足摺岬からの帰り道、午後の日差しは冬の弱い日差し。大岐の浜には定番の駐車場があります。ちょっと駐車できそうな時は今来た場所を少し眺めて帰るのがいつものパターン。足摺岬はずっと奥の奥でここからは見えませんがなんとなく海を見て今回の足摺岬の旅を回想します。
ここ大岐の浜はサーフィンで有名ですよね。お遍路の道でもあるのだそうですが頻繁にお遍路さんの姿を見ることはありませんでした。砂浜を歩くなんてとても厳しいことだと思います。
サーファーです。見るからにメタボリックシンドロームとは縁のない体型です。たぶん目もきらきらと輝いているのでしょう。わたしも若い頃、妻に「目が輝いている。」と言われたことがあったなあーと波の打ち返す音に混じるように記憶が記憶の螺旋の迷宮から甦ります。
大岐の浜以前からあまりその姿を大きくは変えていません。これから向う大方町は海岸線の整備、キャンプ場の整備、スポーツ施設、宿泊所など海岸沿いに多くの施設が建設されています。最近は黒潮市場のレストランよりビオス大方のレストランで食事をして一休みすることが多くなりました、わたしにも若い頃があったなーわたしもまだ枯れていませんからもう一花。
しばらく待って波に乗れたサーファーを見かけました。ほとんどラッコさんの様にぷかぷっか浮かんでいるのですが沖合いの打ち寄せる波に定めをつけて手際よくボードに乗ります。わたしには無理だな。おぼれてしまいそう。そんな情景を30分くらい見たりちょっと仮眠をとって次の場所へ移動の準備に取り掛かります。
もうここから先は足摺岬の思い出には浸っていられません。きっぱりとモードを切り替えます。ああ、今日足摺旅日記は「ぎっくり腰」になって身動きもとれず悶々としています。これは明らかに金剛福寺の仏さんや白山神社の神が「もっとしっかりしなさい。」啓示なのかも知れません。腰の痛みとれるかなあーと思いつつ足摺岬へはいついけるかなーとも思いました。