ありゃりゃサンポ

近現代の建築と一日八千歩の散歩の忘備録。美味しいご飯と音楽と。
東京都全域を徒歩で塗り潰す計画進行中。

祭りの秋

2013年10月15日 | TOKIO散歩
13日のポタリングの途中、街なかで行われているいくつかのイベントに遭遇しました。
秋は祭りの季節です。昔は祭りは神社でしたが今は商店街が祭りの中心かも知れません。


神楽坂では音楽を中心としたイベントのようでした。商店街の何か所かで一日中演奏が行われていたようです。
写真は謎の弦楽器の女性と尺八。ちなみに写真の後ろの白い暖簾、「五十番」というとんかつ屋さんですが安くて美味しいとんかつの店です。最近お気に入り。


音楽之友社の前では大きな和太鼓と尺八の女性。これだけの大きさの胴だと空気の振動もものすごく体で音を聞く感じです。
通りすがりだったのでごくわずかな時間見ただけですが、やっぱり場所柄、和のテイストだったのかな。


一方こちらは競技場から家に帰る途中、池袋駅まで開催されていたよさこい。
よさこい人口、おそろしく増えているみたいですね。100人を軽く超える団体から20人足らずのグループまで。みんな楽しそうだ。




池袋駅周辺だけで5か所、池袋以外でも巣鴨、大塚、目白に演武会場がある「東京よさこい」というイベントでした。
参加団体、全部で111団体が、一日に4か所くらい回って演技する見たいですね。
以前も通りすがりに見たことはあったのですが、一度どこかでビールでも飲みながら腰を落ちつけて見て見たいです。
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第6回東京夢舞いポタリング

2013年10月14日 | 自転車生活
ということで、ポタリング本編です。写真がっつり十数枚貼ります。

当日はめでたくも快晴。7時過ぎに家を出て主に明治通りで7時40分くらいに国立競技場に到着。日曜の早朝なんで車も少なく快調でした。
受付でTシャツとゼッケンをもらって、まずはハフハフ言いながら競技場内を撮影。
グラウンドでは和太鼓チームの演奏やチアリーディングの演技などで徐々に盛り上がりつつあります。


マラソンが1500人、ポタリングが500人。チームで参加している人たちも多くて楽しそうに記念写真を撮っていました。


スタートは9時から1分ごとに。マラソンと自転車は同時スタートです。電光掲示板の時計はスタート10分前。ちょっとドキドキ。


私は9時7分のスタートでした。スタートしてまずは競技場内のトラックを一周。これが超キモチよかったです。チアリーダーJKに見送られて競技場を出発。


マラソンと自転車はほとんど同じコースを走るのですが、ところどころ違います。
これは競技場から明治通り~表参道経由で神宮外苑に来た自転車と、外苑の中を突っ切ってきたマラソンが出会ったところ。

ここでコース図を貼っておきましょう。

紫の線が自転車、ところどころにある青い点線がマラソンのコースです。そうそう。東京ゲートブリッジは渡れませんでしよ。遠くから眺めるだけ。


青山通り。この大会、よくあるマラソン大会と違って交通規制ありません。マラソンは全部歩道を走ります。赤信号すべて止まります。
エイドステーションはありますが、チェックポイントもありません。疲れたら電車に乗ってもかまいません。とにかく無理せず楽しくがモットー。


途中で歩行者専用の道で自転車は押して歩くところもあります。これは月島なんですが、途中で買い食いするのを楽しみにしている人もいます。


有明辺り。湾岸を走るのは眺めが良くて楽しいんですが、次々に橋を超えるのがちょっとハード。勝鬨橋から南を走るのは初めてです。


25kmを過ぎたあたりの亀戸香取神社。このあたりで11時半くらい。そろそろお腹が空いてくるころです。


名所ポイントごとで写真を撮りたいと思っていたのですが、後ろの自転車に邪魔になりますからそうそうは止まれません。ここだけは歩道から撮影しました。


押上~両国~飯田橋と来て神楽坂のエイドステーション。ここも何かのイベントの日だったらしく街角でいろいろな音楽が演奏されていました。


早稲田から明治通りと来てようやく国立競技場に帰って来ました。幸いなことに疲労はそれほどありませんでした。(年寄りの疲れはは翌日から来る)


