迦陵頻伽──ことだまのこゑ

手猿樂師•嵐悳江が見た浮世を気ままに語る。

縫縫雨樂。

2024-03-06 18:30:00 | 浮世見聞記




外が風と霧雨のうちに、棲家で手猿樂の装束を縫ふ。 

時間がある時に少しづつ縫(つく)っていく、この樂しさよ。

一氣呵成では、樂しみが苦しみになってしまふ。

樂しみは、とっておくから樂しいのだ。



昼に雨が上がり、曇天も少し明るくなってきた。

予報通り。



橫濱まで出かけて、必要なものと、面白いものを手に入れて、ヒトゴミで煩くなる前に、引き揚げる。


樂しいままに、済ませるべし。









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