大学時代、友達の数人が書を学んでいた。
各々師事する先生に就いて、熱心に励んでいた。
毎年、それぞれの展覧会に招待を受けて、作品を見学しに出かけた。
少字数で1字のみを大書する人や、篆刻の臨書をする人など、流派はさまざまだった。
卒業する際、その中の一人がいくつかの作品をくれた。
卒業したら実家の商売を継ぐために、繁盛するようにと『千客万来』を書いてくれた。

友達の部屋に飾ってたのもある。
きっと気に入っていたのだろう。
押しピンの跡が残っている。




色紙

懐かしくなったので、出してみた。
友達へ、有難う。
今でも書を続けていて、時折上京すると話していた。
各々師事する先生に就いて、熱心に励んでいた。
毎年、それぞれの展覧会に招待を受けて、作品を見学しに出かけた。
少字数で1字のみを大書する人や、篆刻の臨書をする人など、流派はさまざまだった。
卒業する際、その中の一人がいくつかの作品をくれた。
卒業したら実家の商売を継ぐために、繁盛するようにと『千客万来』を書いてくれた。

友達の部屋に飾ってたのもある。
きっと気に入っていたのだろう。
押しピンの跡が残っている。




色紙

懐かしくなったので、出してみた。
友達へ、有難う。
今でも書を続けていて、時折上京すると話していた。