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★元阪神タイガース・井川慶投手応援ブログ★

【文字起こし】デイリースポーツ「井川慶 孤高左腕の真実」

2005-10-28 23:45:53 | 井川慶
第1回 「一日も早くメジャーへ」(10/28)

 井川が27日、ポスティング制度による今オフのメジャー移籍を敢行、米球界で野球人生を終えたいという、並々ならない決意をデイリーだけに激白した。
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 日本一という目標が残念な形で終わり、ここで改めて、僕の夢の話をさせてください。ファンの方も、分かっているかな思うところもありますが―。昨年からの思いは同じです。とにかく、一日でも早く、メジャーリーグでプレーをしたい。
 球団の方に、僕の気持ちを伝えたのは03年から。そして去年、ああいう形で言いました。記者会見をして…すっきりした部分はありました。自分の昔からの夢について、堂々と言えなかったことが不思議ですから。
 アメリカに渡って、世界最高のリーグでプレーをする。憧れというのは、高校の時、プロに入る前にはあった。サッカーのワールドカップを見て、世界のレベルに興味があって、野茂さんとかも行かれて。どうせやるなら、高いレベルでプレーしたいと。
 日本の野球に満足できないわけじゃない。野球は好きです。でも、昨年もわがままだとか、よく言われました。なんで、わがままになるのかなと…。僕がしていることは、ずっと言っていたように、お願いです。
 でも、こういう考えは反対されがちで。今、阪神ファンの中で、藪さんのことを誇りに思っている人は、どれぐらいいるでしょうね?もしかして出て行ったから裏切り者、とか思われたりするんじゃないですか。
 サッカー界を見たとき、僕は鹿島アントラーズが好きで、柳沢さんとかが世界に出て、すごくうれしかった。がんばってくれっていうね。そういう空気になる、ファンの気持ちがうれしい。新庄さんが行かれたときも、そうです。一緒に少しでもプレーした人が、メジャーでプレーする。とにかくすごいなと、誇りに思えます。

 1年間、とにかくケガが怖かった。先発として、チームのためにローテを守る。個人のタイトルなんて、どうでもいい。どんな形でも、優勝という目標があった。それだけを考えて、貢献度というのは別にして、優勝できて本当に良かった。
 今年のチームは、勝つことに集中できる良いチームでした。阪神には感謝してます。バックアップしてもらって、あとはチームメート、コーチ陣、トレーナーやスコアラー…道具とかももらえて、タイガースという環境に恵まれました。
 来年からメジャーに行きたい。素直な思いを、球団の方に伝えたい。もし行けるなら、マイナーであってもいいんです。実績がないのでゼロからのスタート。1からじゃなくてゼロから。球団へのこだわりもない。視察とか、見たいというのもありますが、テレビでも見られます。行ったときのお楽しみです。
 もう、26才です。とにかく旬な時に行きたい。自分は遅いです。まだ、伸びるか分からない。向こうで伸びるかも分からない。でも、対応していかなきゃいけないので、向こうで伸びないと。
 夢が叶うかどうか―。近付いているのかなと感じる部分はあります。もしメジャーに行ければ、理想は向こうで現役を終えることですが、それはまだ先のこと。日本が、もっと魅力的なリーグになっているかもしれません。ただ、夢が実現すれば、とにかく向こうでがんばるしかない。
 納得されない方もいるでしょう。申し訳ない気持ちもあります。ただ、理解してもらえれば幸せです。たった一度の人生、決意は変わりません。


第2回 「『井川ファン』に申し訳なかった」(10/29)

「井川の独白」第2回からは、Q&A方式で井川自身のファンに対するメッセージをお届けします。
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― マスコミについて。
「世論を動かせるのはマスコミだから、怖いですよね」
― あまり多くを喋らないのは?
「新聞はその日その日が勝負。ウソはダメですけど、その人の主観で書いて面白ければ良くて…。でも、それを悪いとは思わないし、楽しむ人もいるわけですから」
― 理解はしようとしてる。
「でも、野球以外のことも書くでしょう。髪の毛のこととか余計に騒がれる部分もあったのかなと。その重大さというか、分かって頂ければと思うこともあります」
― ファンからのきつい野次もあると思うが。
「試合の時はお金を払って見に来てもらっているわけなんで、仕方ないことです」
― ピッチングの楽しみ方を伝えたいという気持ちはあると思うが。
「いや、もう十分楽しんでるでしょう。それでいいんじゃないですか。そこまで自分は要求できません。お金を払って見に来られているので、そこは自由にしてもらえれば」
― 自身のホームページを見てくれるファン層は?
「女性が多い。送ってくるメールは、例えば『この試合は大変でしたね。私はこういう状況で同じように大変で、一緒にがんばりましょう』というような感じとか」
― メジャーへの夢についてはどんなメール?
「任意引退で行っては―とかありますけど、それは無理なことです」
― ファンからの応援はありがたいはず。
「車で球場に来る時に『井川、がんばって』とか書いたボードを、いつも持ってくれているファンもいました。それを見て本当にうれしかったし、逆に申し訳なかった」
― 申し訳ない?
「井川のファンということで肩身の狭い思いをした人もいたでしょうから。でも、そういうファンのためにも投げたいという気持ちはいつも持っていましたし、だから日本シリーズも勝ちたかった…」
― 甲子園はいつも満員で恵まれている。
「500人とか1000人の中で投げるより、それはいいですよ。でも、辞めた時になったら、もっとよかったかなとかありがたかったなと感じるでしょうね」


第3回 「今季の野球」編(10/30)

― 2年前にできなかったビールかけは?
「2日酔いはなかったけど、においが残ってて。服もベルトも、全部捨てました」
― セレモニーに間に合わなかったことは。
「プールから一度球場でトレーナーを降ろして、次の日から遠征だったので家でスーツに着替えて。タクシーは来たけど道が混んでたので、途中で降りてカバンを引っ張って急いだけど、間に合わなかった。遅れたことにショックでしたね」
― 技術的な話で、今シーズン、何度かフォームチェンジをしたが、ポイントは?
「いかに腕を振れるかです。この方がいいかなとか、こう投げたらどうかかるかとか」
― 見つかった?
「見つからないです、正解はないですよ」
― 今季、フォームでズレがあった原因とは?
「疲れだとか、あとは、ケガへの恐怖みたいなものはありました」
― シーズン最後の登板前(10月4日・横浜戦)に、昔のビデオを見たと聞いた。
「たまたま先発前に時間があって。生き生きとしてましたね」
― 今までで1番良かった年は?
「01年(9勝13敗)でしょう。気持ちが充実してた。02年は最初は勝ったけど、中継ぎに回されて。夏場に弱いとか言われました」
― 01年と比べて。
「フォーム的には変わっていない。腕の位置とかちゃんと2画面で見比べて、スローで1コマずつ見ても、全部一緒」
― それはいいこと?
「いいことです。体型は変わりましたよ。筋肉も体重も増えて。結果の差は、バッターが見ていないとかはあったかなと。02年は新ストライクゾーンがあって、01年はボールも飛ばなかった」
― エースと呼ばれることについては?
「エースといって、何が他のピッチャーと違うのか。ほかの先発ピッチャーとやることは一緒で、それは気にしません」
― 今年、1番悔しかったのは?
「1番と言えば2軍落ちの時ですけど、1年通して辛かったですよ」
― 岡田監督の存在は?
「あまりしゃべらないですけど、良くなくても使ってもらって。本当に感謝しています」