最後にもう一度トラックを一周。この写真は走りながら片手スマホで撮影したものです。無事にゴールで来て本当に良かった。幸せな一周でした。


ゴールは13時58分。9時7分出発だから4時間50分かかりました。ほんとうに長閑な大会です。

42.195kmというのを初めて体感しましたが、やっぱりけっこう長いです。私がゴールするころに一緒にゴールするマラソンランナーもたくさんいしたが
あの距離を5時間足らずで走っちゃうって本当にすごい。オリンピックだとこの距離を2時間少々で駆け抜けるって、それはもう人間じゃないです。


ゴールして「参加証明書」をもらいました。ツールド沖縄の時は「完走証明書」でしたが、こちらは参加して戻ってくればいいんですね。
確か夕方5時までに帰ってくればよかったようです。
ポタリング42.195km+競技場までの往復19km。合わせて61km。そんな距離をさらっと走るなんて5年まえなら考えられないな。

お天気に恵まれて、風も湾岸部以外ではそれほど強くなく本当に走ることを楽しんだ一日でした。
驚くほどたくさんのボランティアの人たちに支えられて行われる大会。皆さんありがとうございました。
国立競技場は来年はもう使えませんので、今度はどこがゴール&スタートになるか分かりませんが、また参加できるといいなと思いました。

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国立競技場Inside

2013年10月13日 | 新国立競技場ができるまで
来年には取り壊し工事が始まる千駄ヶ谷の国立競技場。
しょっちゅう横を通っているのにそういえばこの中に入ったことってなかったなあ、入りたいなあ、何かいいイベントはないかなあ・・
というような話の流れで申し込んだ「第6回東京夢舞いポタリング」。
第14回となる夢舞いマラソン大会と同時開催で、マラソンとほぼ同じコースを42kmほど走りました。

が、その前にそもそもの目的であった国立競技場の「建築見物」です。
まもなく失われてしまう東京の遺産。ノーコメントで10枚ほどご覧ください。(実は疲れて文字を打つ気力がないだけなんですが)





















とりあえず国立競技場の写真を撮っておくという目的が叶って満足満足。
ポタリングの写真はまた別途。
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近未来型全手動エスカレーター

2013年10月12日 | 建築&土木見物
江戸東京博物館の建物とスターウォーズのAT-ATウォーカーの類似について先日書きましたが、もうひとつ江戸博には有名ハリウッド映画を連想させる部分があります。

それは3階の「江戸東京広場」から6階の常設展示室に上がる長いエスカレーター。

これって、

これじゃないかと。(こうやって人に説明しようと画像並べちゃうとそうでもないね)


このSFチックなエスカレーターの入り口。

さすがに20年経って多少古さは感じますが、それでもこれが作られたころのイケイケ感みたいなのは充分感じられます。

で、このぱっかり開いたように見えるドーム型の部分、当然開閉できるように見えます。
左手のチケット確認の女性に「これって動くんですよね?」と聞いたところ「いえ、動きません」との答え。
あれー、そうなんだ見かけだけかと思って写真を撮っていると、後ろから右手に写っている警備員らしき方が「動きますよ」。


ドームの下に何気なく置いてあるこの円形のハンドルを、外側の所定の位置に差し込んでぐるぐる回すと


その回転がギアボックスを通して下部の写真に伝わって、このレールに沿ってゆっくり動いて閉まるんだそうです。
やはりここが開きっぱなしで夜間にいたずら者が歩いてエスカレーターを登ったりしたら困りますもんね。
動かないと答えたお姉さんはきっと何か質問の意味を取り違えたものと思われます。

しかし、これだけ「未来的」な造形で我々を迎えるこのエスカレーターの扉が鉄のハンドルで人力ぐるぐるというのはちょっと楽しいですね。

閉まっているところも見て見たいものですが、夜か休館日にでないと見られないのか、見たいなー。誰か頼む。


私は行きも帰りも必ずこのエスカレーターを使います。てゆうか中のエレベーター乗ったことないかも。



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江戸博のジオラマ

2013年10月11日 | 美術館と博物館
江戸東京博物館つづき。
常設展示のジオラマも何度も写真に撮っているのですが、背景をぼかせるカメラで一度で撮影したいと思っていました。


ミニチュアモードでない本物のミニチュア。




両国橋と西岸の盛り場。
明暦の大火の後で、この場所を防火対策として火除地とし、そこに自然発生的に見世物小屋などが集まってできました。
よく浮世絵などで見られる不思議な形のラクダや象などは、オランダを通じて実際にここで見せられていたとか。


こちらは明治。鹿鳴館あたり。ほんとうに一人一人の人形を丁寧に作ってあります。
これらもみんな設置されてから20年経っているんだろうか。いつみても状態はとてもいいです。


