足摺岬 金剛福寺 平成大修理
金剛福寺、わたしにとって足摺岬への旅では足摺岬灯台とともに双璧となる場所です。いわば現代構造物の足摺岬灯台と歴史的文化財の金剛福寺そして、それらを取り巻く足摺の自然が好きです。
足摺岬 金剛福寺 手洗鉢
お寺に入るとき一礼をして仁王門を通り左手、手洗鉢に向かうと景色がいつもと異なっています。重機が入って工事をしていました。以前、お守りを購入したときいただいた手ぬぐいに「平成大修理」とありました。工事が始まっているのです。
足摺岬 金剛福寺 納経所へ
手洗鉢から階段を上がりいつもは鐘をつくため左へ向かうのですが、やはり雰囲気が異なっています。
足摺岬 金剛福寺 納経所から本堂
鐘をつくため左手を見るとそこには以前に見覚えがあった景色とは大きく異なっていました。
足摺岬 金剛福寺 本堂から愛染堂
今までの庭の情景を思い出すことがなかなかできません。それほど混乱し、印象的な光景でした。
足摺岬 金剛福寺 権現堂から大師堂
よく見ると、池のような構造物があるようです。水に様々な巨石が浮かぶように配置されるのでしょうか。千百数十年の歴史があるといわれる金剛福寺においてはまさに平成大修理として記録に残るものだと思いました。左手には新しい鐘つき堂があります。
足摺岬 金剛福寺 多宝塔をのぞむ
役者堂を背後に多宝塔、不動堂を見渡す。その数々の石の巨大なこと、またその一つ一つに個性があり素人のわたしでも見事なものだと理解できる。以前、他のお寺の関係者に聞いた事があるのですが、その寺の住職はやはり灯篭の石に細心の注意を払い京都まで石の見極めに行ったそうです。
足摺岬 金剛福寺 鐘つき堂から本堂
思うに、歴史のなかで数々の文化財を有する金剛福寺、後世に伝えるためにも確かなもので構築していかないと全体の調和が保たれないのではないか、そんな思いが感じられました。今度行くときはどんなに変化しているのでしょうか。楽しみです。
足摺岬 金剛福寺 大師堂にて
見渡すと、本堂でお参りを済ませ、粛々と大師堂にてお参りをするお遍路さんが見えました。
足摺岬 金剛福寺 本堂
訪れたときは四国を低気圧が通過中、朝からの激しい雨がやんだものの強い風は午後までつづきました。宿で歩き遍路の方を見送って、金剛福寺にお参りしました。