ありゃりゃサンポ

近現代の建築、町並みと橋が好き。
一日八千歩の散歩の忘備録。美味しいご飯と音楽と。
東京都全域をGPSで塗り潰し中。

高崎観光 10月27日

2019年10月30日 | たびたび旅

高崎2日目。ちょっとは群馬の自然にも触れたいなということでタクシー観光に。高崎駅から山に向かって走ること40分ほどで榛名神社にやってきました。

渓流沿いに進むと三重塔。近世以降、榛名山巌殿寺・満行宮として神仏習合。明治の分離令とほぼ同時期の再建のため棄却を免れたようです。

徐々に岩山の麓に分け入って行くような参拝道。

神橋で巨岩のお出迎え。

紅葉はようやく色づき始めてきたあたり。そのおかげでそれほどひどい混雑もなく歩けました。奥に滝。

左右からせり出す岩の隙間に通される階段。ドラマチックな仕掛け。

階段の上に双龍門。もう後ろの塔のような岩山しか目にに入りません。左右の門扉に円形の龍の装飾がありました。

双龍門を支える石垣。切込接。水平面を保とうとする右側から左に向けて徐々に乱積み。方向の定まらないすだれ。

ようやく拝殿へ。小さな平地に拝殿と本殿、神楽殿(手前)、左手に額殿と呼ばれる神楽の拝見所がありますが2017~25年度にかけての大修理の最初の改修中。

拝殿と本殿の接続。春日造の本殿は後ろが岩山にめり込んでいます。全面に過剰な装飾の彫り物。

本殿の後ろの岩山の天辺はご覧のようなスリリングな状況に。もうすでに何千年かこのままの形で来ているんだと思われます。

縁の下までぬかりなく組物と彫り物。縁は柱で支えられてるから肘木なんて要らないのに。

拝殿横の手水舎の後ろから社務所の屋根がすぐ近くに見えました。

奥に進むと昭和30年に建設された砂防堰堤。高さ15m以上の堰堤を練石積みで作ったところが当時の最先端ですごいと説明に書かれていました。2006年登録有形文化財指定。

台風の後で水量も豊富。先月、「所さんの目がテン」で近年砂防の研究者が減少していて「砂防」という学問自体が存亡の危機にあるって番組でやってました。
この秋の水害で砂防の重要性がよく知られたのではないでしょうか。人の命を守る大切な学問ですので是非多くの学生に目指してもらいたいものです。

タクシー観光のルートは榛名神社まででしたが、もう4Kmほどで榛名湖と知ったので別料金で行ってもらうことにしました。右が榛名山。ロープウェイで登れます。

観光客もまばらで静かなカルデラ湖。うっすらと全体的に紅葉。

高崎市方向に戻ってせっかくなので高崎観音にも。

高崎白衣大観音が正式名。昭和11年に建てられたものだそうです。146段の階段で肩のあたりまで登れます。登らなかったけど。

ということで3時間少々の観光修了。最後に昨日回れなかった高崎市立中央図書館(佐藤総合計画)を見てからカフェランチ。
今回も二日間しっかり晴れてくれました。
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