ニコライ堂。関東大震災の時に右側の尖塔が倒れてドームが破損。内部は犠牲者の安置場所にもなりました。
4年後に形を変えて再建され、現在に至っています。昔はこんなんだったんですね。

何度見ても楽しい江戸博のジオラマでした。

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明治のこころ モースが見た庶民の暮らし

2013年10月10日 | 美術館と博物館

江戸東京博物館 開館20周年記念特別展だそうです。

先日のゴードン・スミスが憧れの極東にやって来て「ニッポン仰天日記」を記すのに先駆けること20年。
貝類研究者として明治初期のニッポンを訪れて三日目、横浜から新橋に向かう車窓から大森貝塚を発見したのがエドワード・モースさんです。

東京大学教授として動物学の研究、講義を行います。日本に進化論を伝えたのもモースだとか。
大河ドラマの「八重の桜」が今同志社女子大設立のあたりですが、モースの初来日がほぼ同じころです。


相変わらず怖いくらいに巨大な建物。今、都内にある建物の中でも形のユニークさでは5本の指に入るでしょう。
私はこの建物を見るといつもこれを思い出します。

スターウォーズのAT-ATウォーカー。

4本の柱はそれなりに巨大に見えるのですが、やはり更に巨大な博物館を上空で支える躯体としては充分ではないらしく、地震になると上部の揺れは大きいらしいです。さもありなん。


こちらが1階の特別展入口。

展示されているのは、モースの残した記録、スケッチや写真、蒐集した庶民の道具たち。
これらは「全米最古といわれるピーボディー・エセックス博物館が誇る日本コレクションの中核を占めている」んだそうです。
展示の導入部分は日本滞在の時間軸に沿っていて、途中から「食べる」「遊ぶ」「装う」などの生活ジャンル別の展示になります。
当時の日本人がその手で生み出した作品のすごさにただただ驚くだけ。
正確な言い回しは忘れましたが、モースの残した言葉に「日本では職人の作る日用品と芸術作品の境界線がほとんどないか、時にはまったくない」
というのが文字として張り出してありました。写実的にトンボやバッタを模した竹細工の一輪挿しを見ながら深く同意。

あの時代の日本を外からの目で楽しみ慈しみ、後世に残すために尽力した外国人がいてくれたことに感謝しました。


生き人形。生きているかのように見える精巧な実物大の人形を見世物工業で見たモースがアメリカに持ち替えるべく作らせた数体のうちのひとつ。


会場を出たところにあるショップがこんな感じ。日本で現在手作りされている日用品を集めて販売。竹細工や曲げわっぱ、ブリキの道具などがずらり。
これはなかなか面白い企画ですね。伝統的な職人の技がなんとか生きながらえるよう祈ります。


2種類だけ作られていた公式Tシャツのうちの一種類がこれ。YAKI-AMI。意外とユーモアで押してきます。
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『旗本御家人 お仕事いろいろ』展 国立公文書館

2013年10月09日 | 美術館と博物館
皇居竹橋、国立近代美術館の隣に国立公文書館があります。

近代美術館と、もうちょっと上にある近代美術館工芸館(近衛師団だった赤レンガのかっこいい建物)は時々覗くのですが、
そのふたつの間にある国立公文書館は今まで「ただのなんかの役所」かと思っていました。
まあ役所と言えば役所なんですが、ここは「国の重要な公文書」保有、保存し、それを公開する施設なんですが、「国」もずいぶん長く続いていますので
保有する公文書も近代の物から遥か昔の古文書までそれはもう幅広いのでした。古くは平安時代から30種近くの重要文化財も含まれています。いわば文書専門の博物館みたいなもんだったんですね。


2階から上ではいろいろ手続きをしてそれらの閲覧ができまるようです。この日は1階の壁際ぐるりを使って開催されているこんな特別展を見てきました。


このあたりは大奥の「御乳持(おちもち)」の記録。将軍家の赤ん坊に母乳を与えるお仕事。
採用に当たって乳房の形、乳の量や質などを吟味され、採用後は常に自身の食べ物にも厳しく制限されたり、
日常生活も監視下にありストレスが高かったためかなりの好待遇にも関わらず御乳持のなり手は不足状態だったとか。