第4回 「自分の性格」編(10/31)

― ストレス発散は。
「1人でゆっくりしているとき。ゲームをしたり、映画を見たり」
― 人生で影響を受けた人は。
「数知れない。色々な人に、意見を聞いています。でも、1番最初は親になるでしょう。それから、小学校、中学校、高校の先生とか」
― 尊敬する人を書けと言われれば…。
「前はプロドーム(サッカーの元ベルギー代表のゴールキーパー)と書いてたけど、今は両親。でも親のまねはしなかった。お酒飲んだり、タバコ吸ったりはしない」
― タバコへの興味は?
「親は一般人、自分はスポーツやってるので。興味を持ったことも1度もない。必要ない」
― スポーツをやっていなくても?
「吸ってないでしょう。コンタクトレンズをしている人は、レンズを入れるやつを持ち歩きますよね。タバコだと、ライターも持ってないといけないし、面倒ですよ」
― 他に面倒なのは?
「時計もしないです。スーツの時は格好だけでするけど、基本的に時間も別に見られるし」
― 阪神に来て8年になるけど、関西弁がうつらないのが不思議。
「人に言われたけど、リスニングの力が弱いんじゃないかと…。聞いたことを言葉に変える力というか、だから英語もダメなんでしょう」
― 他の苦手科目は?
「国語です。国語は、答えが何通りも考えられるのに、1つにされる。数学の方が、答えがあるので分かりやすい」
― 長所と短所を書けといわれたら何を?
「長所は気長なこと、短所は時間にルーズ。友達との約束でも、1時間とか平気で待てます。全然苦にならない。その後に別の約束が入っていれば焦るけど、なければ待てますよ」
― 最大で何時間?
「それは覚えてないけど、携帯いじったりしながら待ちます」
― 短所と分かっていながら、なぜルーズに?
「分からない。ただ、練習終わってからとか、何かをやってからの約束だと遅れがち。1日でその約束だけってときには、守れてると思う」
― 団体行動は苦手?
「そんなことはないですけどね」
― 自分が女性で、井川慶と付き合える?
「付き合えますよ。気長な人だから(笑)」


第5回 「地元」編(11/1)

― 自分が家庭を持つとして、理想の家庭は?
「両親ですね。良い家庭で、すごく健全な家庭。何不自由なく親からの愛情をもらってます」
― 親孝行とは?
「何だろう。でも試合は見せたくない。ヤジとかすごいから。僕の息子が野球選手だとして、あんなヤジとかあったら嫌だから」
― 反抗期は?
「親としゃべらなかったとかもなかったです。おやじも近所の集まりとかで飲むぐらいで、毎日夜に帰ってきて、それが普通だと思ってました」
― 結婚はしたい?
「今はないですね」
― 子供はほしい?
「まだ考えられないです。人の子供と遊んだりするけど、ケガされたりしたらこわいですよね」
― いずれ地元に?
「野球をやめたら、とりあえず地元に帰るでしょう。今は出稼ぎみたいなものです」
― 高校(水戸商)の環境は?
「良かったです。変な上下関係もなくて。普通に後輩のジュースとかも買ってましたよ。先輩だから、後輩のを買っちゃダメとかないでしょう」
― 地元の友達とは。
「タイガースの井川、じゃなくて、普通の友達として扱ってくれる。価値観とか変わらないでいたいし、そういう意味でもありがたい」
― 何をして遊ぶ?
「ダーツしたりとか。カラオケは行っても歌わない。聞いてるだけでも楽しいから。そこも気長ですね」
― 普通ならできることができない窮屈さは?
「ゆっくりドライブしたり、町を歩きたいと思ったりしますけど、逆に疲れるでしょうね」
― 昨年、中学時代の友人を亡くしたと。
「舌がんでした。一緒に野球をやっていたので…。オフにお線香上げに行って、でも本当にショックですよ。写真にそいつが写ってるから」
― 何を感じた?
「野球人生は短い。40歳を超えて、大丈夫とかがない。1年先もあるか分からない。1年1年が勝負だから、切羽詰まった感じはあります。若いからとか関係ない」
― 引退後を考えたことは?
「何をするか分からないけど、今、ちょっと変わった世界にいるので、しっかりした金銭観と価値観を持ってないと。僕もヤバイとは思っていて、普通なら高級車も買えない。それを分かってないと」


最終回 「夢」編(11/2)

― 昔、誰かにファンレターを出したことは?
「ないですね。そんな子じゃないです」
― あこがれた人とかは?
「特にないです。小学校の時は『世界陸上』を見るのが好きだった。競技会とかがあって、その参考にしましたね。こうやって走るんだとか。背面跳びはどうやって跳ぶのかとか…」
― サッカーの川口能活(ジュビロ磐田)が好きだというのは聞いた。
「中学の時に、はまりました。中学校、小学校とか、遊びでキーパーをやったりして」
― どこが好き?
「キーパーって、シュートを打たれる前にボールに詰めれば、相手のシュートの範囲が狭くなる。そればっかり考えていて、誰かいないかなって思っていたら、川口さんが理想の動きだった。本当にかっこよかった。今でも高校選手権の決勝のビデオを残してますし、覚えてますよ」
― 対談したい?
「でも、川口さんの方がランクが上ですし。イギリスやデンマークにも行って…。僕はまだまだマイナーでしょう」
― 児童福祉施設の子供に、甲子園のシートを提供しているが。
「『IRON NERVESシート』として、4席。毎試合、自分が投げていないときも招待していますよ」
― 今は、人からあこがれられる立場だけど、子供たちからは、何かをもらったりもする?
「手紙とか、いろいろもらいますよ。手紙以外では、作ったものとか、寄せ書きの色紙とか、あとは織物とか。ちゃんと残してます」
― シートを用意したきっかけは?
「僕もやっと1軍に定着できて、次は子供たちに夢を与えられたらと思って」
― 子供からの手紙などで感じるものは?
「僕は、わりと客観的に見ちゃいます。自分への手紙なのに、今岡選手はどうしてますかとか。面白いなあ、子供らしいなあと。あとは阪神タイガースは、大好きだとか。良いと思いますよ」
― オフは地元で野球教室を行っている。
「あれはボランティアです。ちょっとしたお手伝いですよ」
― 夢を与えるということで、他に何か考えていることは?
「アフリカに学校を建てようかなというのは、ありましたけど」
― その発想がすごい…。学校というのは、小学校とか?
「そうですね。でも、具体的には進んでないんですけどね」
― 子供たちが、教育を受けられる場を提供するということ?
「ただ、本当にそれが役に立つのかどうか。それも勉強しないといけない。だから、もっと視野を広げないと。でも、何か人のためにしたいなというのはあります。夢は大事ですから」
(聞き手=阪神担当・道辻 歩)

