私事の独り言をつぶやく。
祖父母が死去し、株の端株がたくさん残っていた。
約60銘柄ほど。
株券の管理は、信託銀行に委託されているようで、
三菱UFJ信託銀行、三井住友信託銀行、みずほ信託銀行の3社。
銘柄ごとにこの3社へ全て振り分けた。
名義人が他人名義になっていたのもあり、この場合の相続手続きは、
株購入時に捺印した印鑑でないと承認されない。
印鑑が合致すれば、他人名義であっても有難いことに問題なく解決できた。
相続人の氏名、捺印をひと銘柄ごと、1枚ずつ書いていった。
60銘柄あったので、この作業を60回繰り返したことになる。
しかし残念ながら、手続きが進まず、2銘柄だけが残った。
こんな苦い経験をしたので、もし株式で相続したら、後の作業が大変難解だと感じ、父とよく相談して、生前に全て売却してもらった。
おかげで相続の時、計算も簡単で、滞ることなく相続できて良かった。
祖父の時、株券の計算が死亡月の高値と安値の平均値を出して、計算したと思う。
なんだか複雑だと感じていた。
母についても、今なお健在ではあるが、認知症が進行する前、元気な時、自分で自分の名前が書ける間に、母にも全部株式を売却してもらった。
株の売却後、証券会社の口座も閉鎖した。
母も納得して終活に同意し、きれいさっぱり整理ができた。
自分の時も、元気なうちに少しずつ片づけていこう、と考えている。
因みに、出生から死亡までの戸籍謄本を、除籍謄本というそうだ。
もうその言葉も、すっかり忘れていた。