重桜

 足摺岬を散策する時、今回は少し八重桜に注目して見ることにしました。

 金剛福寺にはソメイヨシノは多分無かったと思いますが八重桜はあったのです。その隣には椿が名残惜しそうに咲いていました。

 金剛福寺は訪れる度にその風情が変化しています。

 現在は「平成の大修理」の最中です。名刹としての金剛福寺ということ自体は変わりないのですが訪れるたびにちょっとした造形の変化で趣きがとても変化しているのに驚くことがあります。

Photo 金剛福寺 庭園

 金剛福寺は今・・・その庭園、特に池と言うか水庭園と表現したらよいのでしょうか・・・

 水庭園を見事な岩が縁どりそれを取り巻くように納経書、本堂、不動堂、多宝塔、愛染堂、役者堂、権現堂、大師堂そして新しく六角堂が配置されました。

 何度も訪れて見るとご住職の見据える先は到達点の無いような無限な世界あるいは輪廻の果、彼岸を目指しているように思えました。この庭園に浄土にかかる橋のようなものも将来造られるのではないでしょうか。

 金剛福寺をブログにアップしようと思うとその変化に戸惑いなかなかまとめることができません。

T_2

うすばえ桜公園

 うすばえ桜公園は小さな子供を持つ家族が数組アスレティック広場を中心に歓声を上げていました。

 八重桜もその盛りを過ぎたとはいえわたしにとっては十分楽しめるものでした。

 うすばえ桜公園をソメイヨシノが開花する時期に訪れると満開のソメイヨシノとまだ花をつけていない桜が妙なコントラストを見せどうせなら全部ソメイヨシノなどに統一すればよいのにと思ったこともありました。でも、八重桜の咲く様を見るとこれはこれで良いのかなとも思います。

T_3 うすばえ桜公園 遊歩道

 そう言えば今年は「うすばえ桜祭り」のアナウンスが無かったなーとふと思い出しました。

 もう、祭りが終わったのかも知れませんが東日本大震災による自粛があったのかも知れません。

 足摺岬の各宿泊施設でもキャンセルが相当数あったとのことでした。でもね、少し話が横道にそれますが足摺岬遊歩道や休憩所がとても奇麗になっています。

 ゴールデンウィークには是非お勧めしたいですね。とわたしは何故か思いました。

Photo 八重桜 うすばえ桜公園

 もう八重桜も新緑を迎えようとしています。

 広辞苑によれば

八重桜:

 ”重弁の花の咲く、サトザクラの品種群。他の桜におくれて開花。花色は淡紅・紅・淡黄色などを呈し、濃艶。ボタンザクラ。”

 4月も半ばを過ぎて訪れた足摺岬で思わぬ桜を楽しむことができました。

 八重桜、ソメイヨシノに遅れること二週間。ただ、・・・

   うすばえ桜公園の男子バイオトイレは早くなんとかして欲しい・・・・・

Photo_2 松尾小学校

 今は廃校になっていますが何となく思い出して行ってみました。

 テレビのニュース番組風に表現すると今も十分手入れが行き届き八重桜もいつものように咲いていました。

Photo_3

フラ布

 高知県では端午の節句には定番の光景です。中央から東に多く見られると記載がありましたが足摺岬を巡っていると各所で見られます。

 男の子の逞しい健やかな発育を願って鯉のぼりや幟などと共に掲げられる大漁旗のことだそうです。

 語源はオランダ語の旗や英語の旗に由来するそうです。詳しくは当該ホームページなどを見て下さいね。

 どうしてわたしが足摺岬を訪れると曇ってしまうのでしょうか。青空さん、でもね、・・・

もうすぐ、端午の節句と言えばゴールデンウィーク・・・

 足摺岬の抜けるような空と紺碧の海、山々の新緑が迎えてくれことでしょう。

  そして、初鰹・・・いいんですね。

今日は八重桜から初鰹になちゃいました。


足摺岬 足摺岬灯台さん

2011-04-11 01:05:48 | 足摺岬灯台

T 朝の足摺岬灯台さん

 おはよう、朝の足摺岬灯台です。この時は初夏の朝、日差しは東側左手前方から差し込みます。

 足摺岬を旅する時必ず定番の遊歩道を散策します。足摺岬へは何度か訪れていますが変わっていないなーと思う時と変わったなーと思う時、わたしの気持ちの内面で大きく感じ方が変わってきます。