2005年 観戦成績☆★

2005-10-27 15:23:31 | REPORT
・・・井川先発試合

オープン戦
3/12(土)○2-1 ヤクルト(甲子園・グリーン)

オールスター
7/23(土) セ 5-3 パ (甲子園・レフト)

公式戦
4/ 1 (金)●1-6 ヤクルト(大阪D・1塁特別指定) 開幕戦エースで敗戦・・・
4/14(木)●1-8 巨人(甲子園・ライト)   福原はGキラーの面影なし
4/29(祝)●1-2 ヤクルト(神宮・3塁特別指定)   観戦3試合連続でソロHRの1点のみ
4/30(土)●2-5 ヤクルト(神宮・3塁A指定)   岩村に逆転3ランを浴びて観戦4連敗・・・
5/ 4 (祝)○6-1 広島(甲子園・ライト)   マコの走者一掃2ベースで観戦初勝利☆
5/15(日)○7-4 楽天(甲子園・ライト)   桧山勝ち越し2ランでお立ち台☆
6/ 5 (日)△1-1 ロッテ (甲子園・ライト)   下さん・俊介の好投でドロー
6/10(金)○5-4 日ハム(甲子園・ライト)   金本サヨナラHR!!!
7/ 5 (火)○4-1 ヤクルト(甲子園・イエロー)   井川7回1失点、今岡変態3ラン!
7/18(祝)○3-0 横浜(甲子園・ライト)   ブラウン→JFKリレーで完封勝ち☆
7/31(日)●1-2 ヤクルト(甲子園・ライト)   球児がリグスにまさかの被弾・・・
8/27(土)○5-2 巨人(甲子園・ライト)   アニキが2HR☆☆
8/30(火) 中止 中日(甲子園・ライト)   楽しみにしてたのに・・・うわーーーん!
8/31(水)●5-7 中日(甲子園・3塁アルプス)  井川またもや背信投球・・・
9/10(土)○21-2 広島(甲子園・ライト)   球団新記録の21点!
9/17(土)●2-7 ヤクルト(甲子園・ライト)   福原の典型的負けパターン
9/18(日)○11-5 ヤクルト(甲子園・ライト)   HR4本でお祭り騒ぎ☆
9/24(土)○6-3 広島(広島・A指定2階席正面)能見8回3失点の好投
9/25(日)○6-4 広島(広島・外野自由)   9回2死から今岡逆転3ラン!!!
9/28(水)○7-5 巨人(甲子園・3塁アルプス)  井川→JFKリレーでM1☆

日本シリーズ
10/27(木) 対ロッテ 第5戦 (甲子園・ライト) ・・・の予定でした...。_| ̄|○
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◎今シーズン観戦成績まとめ

19試合11勝7敗1分 勝率.611
 チームの勝率が.616なのでそれより悪かった...。最初の4連敗がきつかったです。

■井川登板率&成績
 19試合中4試合(.210)  ま、こんなもんでしょう
 2勝2敗            ま、こんなもんですかね...

■チーム別成績
 広島  4勝0敗    日ハム  1勝0敗
 巨人  2勝1敗    楽天  1勝0敗
 ヤクルト  2勝5敗     ロッテ   0 勝0敗1分
 横浜  1勝0敗    中日  0勝1敗
 なんでこんなにヤクルト戦の観戦が多かったんだろう...?しかも5敗て!!!

終わった・・・

2005-10-27 13:00:55 | 阪神タイガース
4連敗・・・。完敗だ。悔しい。悔しすぎる。
なぜ1つも勝てなかったのか。ロッテが強すぎたのか?いや、確かにあの勢いは神懸り的だったけれど、それでも阪神がそれほどまでに劣っているとは思えない。
やはり今の岡田野球では短期決戦を制することはできないんだと思う。バント、盗塁、走者を進めるバッティング・・・。いかに少ないヒットで得点するか。いかに無駄なアウトを減らすか。そういうこだわりが感じられない野球。ただ打つしかない野球。だから打てなければそれで終わり。走れるのは赤星だけ。だから赤星が塁に出なけりゃ何も起こらない。それが見事に表れたシリーズだったと思う。

例えば、昨日の初回の攻撃。先頭の赤星が高くバウンドする打球で内野安打(これはよかった。私は赤星にはこういう叩きつける内野安打をもっともっと増やしてほしいと思ってます)。続く鳥谷が初球を絶妙のバントヒット(これもよかった。自分の判断でやったのかな?)。ノーアウト1、2塁でクリーンアップという絶好のチャンスを迎える。
ところが、シーツがショートライナー、金本レフトフライ、今岡サードゴロで、ランナーを3塁に進めることすらできないままスリーアウトとなってしまった。もし、シーツが送りバントをしていたら金本の外野フライが犠牲フライになっていただろう。所詮、結果論にすぎないけれど、8回にバントを試みるくらいならこの場面でやってほしかった。のどから手が出るほど欲しかった先制点を奪うことができたかもしれないのに...。

そして、シーツがバントを失敗した8回の攻撃。先頭の鳥谷はフォアボールで出塁した。この時、ピッチャーは全く警戒することなく牽制すらしなかった。ロッテには「鳥谷が盗塁するわけがない」と思われていたのだろう。実際、鳥谷は走る素振りすら見せなかった。それが残念でならない。
日本シリーズ、8回、1点ビハインド。全く同じ状況が2年前にあった。私が観に行った第4戦だ。この時、フォアボールで出塁した金本は見事に盗塁を決め、ジョージのタイムリーで同点に追いついた。この状況で盗塁できるのは、普段から1つでも前の塁に進もうという意識があったからこそではないか。鳥谷に昨日の場面でいきなり盗塁しろと言っても無理な話で、シーズン中から走らせようとしなかった首脳陣に問題があると思う。鳥谷だけでなく藤本にももっと走らせるべきだと思う。

