迦陵頻伽──ことだまのこゑ

手猿樂師•嵐悳江が見た浮世を気ままに語る。

繰り返される「正念場」=コロナ警鐘、半ば日常化―識者「明確な目標を」

2021-04-17 11:42:00 | 浮世見聞記




たしかに私も、「正念場」だの「山場」だのと云ふ言ひ回しには、またか……、とウンザリしてゐるクチですな。

對策が相変はらず、「時短營業」「外出自粛」の“お願ひ”ばかりで、またそれか……、とウンザリしてゐるのと同じで。


そのやうな、いまや旧式となった對策では収まりきらない事態にあるにもかかはらず、いつまでもそれに固執してゐることが、私には薄気味惡くすら感じます。


だいたい、「勝負の三週間」など期日末になって初めて耳にしたくらゐでしたしネ……。



物見櫓から浮世を眺めても、朝夕の交通混雑、ヒトを多く集める催事の頻度、酒飲みたちの昼酒巡り、いづれも感染予防對策など形ばかり、そして二言目には「……だって仕方がない」──

まったく大した「正念場」です。



粛清的強権が發動できない以上、為政者はまう黙ってゐたはうが賢明ではありますまいか。



『人類最大の障害は民主主義である』──

古人の遺した迷言が、肌身にしみる第4波であります。





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