まあ、そんな感じで今ではみられない各種のお仕事を当時の幕府が几帳面に記録したものを元に紹介するものでした。


これは「御書物方(ごしょもつかた)」と呼ばれる幕府の蔵書や書類の保存に関わるお仕事の記録。後撰和歌集の複製本を作成する作業ですが、
当時の書物奉行が単に文字書き写すのではなくその原本の書体、筆運びまで完コピする技能がありました。(上が原本で下が写し)


金座における貨幣の製造過程の巻物絵図。当時、製造方法は極秘であり、それを隠すために絵図の順番が製造過程と関係なくバラバラ。
別の書類で絵図の正しい並び順と合わせて見て初めて内容がわかるようになっています。


正保城絵図の複製プリント。正保元年(1644年)から幕府が諸大名に命じて日本全国の絵図を作らせたもの。明治時代の火災でかなり失われましたが
残っている48の城絵図が販売されています。菊全判(939×636)くらいの大きなものでちょっとびっくり。とても美しい印刷です。1枚1,000円。大人買いしても5万円足らず。どうでしょう?

古文書が読める人にはかなり楽しい施設ではないかと思います。

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ゴードン・スミスのニッポン仰天日記

2013年10月08日 | 日記B
9月末に日本近代文学館のcafe BUNDANに行っって、その時に
『私は近くの棚の上にあった荒俣宏コーナーの2冊にはまって、しばらく動けなくなりました。』と日記で書きました。

その後やっぱりその本を最後まで見届けたくなって、amazonで2冊とも買ってしまいました。

『ゴードン・スミスのニッポン仰天日記』1993年 小学館。20年前の本なので当然古本ですが、えらくきれいな状態で届きました。


明治の後半に数度にわたって日本に滞在したイギリスの金持ちボンボンの日記。
この手の本はいくつか有名なものがあるのですが、いずれもお抱え外国人として日本にやとわれた正統的な学者だったりするのですが
このボンボンはとりあえず奥さんとうまくいかなくなって東洋に逃げてきた風な感じ。酒飲んで狩猟してもっぱら遊んでます。

たまたま今日、江戸博でエドワード・モースの同時期のニッポン・コレクションを見てきたのですが、こちらは東京大学の教授としてまっとうに研究や蒐集に勤め
その中で日本と言う国の文化や風習を常に驚嘆の目で見て語る「ニッポン・すばらし!」的な記録が主体です。

一方こちらの著者のスミスさんはというと、好奇心は旺盛でコレクター、記録者としても優秀なのですが、西洋人には奇妙に見える日本の風習や、人、食べ物、
使用人、医者などに対して露骨に毒舌です。かと思えば、日本の女性に対する興味とマメさ加減がこれまたちょっと濃厚で。
そのストレートさにはある意味、人間味を感じますし、そこがこの本の面白さともなっています。不思議の国に来て、驚いてイラついて時には怒りが爆発する明治時代のイギリス人。
面白そうでしょ。でも結局はイギリスに帰るたびに日本が恋しくなってまた来ちゃう。やっぱりニッポンが大好きなんです。


先週からなんかやたらと本が届きます。これ以外にも読みかけになってるもいくつか。
昨日届いた「アル中病棟(疾走日記2)」も面白いに決まってるんだけど、マンガとしてはありえないくらい文字が多くて時間かかりそう(うれしい)

ま、読書の秋ってことで。blog若干停滞しますがよろしくね。



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見晴湯 神楽坂

2013年10月06日 | 建築&土木見物
神楽坂、赤城神社のちょっと手前辺りでお昼ご飯の場所を探している最中に銭湯の煙突らしきものが見えました。
四角い煙突がちょっと昔の工場みたいで、煙突を頼りに近づいて行ったのですが銭湯としては廃業しているみたい。

何か手がかりを求めて裏手の方にも回ってみましたが、ちょっと崖の際みたいな場所で、思うようなアングルで写真が撮れません。

廃墟っぽさは伝わるかと思います。この手の風景が好きな人の目にもつくようで、たくさんの人がblogに書いています。
いつかの美しい造形のゾウのすべり台がある公園のちょっと上。すべり台、見晴湯、赤城神社、なんてコースでお散歩できます。


反対側を眺めるとこんな風景です。実際の建物はもうちょっと上の方に在ります。
銭湯の構造はよく分かりませんが、お風呂場から本当に見晴しよく下界が眺められたのかも知れません。



今週はちょっとイベント続きで、水、金、土と少々大目にお酒を飲んでいてくだびれました。
昨日はいつものセッションでTempus Fugitをベースで。Final Eyesをアコギで。うまく行ったので良かった。
いろいろ発散になります。
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旧前田侯爵邸 和館