盗塁にしろ、バントにしろ、普段からやらないから大舞台でできるはずがない。打てないときにどうすればいいか。打てないけど、バントならできる。犠牲フライなら打てる。走者を進めるバッティングならできる。ファールで粘れる。フォアボールなら選べる。塁に出たら盗塁ができる・・・。
打てないときの逃げ道と言ったら変だけど、ヒットを打つこと以外の別の何かを身につける必要があるんじゃないかと思う。もっといやらしさを出して欲しい。

シリーズでの采配は、納得いかないことが多かった。特に投手の継投について。結局、JFKを満足に使うことなく終わってしまった。もちろん、一度もリードすることがなかったのだから当然のことだけれど、もっと早い段階で登板させる機会はあったと思う。第1戦はまあ最初だからしょうがないとして、第2戦からどんどん投げさせてほしかった。
何を出し惜しみする必要があるのだろう?シーズンは146試合あるから先を見据える必要があるけれど(そのわりには使いまくったけど)、シリーズは最大でも7試合しかない。下手したら4試合で終わる(そのとおりになったけど)。そのことわかって使ってるんですよね?日本シリーズが146試合あると思ってるわけじゃないですよね?どうしても勝ちにいく継投をしたとは思えない。もっと強気の継投が見たかった。

なんだか、ここまで書いたのを見ると批判ばっかしてるみたいですね、私...。でも実際にそう思ったことだから仕方がない。他にもまだまだ思うところはあります。明らかにロッテよりもデータ分析が劣っていたことや、おさむを守備からつかせたことや、豊さんが一度も打席に立てなかったことや、なんだかもういろいろありすぎてわけわからんのですが、どうしても4連敗という結果が阪神の実力だとは思いたくないんですよね...。私はそれを岡田監督に責任転嫁しているだけかもしれません。でも、監督の采配ひとつで少なくとも1つは勝てたんじゃないかとは思います。やっぱり予告先発なんてしない方がよかったんじゃないの?
この時期まで阪神の試合が見れることはうれしい。でも、負けるのは悔しいのです。日本シリーズなんてリーグ優勝のおまけに過ぎないと思う人もいるかもしれませんが、私にとってはそうじゃなかった。ここまできたのなら、今度こそなんとしてでも日本一を勝ち取って欲しかった。それができると思ってた。
はっきり言って、不完全燃焼だ。でも、課題ははっきり見えた。やはり基本は大事だと思う。そしてミスした方が負ける。この先、その課題をどう克服していくか楽しみです。

とにかく、昨日ですべて終わりました。監督、コーチ、選手のみなさん、本当に長い間お疲れさまでした。日本一にはなれなかったけれど、だからといってリーグ優勝の価値が薄れることはありません。たくさんの感動をありがとうございました。次こそは日本一ですよ!
そして、ロッテのみなさん、日本一おめでとうございます。本当に強かったです。また対戦できる日を楽しみにしてます。
最後に、ここを読んでくれた方へ。ブログを通じていろんな人と知り合い、楽しいシーズンを過ごすことができました。今までどうもありがとうございました☆

【追伸】
井川のこともたくさん書きたいことがあったのですが、また改めてエントリーします。ええ、例の件のせいで今は何も考えたくないので...。何もこんな翌日にさぁ...。こうなるとは思ってたけど、日本一逃したことよりショックだよ...。

今から4連勝すればいいだけの話

2005-10-25 23:45:20 | 阪神タイガース
さすがに、今日の負けはきついな...。
4番が打てない。球児が打たれる。下さんでも勝てない。
甲子園でも流れが変わらなかった...。

一体どうすればいいんだよーーー!!!。・゜・(ノД`)・゜・。


あのー、私、第5戦を観に行く予定なんですが・・・?ある・・・よね・・・?


【翌日追記】
とりあえず自己レス。

 第5戦があるか?って...?
 第7戦まであるに決まってんだろーが!!!

正直、昨日はもうこのまま4タテくらってもしょうがないと思ってた。プレーオフの重圧から解放されて、日本シリーズを楽しんで伸び伸びプレーしているロッテの選手と、2年前の“忘れ物”を取りに行かなければならないという使命感と、連敗してもう負けられないという重圧に押しつぶされそうな阪神の選手。その差はあまりにも大きい。
3試合とも中盤までは均衡したゲームだった。ところが、勝ち越し点を許すとそこから一気に大量失点を重ね、その後は反撃がないままにゲームセット。同じことの繰り返しだった。

金本は打順降格、矢野はスタメン落ち。ここまで追い込まれたら、それくらいのテコ入れをしなければならないんじゃないかとも思った。
でも、たとえそれで勝ったとしてもスッキリしないんだよ...。
長丁場のペナントレースと短期決戦の日本シリーズでは戦い方を変えなければならないのかもしれないけれど、岡田監督はそれをしないだろう。だいたい、いきなりそんなことしてもうまいこといくかどうかわからないし、この形でシーズンを戦ってきたのだから、ここまで来たらそれを信じるしかないじゃん。
あの9.7のゲームを戦った選手たちが、こんな簡単に散っていくはずがない。これで終わってしまうはずがない。
長ーいネタふりは昨日でおしまいだ!3連敗の後に4連勝という最高のオチが待ってんだからね!(それをオチって言うのか...?)

ところで、今江の勢いはとどまることを知らないようですが、あの子ってほんとインタビューとか見てても無邪気に笑ってるよね。なーんにも考えてないようなアホっぽい笑顔。
そういえば阪神にもそんなアホっぽい笑顔の人がいたような...?

Σ(゜Д゜ )ハッ!杉山!!!

今日はウチのアホ笑顔がやってくれますよ。フフフ。。。
よーし、ばっちこーーーい!

明日からは甲子園!

2005-10-24 23:15:33 | 阪神タイガース
2連敗。しかも2試合連続で2ケタ失点。こちらの得点は2試合で1点。何だ、これ...?
阪神の安打数は2試合で9本だって。そして、今江は1人で8本だって!わーい、1本勝った勝ったーーー!みんな喜べーーー!

・・・って、うれしくねーよ!!!

