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『歩行不足』な現代人は、自己骨盤矯正ができてなーい!自分でできる骨盤矯正に興味のある方へのブログです。

前置胎盤

2023-03-13 06:34:00 | 日記
おはようございます!あるくべきのふみです。寒暖差や花粉で、肌荒れなどなっていないでしょうか?気を付けながらしっかり歩き氷冷しましょう。

最近来られた妊婦さんが、前置胎盤だったので、自分のためにも少しまとめました。

胎盤が正常より低い位置(膣に近い側)に付着してしまい、そのために胎盤が子宮の出口(内子宮口)の一部/全部を覆っている状態を「前置胎盤」というそうです。全分娩のおおよそ1%弱を占めているということで、あまり多くはないようです。

通常、経膣分娩(下からのお産)では赤ちゃん→胎盤の順に出てきますが、前置胎盤では、胎盤が赤ちゃんよりも下(膣)側にあります。胎盤→赤ちゃんの順に下から出てしまうと、胎盤が出る時に大出血してしまい、また、胎盤が出た時点で赤ちゃんは「胎盤からの栄養が途切れ」「自分はまだ子宮内にいるから呼吸もできず」という状態になってしまいます。そのため、出産直前でも前置胎盤の場合には、ほぼ100%が帝王切開になるようです。

しかし、前置胎盤がおこる理由はよくわかっていないようです。

産婦人科健診の超音波検査で発見される方がほとんどで、無症状です。ただ、痛みが無いのに急に出血してくることもあるようです。妊娠28週程度以降には、お腹が大きくなり張りやすくなるので、その時期以降の出血が多いですが、それより浅い週数でも油断はできません。

妊娠の早い時期に前置胎盤と診断されても、妊娠が進み子宮が大きくなると徐々に胎盤が上にあがり(子宮口から離れていって)、最終的には前置胎盤でなくなる例が多数あるようです。なので、妊娠中期頃までの「(仮)前置胎盤」は過度に心配しなくてよいようです。一方、妊娠31週末頃に「前置胎盤」である場合、その時点から胎盤が上がっていく(前置胎盤でなくなってしまう)例はほとんどないようです。

前置胎盤だと「癒着胎盤」になりやすいことが問題です。前置胎盤のうちの5~10%が「癒着胎盤」になってしまいます。通常、胎盤は赤ちゃんが出た後で自然に子宮から剥がれて外へでてくるのに(胎盤娩出)、「癒着胎盤」では、胎盤が子宮にがっちりくっついてしまい、剥がれません。癒着胎盤は「前置胎盤」でない場合にも起こることがありますが、多くは前置胎盤に起きます。

前置胎盤では妊娠28週以降に性器出血の頻度が徐々に増加してきます。早産の時期に帝王切開せねばならないので、未熟児が生まれ、お母さんも大出血することがあります。「予期しない自宅での出血」が一番危険なので、そんなことにならぬように、産婦人科医は妊娠31週末までに前置胎盤か否かの診断をつけます。

こうなると、歩け歩けとはもちろん言えません。お医者様の判断と自分の体調を重視して、『無理しない』を最優先してください。


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