2013年10月03日 | 建築&土木見物
駒場公園ファイナル。先日紹介した旧前田侯爵邸の続きです。
バリバリの洋館の東側から渡り廊下を伝っておよそ20m。今度は書院造の堂々たる日本建築の家があります。

といっても渡り廊下のあたりは入れませんので実際には外を伝って正面玄関から入ることになります。




上の写真の手前側が21畳、奥が17.5畳だと思います。

前田さんは洋館の方を住まいにしており、後からできたこちらの和館を迎賓館的使っていたとのこと。
まあ確かにヨーロッパなどのお客様を迎える場合に、がんばってどんなに立派な洋館を建てたとしても、それが西洋建築の伝統の中で生きてきた西洋人に
どれほど立派に見えるかと言うのは疑問です。それだったらまったく違うこっちの伝統で勝負した方が勝ち目があると考えるのは当然かと。




現在は「駒場公園の休憩所」みたいな使われ方なんだそうです。豪勢だね。
このきもちのいい縁側で何時間いても追い出されることはないはずです。たぶん。
読書に勤しむ学生さんが写っていますが、若くしてこういう場所で寛ぐことを覚えたあんたはエライ。

こちらの茶室や和室も1,000円程度で一般利用もできるらしいです。
清澄庭園でもここでもどこでもいいから一度貸切っていうのをやってみたい。でも何に使ったらいいんだ?ハンドベルの練習か?

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虹追い人

2013年10月02日 | 日記B

最初に目に入ったのはこの場所で。でかいきれい。びっくりだ。どこに行けばもっときれいに見えるかあせりながら考える。


やっぱラクーアか。それとも文京シビックの展望台まで一気に登るか。


ラクーアにした。エレベーターで上がってる間に虹が消えてしまうかもしれぬ。みんな写真を撮っている。


ジェットコースターの描くカーブと正反対に虹のカーブ。この写真をmixiに送りました。
タイトルは『虹のサイン波』。分かる人だけ分かればいい。


より良い場所を求めて歩きはじめたらコースターがやって来た!あのコースターから見たらどんなんだろう。


虹が静かに消えて入れ替わりに日没の光です。


ついでなんで文京シビックにも上りました。


都会の夜景は本当に宝石箱や。

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東京大学駒場地区キャンパス

2013年10月01日 | キャンパス建築巡り
新しい朝ドラ「ごちそうさん」が始まりました。毎日おいしそうな料理がきれいに撮影されて見られるのはうれしいことです。
初回の放送ででもうひとつうれしかったのが、明治末期の頃の本郷がセットで再現されていること。
先日「菊坂あたり」という日記で本郷坂下あたりのこと書きましたが、明治末から大正ロマンの頃の本郷の雰囲気の想像のきっかけになります。

と、本郷の話をしつつ、今日は本郷ではなく駒場の方の東大キャンパス。1,2年生の教養学部は全員こちらに通うんだそうです。
もともとはこちらに前身である駒場農学校があり、その後本郷にあった旧制第一高等学校と用地を交換、その後の新制大学移行により旧制一高が
新制東京大学の教養学部になったと、こういう歴史のようです。


正門正面で迎える一号館(1933)。本郷キャンパスの安田講堂などと同じく内田祥三の設計。中には入れませんでした。


一号館の裏から東西に貫く銀杏並木。本郷の銀杏並木もすごいですが、こちらもきれいだろうなあ。


この時期、すごい量のギンナンが下に落ちていました。戦前の学生だったらがんばってかき集めて食糧にしたかもしれません。とりあえずすごい香り。


教養学部900番教室(1938)。駒場キャンパス中で最大の教室で行動として使われています。
1977年に卒業生である森ビル初代社長の寄付でオルガンが設置されました。そのちょっとおもしろいいきさつがこちらに。


敷地の一番東側の窪地にはこんな池がありました。いろいろと本郷のコピーっぽい駒場です。本郷の池が「三四郎池」、こちらは通称「一二郎池」というそうです。


「一二郎池」の手前一帯が建築中も含む新しい校舎群。がらっと雰囲気が違います。図書館、食堂とカフェ、購買部などが庭に面してあります。
本郷もそうですが駒場も散歩で訪れる一般人が多く見られます。


駒場キャンパスで私が一番惹かれているのが建物ではなくこの辺りの桜。野球場を囲むぐるり一帯が全部桜です。春になったらわざわざでも行くぞー。
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