まさかここまでこてんぱんにやられるとは思ってもみなかった。交流戦ではすべて3点差以内のゲームだったので、シリーズでも接戦が予想されたにもかかわらず、2試合連続で一方的な試合になってしまった。こちらの打線が打てないのはある程度予想できたけれど、投手がこれほどまでに失点を重ねるとはね。JFKの出番すらないし!
戦前、お互いに似たようなチームカラーだと言われてきたけれど、蓋を開けてみれば全く違った。単に得点や失点、防御率などの全体的なデータの数字がちょっと似ていただけのことなんだ。きっと本質は全然違ったんだね...。ウチはキャッチャー併用したり、オーダーころころ変えたりしないもんねぇ。もしかして、実はロッテよりソフトバンクの方が似てるのかもしれない。
ところで、予告先発のこっちの利点ってなんなんでしょうか?誰かおせーて。

さて、終わったことは仕方ないとして問題はここからですよ。地元・甲子園で3連勝するしかないわけですよ!2年前もそうだったじゃないか!と言いつつ、どうも2年前とは勢いが違いすぎるような...。
この沈黙を破るには金本のHRしかないと思うんですけど、どうもこの2試合見ててもなかなか打球が上に上がらないんですよね。ひっかけて内野ゴロというのが目立ちます。違う!違うんだ!金本の打球はそんなもんじゃないんだよ~~~!!!目の覚めるような弾丸ライナーでライトスタンドに持っていってくれなきゃダメなんだよ!ロッテの選手とマリサポをその打球の速さで驚かしてやってくれ!!!
流れを変えられるのは、打つ方で金本なら投げる方は下さんしかいません。本当なら井川の後の第2戦でビシッと流れを切ってもらいたかったのですが、本人がマリンのマウンドが嫌だというのだから仕方ない...。でも、そこまで言うなら甲子園初戦は絶対勝ってくれるんですよね?それだけ甲子園のマウンドでは自信があるってことですよね??シーズン中の井川→下柳のパターンを崩してまで挑むんだから絶対なんだろーな、下さんよぉぉぉ???(脅)あ、ウソです。下柳さま。あなたを信じてます。
そんで、あとは猛虎の要・矢野ですよ。シーズン中にもたまーに魂どっかいっちゃってパスボールすることはあったけど、第2戦では3連続でやっちゃいましたね...。あ、ワイルドピッチでしたっけ。どっちでもいいよ、もう。お願いだから、魂だけは飛ばさないでね。バッティングの方は調子よさそうだからこのまま維持してくれたらいいとして、リードの方は苦しんでると思いますが、この2試合で必ず掴んだものがあるはず!それを生かすも殺すも矢野のリードにかかってます!ほら、同級生トリオでお立ち台という夢があったじゃないか!「勝てたらいいなと思ってました」って言いたくて仕方ないんでしょ?(←ホンマか)

というわけで、この同級生トリオが活躍してくれたら間違いありません。第3戦はすでにもらったも同然です。はっはっはー。
これまでの2試合を振り返ってみても、井川のKOとか、マコのエラーとか、藤本のバント失敗とか、よく考えたら阪神は普段通りの野球をやってるじゃないか!何もみんな固くなってるわけじゃないんですよ。あとは先発がJFKに繋ぐまでもう少し踏ん張って、4・5番がアホみたいに打点を稼いでくれたらいいだけの話ですよ。しっかし、マコは金本が打たないとホントに打たないねー。そんなに「カナモトさんのおかげです」って言いたいの?あ、そういえば、マコはやらかした次の試合では爆発するはずだから(決してやらかした試合では借りを返さないタイプ)、こりゃ期待が持てますよ。打点荒稼ぎっすよ。

さて、2年前の日シリ第3~5戦のDVDを見たのでイメージトレーニングもばっちりです☆明日からは3連勝ですよ~。あ、違う。4連勝だね。
・・・ほんまお願いやから明日は何としてでも勝ってください!!!

霧の中のエース

2005-10-23 03:24:47 | 井川慶
阪神1-10ロッテ

初回、西岡にいきなり11球粘られる。嫌な予感がしたけれど、最後はストレートで三振を奪い、小さくガッツポーズした。さすがに今日は気合いが入っているように見えた。
しかし、続く今江に先制HRを浴びてしまう。西岡が粘っている間に、ネクストでタイミングを合わせることができたのだろうか。打たれたのは外角高めに浮いたチェンジアップだった。確か2年前の日本シリーズ開幕戦で、城島にHRを浴びたのもちょうどあんなコースだったっけな...。

2回以降は、ランナーを出しながらも要所で三振を奪い、ストレートには威力もあって調子は上がってきているように見えた。5回表に阪神が藤本の犠牲フライ(つーか、あんなのいつものポップフライだ...)で同点に追いつき、このまま両先発の好投で試合は膠着するかに思われた。

ところが、やはり点を取ってくれた後の井川はいつもの井川だった。この回を三者凡退で乗り切れば、流れがこちらに来ていたかもしれないのに...。
先頭の渡辺に対して2-1と追い込みながら、最後は甘く入ったスライダーをレフト前にはじき返される。これがすべてだった。2打席目でも10球粘った西岡が、この打席では絶妙のプッシュバント。送りバントしか頭になかったのかシーツは全く打球に追いつけず、藤本はファーストのカバーに入っていたため、誰もいないセカンド方向に打球は転がっていく。ノーアウト1、2塁。そして、先制HRを浴びた今江にまたもやタイムリーツーベースを打たれて勝ち越し点を与えてしまった。
でも、この1点でこの回を切り抜ければまだまだ勝負はわからないはず!お願い!
福浦をショートゴロに打ち取って、ワンアウト2、3塁で打席には4番・サブロー。テレビの実況では、プレーオフでは散々だったサブローには、なんとかここで結果を出してもらいたいというような話になっている。は?こっちはシーズン通じてずっと結果を出せてないんだよ!負けてられるかーーー!!!
初球、ストレートはボール。結構いいコースに来てたんだけどなぁ。2球目のストレートはファール。そして、3球目。クロスファイヤーのストレートはこの上なくいいコースに決まったと思ったら、なんと判定はボール。それはないよ...。ゲスト解説の西武・松坂も思わず「ナイスボール」と言ったほどの素晴らしいクロスファイヤーだったよ?4球目のチェンジアップで空振りを取ったとき、「ホントならこれで三振だったのに・・・」と思ったのは言うまでもありません。しかし、続けて投げたチェンジアップを今度は拾われてしまい、あわやHRかという当たりのツーベース。2点が追加されて、これでジ・エンド...。
こんなこと言ってもしょうがないけど、渡辺にもサブローにも追い込んだなら最後はストレートで勝負してほしかった。ストレートはかなり走っていたように見えたし、スンヨプのHRも含めて実際打たれたのはほとんど変化球じゃないの?まあ、逆に言えば、ストレートだけじゃピッチングの組み立ては出来ないってことなんですかね...。当たり前のことなんだけどさ。
でもね、それでもストレートでぐいぐい押してほしかったんだよ...。

被安打10本のうち、5本が長打なんですよね。HRも2本か。もう少し長打をシングルに留める粘りがあれば、3点以内には抑えられたと思うんだけどなぁ。
結局、1、2番コンビにやられたって感じなんでしょうか。ファールで粘られ、バントで揺さぶられ、そういうところから少しずつ井川の歯車が狂っていく・・・何度となく見た光景。ああ、そうだ。中日の荒木・井端コンビと一緒だ。西岡のあの粘りなんて、まさに井端って感じじゃないですか?なんか、そう考えるとロッテに負けるのも当然のような気がしてきたよ...。

もう一度、井川に登板のチャンスは巡ってくるのだろうか...?

