足摺旅日記

足摺岬・・・デジャビューの旅 
エネルギー充填80%




ジョン万黒潮ロード

2006-04-20 22:14:25 | ジョン万黒潮ロード

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足摺岬  足摺スカイライン ジョン万黒潮ロード

 足摺岬から土佐清水市へ向かう道、ガソリンスタンドから右足摺スカイラインへと進みしばらくするとここ。県道348号足摺公園線から主要地方道27号足摺岬公園線へ向かう分岐点。どっちにしようかジョン万黒潮ロードはこの27号足摺岬公園線の西廻りの「愛称」だそうです。看板に書いてありました。ここ数年西廻りの道路整備が進み足摺の旅ではぜひ訪れたい所です。右を仰げば足摺テルメの客室が見えます。

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足摺岬    ジョン万黒潮ロード  詳細でどーぞ

 最近足摺岬は変化しつつあるように思います。いわゆる「西廻り」は道路の舗装、拡張工事、バイパスの開通などによって観光客にとっては足摺スカイラインの往復という以外の選択が増えました。天気のよい時は特に足摺岬の何かしら南の明るい透明なオーシャンビューと常緑広葉樹を縫うように走る道が旅情をかきたてます。点在する風光明媚な場所をより身近なものにしています。

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足摺岬    ジョン万黒潮ロード   松尾

 いわゆる松尾バイパスから松尾の町並みを望みます。「松尾のアコウ自生地」、「松尾の回り舞台」や「吉福家住宅」そして少し足を伸ばせば女城鼻にある女城神社からの眺望は筆舌に尽くしがたい。臼碆から春分、秋分の日没少し前に差し込む日差しは海面を照らし、女城鼻からスホロ口鼻へ通り大戸からは「トオルマの夕日」として見られます。

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足摺岬  ジョン万黒潮ロード  ちょっと一休み

 ジョン万黒潮ロードは幅員も十分にありところどころに休憩するベンチがあります。夕刻には地元の人々が夕暮れのひと時を過ごしています。時間があればゆっくりしたいけどそうもできません。ジョン万ロードはここ(松尾を過ぎて)から臼碆を経て大浜に向かう道は少し細い場所があります。ついつい速度を上げて先へ先へ進もうとしますが無理は禁物です。看板に書いてありました。すれ違う場所の確認、カーブミラーの確認などが大切です。

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足摺岬  ジョン万黒潮ロード  松尾詳細でどーぞ

 逆光でアンダーとなりました。レンズも少しひずみも見えます。でもわたしには過ぎたカメラとレンズです。αシステムソニーの新型一眼レフデジタルカメラに継承されるそうです。買ってみたいな、多分買えませんけど。よい足摺岬の旅へどうぞ。


鹿島神社

2006-04-18 01:36:00 | 鹿島神社

O_7 足摺岬    鹿島神社    4月の境内

 わたしが足摺岬から帰る途中立ち寄るのは土佐清水さかなセンター足摺黒潮市場、観光バスや一般の観光客もおみやげ購入やトイレ休憩で定番の場所だと思います。正面玄関の向かって左手レストランのテラス側を通って進むと波止場があります。ここには土佐清水海上保安署の巡視艇「とさつばき」が係留されています。さらにその奥に遊歩道沿いに鳥居がありここが鹿島神社。境内は4月初旬なのに新緑の兆し。

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足摺岬    鹿島神社    鹿島神社の海

 境内から鳥居を見下ろすと鹿島神社の前の海、ここは鹿島神社大祭の時印象的な光景を目にすることができます。想像するだけでわくわくします。気持ち海の色が違うでしょう。

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足摺岬    鹿島神社    八重桜

 鹿島神社に八重桜のきれいな場所があると聞いていました。帰る途中少し見てみようと境内を見渡しました。鳥居の近くのこの場所しかわたしには分かりませんでした。少し時期が早かったのかも知れません。また、いつか来てみよう。