 時の流れからすると日々刻々と変化しているのだと思いますがどうしてなんでしょう。それはどこの観光地でも同じでしょうけど天気の良い日、朝の散歩はことのほか良い。

T_edited1

午後の足摺岬灯台さん

 午後は午後で天気が良いとすこぶる良い。日差しは右手斜め前方から差し込みます。

 ここは以前灯台を管理する人の宿舎が立っていました。木造平屋建てスレート瓦でところどころスレート瓦は補修のためでしょうか色調が変わっていました。だと記憶しています。

 昭和40年代の後半に取り壊されてから現在に至るこのような広場ができました。その頃には現在のような樹木もそれほど高さはなくこの広場から海を見渡すことができました。

 というような感慨に耽りながら散策することもあり天気が良いと何を考えることもなくその時を楽しむこともあります。でもね、

T

足摺岬灯台 耐震化工事

 この画像は平成15年11月のものです。時刻は夕刻、日差しは左斜め後ろから差し込んできます。

 足摺岬灯台の耐震化については予定されていたものだそうですが阪神淡路大震災の教訓もその一つになっているのではないでしょうか。

 阪神淡路大震災後特に南海大地震を想定したハザードマップが作成され避難場所の指定がなされたのだと思います。

 工事期間中三回足摺岬を訪れましたが初めて見た時は快晴という気象状況に反してひどく気持ちが落ち込んだことを覚えています。

 足摺岬を訪れた観光客は初めて見る足摺岬灯台を見て同様な落胆を覚えたのではないでしょうか。足摺岬では金剛福寺と眼前に広がる足摺岬灯台を借景とした太平洋の大パノラマが旅の言わばハイライトだと思うのです。

Todoku 足摺岬灯台 灯光

 いかがでしょうか。漆黒の闇を灯台の灯光が足摺岬沖の太平洋へ放射されます。

 いいんですね。いつ見ても好きですね。灯光を撮影する時は空気が澄んでいる時よりも小雨や霧の時が極めて印象的な表情を見せてくれます。

 以前、夏は宿にクーラーも無く窓を開ければ夏の夜風が蚊帳越しに吹き抜け遠く遠雷のように足摺岬の海食洞門に打ち寄せる波の音が聞こえてきました。

 夜にブログを書くとセンチメンタルな気分になってしまいます。ついつい回想的な思いの記述になってしまいます。がご容赦を・・・

_edited1 足摺岬 灯光と海

 以前足摺岬を訪れる時はカメラなど持たない旅でした。また、カメラなど高嶺の花でした。そしてその頃はスプリングカメラといっても分かる人は分かると思いますがそれ。今もリバイバルでフジフィルムから出ていますが以前のものと言えばわたしの場合マミヤ6だったでしょうか。

 街角には写真やさんがたくさんありました。ウインドウ越しに憧れのカメラを眺めていました。

 現像もコダックD76でフィルム現像してD72で印画紙の現像をする。その後プロマイクロールの超希釈鮮鋭現像法なども記載され失敗の山を築きました。

 この画像には今は取り壊されて更地になった足摺岬無線方位信号所が微かに見えます。この日は台風が接近して小雨模様、海は荒れ波がガジヤ碆に白く砕け散っていました。足摺岬灯台の副灯が照らすのは黄金碆という足摺岬の沖合にある暗礁です。海が荒れると海面が白濁します。またまた回顧的なことばかりになりましたが・・・

Ttt1 足摺岬灯台 耐震化工事

 耐震化工事中の足摺岬灯台の天蓋部というか頭頂部というのでしょうか。

 足摺岬灯台の耐震化ではそれまで灯台の外壁はタイル張りだったのですが(わたしが初めて足摺岬を訪れたのは大阪万博の時)それは印象的な美しさでした。

 耐震化に伴いモルタル外壁に変更されました。また、重要な変更点は灯台基礎部の炭素繊維での補強です。おそらく基礎部から4.1メートルだったと記憶しています。そして頭頂部の荷重の軽減で天蓋部というか頭頂部がFRP(強化ガラス繊維)で形成された物になったそうです。それは足摺岬灯台を撮っていて気付きました。

