4月で唐桑御殿つなかんを退職しました。
みなさま、お世話になりました。
突然の報告となってしまった方は、申し訳ございません。
えっと、、、、。毎日いろんな感情があふれて「悲しい」の中にも、
楽しかったなとか、帰れてホッとするとか、さみしいなという、
色んな感情が混じっています。アンビバレントな日々をすごしています。
その中で、ひとつわかったことは、このまま、この立場で、
ここで、働いていくのは、もう無理だということです。
この季節、唐桑では、つばきが咲いています。
つばきは、太陽、大地、水。この3つの要素があって、はじめて、花が咲きます。
僕にとって、
「太陽」はやっさんでした。「こっちに向かって、枝をのばしてこい」と導いてくれていました。
「大地」はいちよさん。「安心して、この土地で自由に根をおろしなさい。」と、栄養たっぷりの土でした。母なる大地の愛で包んでくれていました。
「水」は、唐桑の海と食材。人間界で疲れた時に、癒してくれたし、仕事にもかかせないし、いろんな「循環」を生み出していた要素でした。
この三位一体の上に立って、はじめて、僕は料理人として、
「料理」という果実を実らせ、観光客、地元のお客さんに喜んでいただき、社会との関係を築くことができていました。
僕にとっての「太陽」と「水」との関係が途絶えている今、
「どうしていいか、ほんとうにわからないよ。」ということで、東京の実家に帰ることにしました。
これからのことは徐々に報告して行こうと思います。(まずは、この3年間のことをまとめた本をつくろうと思っています。)
「残されたいちよさんは、どうするんだよー!!」と思う方もいるとは思いますが。
今、いちよさんは娘さん2人、娘の婚約者、お孫さんの4人で暮らしています。
葬儀で、いちよさん自身がおっしゃっていましたが、
いちよさん達は、まず「家族の問題として、今回の事を乗り越えていかなくてはいけない。」と思います。
僕自身も毎日そばにはいますが、正直かける言葉が見つかりません。
「気分転換に遊びに行こうよ」というわけにも行かず、
これから「いちよさんたちが乗り越えるべき問題」は「今の立場で自分が関われる問題ではない」と判断しました。
僕は「僕自身の問題」として、この事故に向き合い、悲しみから、抜け出していく過程をひとつひとつ、クリアーに。そして、できることをひとつひとつ、やって行こうと思っています。
いちよさんたちに関しても、「いちよさんたちなら、どうにか、乗り越えられるよ」と前向きな気持ちではいます。
料理人として、沢山の想像力をもらった、唐桑の土、人々、食材、そして、海に。
愛と感謝の気持ちを申し上げます。
どうも、ありがとうございました。
また、笑顔で、地球のどこかで、お会いしましょう。
今井竜介
arinomamaki@gmail.com
みなさま、お世話になりました。
突然の報告となってしまった方は、申し訳ございません。
えっと、、、、。毎日いろんな感情があふれて「悲しい」の中にも、
楽しかったなとか、帰れてホッとするとか、さみしいなという、
色んな感情が混じっています。アンビバレントな日々をすごしています。
その中で、ひとつわかったことは、このまま、この立場で、
ここで、働いていくのは、もう無理だということです。
この季節、唐桑では、つばきが咲いています。
つばきは、太陽、大地、水。この3つの要素があって、はじめて、花が咲きます。
僕にとって、
「太陽」はやっさんでした。「こっちに向かって、枝をのばしてこい」と導いてくれていました。
「大地」はいちよさん。「安心して、この土地で自由に根をおろしなさい。」と、栄養たっぷりの土でした。母なる大地の愛で包んでくれていました。
「水」は、唐桑の海と食材。人間界で疲れた時に、癒してくれたし、仕事にもかかせないし、いろんな「循環」を生み出していた要素でした。
この三位一体の上に立って、はじめて、僕は料理人として、
「料理」という果実を実らせ、観光客、地元のお客さんに喜んでいただき、社会との関係を築くことができていました。
僕にとっての「太陽」と「水」との関係が途絶えている今、
「どうしていいか、ほんとうにわからないよ。」ということで、東京の実家に帰ることにしました。
これからのことは徐々に報告して行こうと思います。(まずは、この3年間のことをまとめた本をつくろうと思っています。)
「残されたいちよさんは、どうするんだよー!!」と思う方もいるとは思いますが。
今、いちよさんは娘さん2人、娘の婚約者、お孫さんの4人で暮らしています。
葬儀で、いちよさん自身がおっしゃっていましたが、
いちよさん達は、まず「家族の問題として、今回の事を乗り越えていかなくてはいけない。」と思います。
僕自身も毎日そばにはいますが、正直かける言葉が見つかりません。
「気分転換に遊びに行こうよ」というわけにも行かず、
これから「いちよさんたちが乗り越えるべき問題」は「今の立場で自分が関われる問題ではない」と判断しました。
僕は「僕自身の問題」として、この事故に向き合い、悲しみから、抜け出していく過程をひとつひとつ、クリアーに。そして、できることをひとつひとつ、やって行こうと思っています。
いちよさんたちに関しても、「いちよさんたちなら、どうにか、乗り越えられるよ」と前向きな気持ちではいます。
料理人として、沢山の想像力をもらった、唐桑の土、人々、食材、そして、海に。
愛と感謝の気持ちを申し上げます。
どうも、ありがとうございました。
また、笑顔で、地球のどこかで、お会いしましょう。
今井竜介
arinomamaki@gmail.com