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足摺岬    鹿島神社    八重桜少し咲く

 この日は低気圧が接近中とのことで風が強く八重桜が静止することはありませんでした。仕方がなくストロボを使用しました。せっかくですから、記念に撮っておかないと。

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足摺岬    鹿島神社    遊歩道の桜

 さらに遊歩道を見ると桜がありその下を年配の女性が手押し車を押して行きました。しばらくすると奥のちょっとした広場でお弁当を広げていました。左手には係留中の漁船と多分サニーマート土佐清水店、ここではお弁当とかちょっとした買い物をします。

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足摺岬    清水港    漁船係留

 低気圧など気象条件が悪化すると漁船は出漁をやめて波止場に係留するとのことです。台風の時など足摺岬の伊佐漁港から一時的避難として清水港などに係留するとのことでした。ここは急な天候悪化で地元所属以外の漁船などが係留される場所だそうです。係留場所にもきまりがあるのだそうです。天候が悪化してきたのでわたしも自宅に帰ることにします。


臼碆 低気圧接近

2006-04-17 00:52:26 | 臼碆

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足摺岬    臼碆    臼碆龍宮神社

 足摺岬から主要地方道27号足摺岬公園線を西廻りで松尾を通過して10分ぐらいでしょうか、帰り道もう一度臼碆展望台に上ることにしました。案内板には竜王神社400m、黒潮接近地とあります。左手鳥居には龍宮神社とあります。入ってすぐ右を道なりに登って行くと臼碆展望台、鳥居をそのまま直進して分かれ道を右下に下りてゆくと龍宮神社、左道なりに登って行くと監視台へ行きます。わたしは展望台、龍宮神社が好きです。

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足摺岬    臼碆龍宮神社    桜

 記念碑、由来は今度勉強しよう。少し桜が咲いていました。今日は急ぐので展望台のみにしよう。展望台、龍宮神社の見学は高低差があって結構疲れます。70歳以上の方とか、足腰に不安がある方、超肥満の方、体力のない方少しヨイショを覚悟、もし一ヶ所と絞ればやはり展望台と思います。足元に注意して。

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足摺岬    臼碆  展望台低気圧接近

 展望台からの眺めです。夕暮れの臼碆もよいのですが、今日は天気予報の通り海には白波が立ち、なにやら怪しげな雲行きです。遠くに竜串から叶崎かなぁボランティアの方にもう少し確認しておくべきでした。

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足摺岬   臼碆展望台  臼碆灯台と龍宮神社

 右臼碆灯台、左画面下ちょっと赤い建物が龍宮神社です。龍宮神社前のハエは沖のウスバエ、その右斜め下がミバエです。ガイドさんの話を復習して調べました。引用は「高知新聞社発行、高知の海釣り」です。

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足摺岬    臼碆展望台   臼碆龍宮神社

 松尾、足摺方面へ振り返り見下ろすと臼碆龍宮神社があります。赤い色ですぐ分かります。この時期、潮の流れが速いようです。4月は鳴門の渦潮も一年中で一番大きなものができるそうですが関係があるのでしょうか。ガイドさんは黒潮の流れが分かるそうです。確かに潮流は見えますがわたしには判断できませんでした。

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足摺岬    臼碆   龍宮神社と臼碆の流れ

 臼碆展望台からすぐ下を見下ろすと、紅い建物が龍宮神社、その先のぽつんとした岩礁が沖のウスバエ、その左が汐崎。(前述引用)なんとなくすぐ出てくるようになりました。臼碆という名の由来は駐車場トイレの右隣の案内板に書いてあります。後日、土佐清水市観光課の記述を引用します。轟々と流れ、臼を引くように渦を巻いて流れるさまはしばし時を忘れさせるほどです。


岬の展望台

2006-04-16 02:13:29 | 岬の展望台

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足摺岬    足摺岬灯台    岬の展望台

 金剛福寺のお参りを済ませ遊歩道の散策です。お決まりは岬の展望台、ここからの情景は数々のガイドブックなどに掲載されています。でも人それぞれの旅の思い出としてこの展望台からの情景は記憶されるのだと思います。この日は時々薄日がこぼれますが再び雲に覆われます。展望台には複数の双眼鏡があります。京都の製作会社だったと思います。さあ、どこを見ますか。

