足摺岬 寒メジロ
「寒すずめ」よく聞く言葉です。写真雑誌の投稿でも同じ題名で枯れ枝に群れを作りあるいは数羽が風に胸毛を膨らました構図の写真を見ることがあります。俳句の季語のように使うのが定番だと思い広辞苑で検索すると「冬のすすめは特に美味である。」というような説明が最初に検索されました。今時動物虐待と受け取られかねませんが・・・確かに私の記憶では昭和三十年代にはスズメやハト(山鳩)を食していたような記憶が。あまり生々しいことはさておいて・・・ついでに、その頃はドジョウはもちろんおいしいしまた,ザリガニやタニシなども食していましたですね。この辺で足摺岬の話題にもどして。
ツバキとメジロ
調べていると冬に食べ物が少なくなるとメジロは甘いものが好みだとか・・・で、ツバキとか梅など早春に咲く花の甘い蜜などを食するという。ちなみにスズメ属メジロ科だそうだ。なんと季語は「夏」とのこと。足摺岬では特に1月から2月にかけてよく目にすることが多いです。経験的に・・・わたしにとっては冬に訪れるとき旅情を慰めてくれる光景の一つです。
岬のお土産屋さん
この写真はをどこから撮ったかというと訪れてみた人やこれから訪れる方はすぐわかります。岬の展望台、展望台下にお店があると思いますがそこから展望台へ階段を上がってゆきます。そして・・・
足摺岬
展望台へ至る直前の階段から右手に目を移すと足摺岬灯台を見ることができます。何気に見ていると気づきにくいのですが視線を注視してやや手前に移すと藪椿の群生を見ることができます。
ツバキとメジロ
その藪椿の群生の木々の枝に時には群れてメジロが椿の花をついばむように枝を転々としている光景を見ることができると思うのです。時間帯は7時過ぎから遅くても10時ころまででしょうか。冬は日の出が7時前後ですから日の出をみて少し目を椿に移すとみることができるかもしれません。まあ、この時も椿の花とつぼみを画像下側に構図できればよかったのですが無理な時は無理で我慢が足りませんでした。メジロさんも寒すずめさんに負けずずプクプクした感じです。
これからの足摺岬は椿の季節です。今年の椿はどうなんでしょうか。以前は月に二回ほど足摺岬を訪れることもありましたが最近は諸般の事情で叶いません。2月の椿まつりを楽しみにしていますが予告では足摺岬小学校の校庭で開催されるようです。おそらく駐車場の関係などだと思います。
足摺岬はどのような理由で訪れるのでしょうか。皆様いかがでしょうか。わたしには確固たる思いがあるようでないようで・・・それは時として混沌として時として無性に激しいのです。それは互いに惹かれあう者同士のある種の感情に似にているのかもしれません。そう、今時の人には理解できないかもしれませんがコミックアクションの「同棲時代」やあの「神田川」に同期するものかもしれません。
ああ、今日もかの有名な写真家の言葉を借りれば「センチメンタルな旅」になってしまいました。