現代短編名作選

読んだ作品、


尾崎一雄氏「虫のいろいろ」

吉行淳之介氏「鳥獣虫魚」

吉行淳之介氏「三人の警官」

は、講談社文庫本の現代短編名作選より。


吉行淳之介氏『菓子祭』の単行本から数編。

『菓子祭』は古本屋で購入した中古の初版本に作者のサイン入り。

前の持ち主が、サインをしてもらっていたものでした。

今となっては、貴重な本。

さよなら、クロ

愛犬・花と重なってしまった。

手術の成功に喝采を上げた。

終わりの葬儀のシーンには、映像が滲んだ。

花はまだまだ元気で、
散歩の途中急に走り出したり、同じところをクルクル回ったり、
好き勝手な時に吠えたり、ドッグフードをぱくついたり、
背中を丸めて眠ったり、寝息をしたり、
人の顔を舐めたり、足元に顔を埋めて来たり、
膝の上にのっかかって来たり、私の腿の上で仰向けに寝そべってみたり、する。


その花と映画のクロがダブって見えた。



花の動画を撮って置きたい、残して置きたい衝動にかられた。



写真でも、子供、年配者、動物には勝てないと言われている。



本当に、犬物語にはかなわない、と思った。