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足摺岬    足摺岬灯台    君こそスターだ

 柔らかな曇り空から散光された朝の光にたつ足摺岬灯台です。左手から朝日が昇ってくる状況でしたが今日は柔らかな光が灯台を包んでいます。どうして足摺岬灯台が好きになったかよく分かりません。わたしにとって「君こそスターだ」なのです。灯台を見るとなにやら幕が見えます。分かりますか。

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足摺岬    足摺岬灯台    遮蔽幕

 灯塔窓に幕が見えます。これは「遮蔽幕」といって日の出の太陽光を直接受けてしまうと光学系の装置を壊してしまうために光を遮っているのです。この遮蔽幕は自動的に開閉されるのだそうです。この遮蔽基準は時間で制御されるのか、天空照度で制御されるのか、あらかじめプログラミングされているのか海上保安庁のかたに聞くのを忘れてしまいました。

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足摺岬    岬の展望台    展望台から海

 この日は時に、太陽がうす雲にその姿をのぞかせて海面を照らしていました。旅行なんて写真を撮るよりしっかりと自分の目で見て記憶にとどめることとよく言われます。それもそうですがわたしは、自分のアルバムに残したい。何十年後にそのアルバムから異臭を放ち乳剤が溶解しても。

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足摺岬    岬の展望台    光る海

 曇った空から時々薄日が差し込み海面にいろいろな光る波紋を見せてくれます。朝ですから当然日の出を期待して展望台を訪れる人がいます。多くは若い幸せそうなカップルです。そう見えます。「写真を撮らせてもらっていいですか、お二人で。いいですよ。ほんとにいいのですか。いいです。顔写っていいですか。いいです。」そんな会話があって写真を撮影させていただきました。

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足摺岬   岬の展望台    二人だけの海

 お二人の写真を撮影させていただきました。「ご結婚されているのですか。」「いいえしていません。」「お幸せに。」短い会話を交わしてお礼を言って移動しました。二人は光る海をしばらく見ていました。いいですよね二人だけの海。階段を下りて退散しよっと。ここには写真を掲載しませんでした。


納経所

2006-04-15 00:57:30 | お遍路さん

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足摺岬    金剛福寺    納経所

 団体あるいは旅行会社が募集する巡拝ツアーには巡拝を滞りなく行えるようにお世話係あるいは添乗員が同行するのだそうです。はじめの頃は何をしているのかわたしには分かりませんでした。

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足摺岬    金剛福寺    添乗員のかた

 なにやらドライヤーを使っています。写真はご本人の許しをいただいて撮影しました。お遍路さんは納経帳、納経軸、笈摺に納経朱印をいただくのだそうです。添乗員のかたと思うのですがスニーカーが似合う清楚なかたでした。

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足摺岬    金剛福寺    納経軸

 納経軸というものだそうです。八十八ヶ所をまわって結願できたら表具して仏間、床の間に泰安して勤行し子孫に家宝として伝えるのだそうです。棒に見えるものはお遍路さんが使用した金剛杖を使用するのだそうです。

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足摺岬    金剛福寺    納経帳

 色とりどりの納経帖、様々なお遍路さんの巡拝の思いが記憶されているのでしょうか。色の決まりについては、納経札のようにその色で巡拝回数が異なるのかよく分かりませんでした。

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足摺岬    金剛福寺   女性添乗員のかた

 お遍路さんにとってやはり巡拝が主体であると思うのですが、納経帳、軸などはその証として大切な物だと思います。お寺さんが心を込めて寺印したものをやはり美しく残したいものです。細やかな気配りと体力も必要だそうです。ドライヤーにしてもなれないと焦がしたり、とばしたりしてしまうのだそうです。誰でもできるものではないと先達さんが教えてくれました。添乗員さんありがとうございました。