第1戦、先発井川

2005-10-22 01:57:09 | 井川慶
予告先発!第1戦は井川vs清水(デイリー)
いよいよ明日(あ、日付変わってもう今日ですね)、日本シリーズが開幕します。井川の相手は渡辺俊介ではなく清水でした。ボビーも岡田監督と似たような考え方の持ち主なんでしょうか?とにかく、エース対決であることには間違いないですね。あー、ドキドキしすぎて胃が持ちません...。

2年前、第1戦のマウンドには井川がいた。しかし、勝利投手にはなれず、チームはサヨナラ負け。やはり、2年前に日本一になれなかったのは第1戦を落としたことが一番の原因だと思う。当たり前ですが、短期決戦において初戦を取ることはあまりにも重要で、その大事な1戦のマウンドを今シーズンここぞという試合でことごとく背信投球を続けてきた井川に託した岡田監督のセリフ。

「1戦目の先発は1年の総決算なので、迷わず井川に決めた」

迷わず決めた―。井川に対するそれほどまでの信頼は、一体どこからくるものなんだろうか?下柳を第1戦にもってきたほうがいいという声が上がる中で、迷わず決めたという岡田監督の井川に対する想い。2軍監督時代から井川のひたむきな努力を見てきた岡田監督だからこそ、この大事な1戦を井川に託すことができるのかもしれない。

井川激白!「このチームで日本一」(デイリー)
「とりあえず、ここで(シーズンが)終わるわけですから、後のことを考えずに、つぶれてもいいというか、チームが勝つために全力で投げるだけです。自分の集大成だと思って投げますよ」

最近、やたら「集大成」という言葉を目にするような気がしますが、あまり深読みはせずに今年の集大成という意味で捉えておきます。
それはともかく、自身の公式サイトでもシリーズにかける意気込みが伝わってくるメッセージが書いてありました。いろいろ不安はありますが、シーズン最終登板で見せたストレートの威力と、その言葉を信じます。このチームでぜひ日本一になってください。

明日はぜひスタンドから井川の投球を見届けたかったのですが、残念ながらチケットが取れませんでした...。なので、テレビの前で井川ユニ着て応援します!よーし、涙の準備はOKだ!

日本シリーズに向けて

2005-10-17 13:06:45 | 井川慶
いよいよ本日、日本シリーズで戦う相手が決まります。ホント長かったなぁ。待ちくたびれちゃったよ。ソフトバンクとロッテのどちらが来ても相手に不足なし!どっからでもかかってこーい!
初めのうちは、相手は絶対ソフトバンクでないとイヤだったのですが、城島がケガで離脱してからは気が抜けてしまってどちらでもいいかなーなんて思ってます。城島のいないホークスなんて!という感じです。ロッテは31年振りのリーグ優勝がかかっているので、他人事とは思えず無意識に応援してしまうのよね~。パリーグでは一番好きなチームなので。私の中では、この2チームのイメージというのはセリーグに例えるなら、ソフトバンクが巨人、ロッテが阪神、なんですよね。なので、ソフトバンクと対戦するなら、2年前の雪辱もありますし敵対心を剥き出しにして向かっていけるのですが、ロッテの場合、長年苦労した者同士お互い精一杯戦いましょう!という気持ちになってしまいます。うーん、そう考えるとやっぱソフトバンクの方がいいのかしら。でも、ロッテと日本シリーズなんていう夢の対決は、今後二度とないかもしれないと思うとちょっと捨てがたいしな...。
まあ、いろいろ考えたって仕方ない。ほっといても今日には決まるんだし!きっと今日も接戦まちがいなしですね。楽しみだ~。

さて、日本シリーズの開幕投手はおそらく井川で間違いないでしょう。昨日は教育リーグで先発し、3回を投げて1安打無失点という内容でした。当たり前だろ!2軍相手に打たれてる場合じゃないっつーの!(あわわ、福原が・・・ orz)
昨日の試合はまったく見ていないのでどんな状態かはわかりませんが、矢野がストレートに手ごたえを感じたと言うならそれを信じるのみです。シーズン最終登板した10/4の試合では、今シーズンで一番のストレートを投げ込んでいました。その日はリアルタイムで見れなかったので録画しておいたものを後で何度か見返したのですが、いつもなら簡単にカットされたりボール球を見極められたりしていたのに、この日はたくさん空振りが取れていました。それを見て、やっぱり井川にはストレートしかないんだと改めて思いました。
今年、井川は自分の中でモデルチェンジしなければいけないともがき苦しんでいたように思いますが、果たして26歳の井川に、今、その必要はあるのでしょうか?あんなに力のあるストレートを持っているのにですよ?コントロールがどうとか、投げた後のバランスがどうとか、そんなことを気にしすぎてストレートに威力がなくなるくらいなら、何も考えずにただ思いっきり投げてほしい。マウンドで躍動感あふれる井川が見たい。ただそれだけ。
今年、球児のストレートには何度も感動させられたけど、やっぱり私にとっては井川のストレートが一番なんです。ピンチになればなるほど威力が増すストレート。マウンドからバッターを睨みつける鋭い眼つき。そして、雄叫びをあげながら投げた後に勢い余って体が回転するあの躍動感。三振を奪って思わず出てしまったガッツポーズ。そんなときの井川はこの上なくかっこいいのです。井川ほど野性的な投手は他にいないんじゃないでしょうか。これこそが、私が井川ファンになった理由なのでしょう。
いつかこの先、井川も年齢とともにストレートに力がなくなったとき、ピッチングスタイルをマイナーチェンジしなければいけないことはわかっています。でも、まだ今はその時期ではない。もう少しの間、私たちに野性的なピッチングを見せてください。

10/22、その日のマウンドで井川が雄叫びをあげるなら、第1戦を勝利で飾ることができるはずです。2年前の雪辱を、そして今シーズンの雪辱をこのマウンドに賭けて、日本一への栄冠に導いてくれることを信じています。

がんばれ、井川慶!