Ttt2 足摺岬灯台

 雨に頭頂部が濡れている足摺岬灯台です。前述しましたが雨や霧の時は灯台の光芒がとても印象的です。

 夜明け前の薄明の時間帯、背景は蒼く足摺岬灯台を浮き出させます。

 音も無くスカイビームランプから灯光が放射されています。

 灯台の灯光は独特の周期性があるようです。

Tttt3 足摺岬灯台

 灯光を撮るために少し露出時間を延長してみました。

 見てお分かりになると思いますが灯台の天蓋から灯台の灯光が僅かに透過して見えます。

 天蓋部がFRPで造られているために光が透過したのだと思います。ちょっとした発見でした。

 辺りが明るくなるとこういった現象は見えなくなります。そうして足摺岬の朝は白々と明けて行きます。

_edited1_2 足摺岬灯台

 いろいろな感慨を持て足摺岬の遊歩道を散策します。もちろんそういった記憶は海馬の奥深くに潜んでいてある時ふとデジャビュのようによみがえってくるのです。

 日頃は常に新しい発見を求めて散策してるわたしです。

 足摺岬を訪れると足摺岬灯台のポールの影が日時計のように時を刻んで行きます。

 わたしにとって足摺岬の旅は古くて日々新しいものへの憧れです。

 これからは新緑の季節、足摺岬に新しい自然の息吹の香りが感じられます。とわたしは思います。


足摺岬灯台 朝な夕なに

2011-04-04 00:23:51 | 足摺岬灯台

T45 足摺岬 足摺岬灯台

 足摺岬を旅する時、わたしが好きな時間帯の一つそれは日の出です。

 わたしに限った事ではなく足摺岬を訪れる観光客も多くは見てみたいと思っているのではないでしょうか。

 でもね、朝起きられるかは本人の本気度が問われることになるのだと思います。

 冬は日の出は午前7時頃ですが・・・寒い。

 夏は日の出は午前5時前でとても早い。夜遅くまで足摺岬の夜を楽しんだ後(足摺岬には歓楽街はありませんがわたしの経験上夜更かしをします。)朝早く起きるのは辛い。・・・お遍路さんは違いますよ。・・・もちろんわたしは徹夜することも多いです。でも多くの宿泊施設のチェックアウトは午前10時位でしょうか。

 お日様を見れたらラッキー、わたしは雨男ですからだいたいダメなことが多いのです。

で、お気付きですか?どうでしょうちょっと変じゃないですか。この画像は平成15年のものを使用しています。後でまとめて取り上げてみたいと思います。

T

足摺岬灯台 潮の満干手水鉢から

 先ほどの画像もこの画像も足摺七不思議の潮の満干手水鉢からの光景です。

 足摺岬の遊歩道を縁どる手摺も今時修理が終わって綺麗になっているのではないでしょうか。

 前の画像と比較してみていかがでしょうか。足摺岬灯台がいつもの灯台でしょう。

 もう一度別の角度から見てみると・・・

T45_2

足摺岬 天狗の鼻から

 足摺岬天狗の鼻からみた夕暮れ時の足摺岬と足摺岬灯台です。

 どうでしょう、ちょっと足摺岬灯台がずんぐりむっくりでしょう。でもこんな姿の足摺岬灯台もありました。

 わたしは足摺岬の好きな時間帯の一つに日の出と書きました。好きな時間帯はまだまだあってそれは・・・

 夕暮れ時です。結局いつでもいいんですけど夕暮れ時・・・

 それはマジックアワーとも呼ばれ風景が最も美しくなる時間帯だとも言われています。この写真はリバーサルフィルムをスキャンしています。ニュートンリングが出てしまいとても醜くなってしまいました。でも、何となく雰囲気が分かっていただけるでしょうか。

T45_3

足摺岬 足摺岬灯台点燈

 足摺岬でマジックアワーを過ごす時、わたしは天狗の鼻が多いです。

 画像は相変わらず醜いニュートンリングがでてしまいマジックアワーの雰囲気が台無しですが・・・

 ジーと足摺岬灯台を見ているとパッと灯台が点燈しました。

 はじめは弱々しくやや緑っぽく見えていた灯光もやがては力強く最純白のスカイビームランプの色調になって行きます。

Tchuukurai 足摺岬 マジックアワー

 いいんですね、足摺岬のマジックアワー。

 いかがですか恋人とあるいは愛する人と共に足摺岬の黄昏。

・・・いつもながらちょっと書いていて引いてしまっていますが・・・

 もちろん今時はこの画像のような足摺岬灯台ではありませんから安心して下さい。

 でも宿への帰り道は足元に注意して下さいね。

 一人じゃないと心配ありませんよね…マジックアワー