浅井久仁臣 『今日の中東』

1971年のパレスチナ初取材から、30有余年中近東を見続けてきたジャーナリストが独自の視点をお届けします。

ハマースの外交

2006年06月02日 | Weblog
 パレスチナ自治政府の政権を握ったハマースが、積極的な外交を推し進めている。  これまでハマースは、欧米諸国が選挙結果を受けてパレスチナへの財政支援を見合わせると、サウディ・アラビアやエジプトなどのアラブ諸国から援助の継続の約束を取り付け、イラン、ロシアなどを皮切りに支援を受けられそうな国を訪れて、支援の輪を広げてきた。そして今回、自治政府の外相を務めるハマースの幹部、ザハル氏を中国に送った。  . . . 本文を読む