9/25 対広島戦 観戦レポ☆Vまっしぐら!広島グフフ遠征記(後編)

2005-10-10 02:15:27 | REPORT
いやはや、シーズン終了したとはいえ、特番見たり阪神特集の雑誌読んだりで忙しい毎日を送っているあらんじです、こんばんわ。
広島レポ、正直もう時間が経ち過ぎて書くのが面倒になってたのですが、前編と書いてしまったからには後編も書かないわけにはいかないと思い、なんとか書き上げましたよ。ホントいまさらだよなぁ...。シーズンの総括やら井川のことやら今書きたいことは他にもたくさんあるっていうのに!
つーわけで、暇な方は読んでいってください。では、どうぞ。
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【2日目】阪神6-4広島@広島市民球場・ライト自由席
試合前準備運動

遠征2日目。この日は開門時間くらいに着いたのですが、レフトの入口に行ってみるとものっすごい行列が!!!一体最後尾はどこなんだよと、隣接した公園を抜けて、川沿いの土手に登って歩くこと約5分。こんなとこに並んでたらいつになったら入場できるのかわからないので、センター付近の入場門から入りました。すぐ入れたけど、あれって中でつながってるからどこから入っても一緒じゃないの?あの行列は何なんだろうと思ったのですが・・・よくわからん。

さて、中に入ってみると、阪神の練習中でした。うわーうわー!いっぱいいるーーー!と興奮してたのですが、自由席なので早く席を確保しなければならない。でも、すでにレフトはどこもいっぱい。やっぱり自由席って大変だなぁ。仕方なく、ライトのセンター付近の席を確保しました。前から3列目で、かなりグラウンドに近かったです。
どうでもいいけどさー、応援団が席取りすぎなんだよ!レフトの上段に陣取っている黄色ジャージの集団を見たら、めちゃめちゃ余裕がありました。半分くらいの席で十分だと思うんですが!席がなくて通路に座っている人もたくさんいるのに、応援団だからってあんなに多くの席を占領するのはどうかと思いますね。

それでは、練習中の選手の写真をいくつか。井川がいたので、井川の写真ばっかり撮ってたんですが、どれもこれも似たような写真ばっかだったので載せるのは少なめです。ごめんなさい、イガーファンの方々。

・左右両エース(?)
お腹が減ったっぺ! おはぎ食いたいよな~

・オトコ前左腕コンビ
キュウジバッカリモテハヤサレテサビシイデース! ラガーへのおみやげはもみじまんじゅうでいいか

・(注)決してくつろいでるわけではありません
横になってテレビ見てるわけじゃないけぇの~ あ~、気持ちええわ~

・細面と丸顔
僕はこの角度が一番かっこよく見えるんです おさむちゃんです!

・その他
(・Å・´)もうすぐ胴上げっすね~                 ( ゜д゜)お前遅刻すんなよ~ サジッキーもいるよ!

この日のスライリーは、阪神ファンにもサービス満点でした。
試合前に、初めはライスタの前で、「カー」「プ」や「スライ」「リー」というボードを交互に出して、カープファンに言わせて遊んでたんですが、そのうちにスライリーはレフスタへ走っていきました。そこで出してきたボードが、「優」「勝」!阪神ファン大喜び!「優勝!」の大合唱。でも、最後はスライリーがそのボードを投げ捨ててしまい、またそこで笑いが起きました。おちゃめなヤツめ☆
さらに、スライリーはスタンドにウェーブを起こしてくれたんです!カープファンもタイガースファンも一緒になって、みんなでウェーブを楽しみました。2年前の9月15日を思い出しましたよ。スライリーの粋な計らいに感謝です!ありがとう、スライリー!
普通のスライリー

それから、この日はピンクのスライリーも登場!5回終了した時だったでしょうか。「へぇ~、こんな色の子もおったんやな~。女の子かな?でも、なんでスライリーと一緒に出てこーへんのかなぁ?仲悪いんかな?」などと勝手な想像をめぐらせていたのですが、何と!実はこのピンクスライリーは、青色スライリーが嬉しさのあまり突然変異したものらしいのです!その名も「ハッピースライリー」。どうやら、めったに見られないレアキャラらしく、運良く見れた私はハッピーでした。

・颯爽と自転車に乗って登場!そしてグラウンドを1周するハッピースライリー
ピンクになっちゃった!

・カープベンチの横からはしごで上に登るハッピスライリー
よいしょ、よいしょ

・1塁スタンドのカープファンに愛想をふりまくハッピスライリー
みんな~、僕レアキャラなんだよ~

これまでスライリーには全く興味がなかったのですが、実際に見て好きになりました!ホントいいやつですよ~。

さて、試合の方ですが、阪神・杉山、広島・大島の両先発が5回までを無失点に抑える好投で、中盤までは動きなし。
しかし、ついに6回に杉山がカープ打線につかまり2点を先制される。杉山はこの回で降板となりました。
ところが、すぐさま反撃開始!先頭の藤本がヒット、代打の片岡がショートフライで凡退するも、赤星フォアボール、鳥谷ヒットでワンアウト満塁のチャンス!さあ、ここで登場したのが代打・桧山だーーー!ファーストに痛烈な当たりでエラーを誘い(ヒットでええやん!<記録員)、ランナーが2人帰ってまずは同点。さらに、金本のゲッツー崩れの間に1点勝ち越し!
こうなりゃあとはJFKにおまかせ!といきたかったのですが、8回に球児のワイルドピッチにエラーが重なりまさかの逆転...。
しかし、ドラマはここから始まるのである!
9回、先頭の赤星がファールで粘った末にフォアボールで出塁。鳥さんがバントで送って代打のおさむがフォアボール。金本がファーストゴロで凡退し、ツーアウト1、3塁で迎えるバッターは、我らが選手会長・今岡誠。
ツーストライクまで追い込まれた時はさすがに半分以上あきらめてました。そんな私をお許し下さいマコトさん。そう、野球はツーアウトから!そしてツーストライクからなんだYO!と言わんばかりに、マコの放った打球は、打った瞬間にそれとわかる逆転3ラーーーン!!!阪神ファンは狂喜乱舞のお祭り騒ぎとなりました~。
9回裏は久保田が締めて見事な逆転勝利☆私は帰りの新幹線の時間が迫っていたため、六甲おろしを大合唱するスタンドを尻目にいそいそと球場を後にしました。
キャッチボール中の赤星 2塁ベース上の金本

そんなこんなで、初めての広島遠征はとても楽しかったです☆甲子園はもちろん大好きな球場なのですが、ビジター球場に行くと、それぞれの球場の雰囲気や相手チームの応援を楽しむことができるので、とても新鮮な気持ちになっていいですね。
私、前々から、もし自分が広島に生まれ育っていたら絶対カープファンになってた自信があるのですが、今回広島に行ったことで、これまで以上にカープが好きになりましたよ。そういえば、路面電車に乗ってる時に、広島弁で話している小さな男の子がタイガースのキャップをかぶっているのを見てなんだかショックを受けてしまいました。どうやら、広島の人はカープファンでいてほしいっていう勝手な願望が私の中にあるみたいです。なんとなくそんな気分にさせるんですよね、広島というチームは。

よーし、来年も絶対広島市民球場に行くぞ~~~!


おしまい。

9/24 対広島戦 観戦レポ☆Vまっしぐら!広島グフフ遠征記(前編)

2005-10-04 23:31:47 | REPORT
うーんと、今日は残業だったため、井川のピッチングを全く見ていないので何も書けません...。HR2本か。あの広い甲子園で何であんなにHR打たれるのかなぁ。ショックだ...。
今シーズンの井川については、また改めて振り返りたいと思います。というわけで今日はですね、優勝も決まって何でいまさらこんなレポを書いてんだよ、おい!って感じですが、写真もたくさん撮ったしせっかくなので広島遠征レポをお送り致します。
とりあえず、前編です。
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♪カープ カープ カープ広島 広島カープ~
てことで行ってまいりました、初めての広島遠征!この遠征を決めたのは確か7月だったでしょうか。もしやこの辺で優勝決まるかも?!などという淡い期待を抱いて広島行きを決めました。さすがにそんなうまい具合に優勝決定とはなりませんでしたが、甲子園での胴上げに向けて弾みのつく連勝となりました!
というわけで、広島遠征記をお送りしまーす☆

【1日目】阪神6-3広島@広島市民球場・A指定2階席正面
A指定2階席正面4列113番

11時半頃に新幹線で広島駅に到着。荷物をホテルに預けて、早速路面電車に乗って市民球場へと向かいました。この電車の中からすでに阪神ファンが多数いらっしゃいましたよ。ほとんど阪神電車と変わらない雰囲気でしたよ~。

球場に着くと、まずはサインボールとお弁当を受け取りに行きました。というのも、この日はサインボールセットという観戦セットだったから。カープ選手の直筆サインボールとお弁当、そして飲み物券がセットになったものです。受け取る時に、係の人から言われました。
「今日は阪神ファンの方が多いので阪神ファンに囲まれるかもしれませんが・・・」
そのまま頷いていればよかったものを、気のきかない私はわざわざ答えてしまいました。
「す、すみません。私も阪神ファンなんです・・・。(^。^;)あせあせ 」
サインボールセットだから、カープファンだと思われたんでしょうか。ああやって一人一人に声をかけているのかなぁと思うと、なんだか気を使わせてしまって申し訳ないような、複雑な気持ちになってしまいました。
で、サインボール。私は新井くん希望だったのですが、山崎選手のものでした。ま、いいか☆

球場に入ると、すでに阪神のバッティング練習は終わりに近づいていました。もっと早くから見たかったなぁ。私は2階席だったので、荷物を席に置いてからすぐに下へ降りて練習を見学しました。秀太と浅井がバッティングの練習中。そばには和田コーチと正田コーチが!
バッティング練習中の浅井 浅井を見守る和田コーチ

阪神の打撃練習が終わりに近づくと、カープの選手がアップを始めました。
カープ選手ウォーミングアップ 頭の中はアニキでいっぱいの新井くん

そうこうしているうちに、外野からベンチに向かって誰かが歩いてきた!
あの必要以上に太い太もも、うざったい髪型は・・・井川じゃないかーーー!!!きゃあぁぁぁ☆
試合に出ない日に見れるこの幸せ。先発投手ファンにはたまらんです、ハイ。
ビジター最高。超最高!
颯爽と(?)歩く井川

阪神の練習も終わり、井川を見れて満足した私は、席に戻ってお弁当を食べる。女子にはちょうどいい量で、食べやすかったですよ。男性には物足りないかもしれませんねぇ。
ところで、カープはチケットのみの販売以外にも、このようなお弁当や飲み物がセットになったチケットをいろいろご用意されてます。詳しくはコチラ。こういうサービスは甲子園でも見習ってほしいなぁ。うーん、無理か...。

さあ、腹ごしらえもできて、いよいよ試合開始!
先発の能見は先週の甲子園(9/18)でも見たけれど、あのときよりテンポよく投げて三振も結構取ってる。一方、広島の大竹も4回までヒット1本に抑えるナイスピッチ!
先発の能見

両先発の好投が続く中、試合が動いたのが4回裏、カープの攻撃。目下、HRダービーを独走中の新井がライトスタンドへ突き刺さるソロHR。カープに先制を許す。
しかし、直後の5回表。この回先頭の矢野が、すぐさま同点のHR!さらに、第1打席でもいい感じのライトライナーを放っていた藤本が逆転の今季初HR!やったーーー!!!(でも調子に乗るなよ!)
続く6回にも、ヒットに四死球が絡んで4点追加。矢野のデッドボールにはドキッとしましたが...。だって前に広島戦で頭にデッドボール受けてたし、しかもその時も観戦してたし...。でも、そのまま1塁に走ってくれたので安心しました。
能見は8回に疲れが見え始めて2点を失いましたが、先発としての仕事はきっちりこなしました。そうなると、あとはJFKの出番です。この日はFKの2人が登板しました。
F!完全にネットの方にピントが合ってる・・・orz プチトルネードのK!

そして、2人がきっちり締めてゲームセット!見事に勝ちました!!!
マウンドに集まるナイン 勝利のハイタッチ☆

この日のヒーローは藤本でした~。
ヒーローインタビューを受ける藤本 6-3で勝利!

ところで、この日は前の席におもろいおっさんが座ってらっしゃいました。いちいち選手が出てくるたびにおもろいこと言うてました。

・能見→「大阪ガスの料金、倍払ってもええわ」
・藤本→「焼き鳥食べに行ったるぞ~」
・今岡→「Joshinは感動スタジアム!(←モノマネで)あれ、無表情やなぁ」
・矢野→「駒川商店街の魚(何か忘れた)39円!」

他にもいろいろしゃべってるの聞いてたんですけど、選手の悪口とかは一切言わずに、感じのいいヤジでうるさくなかったので好感が持てました。そういえば、「赤星と井川は同じマンションらしいで~」とか、「今度の甲子園で胴上げせなあかん。岡田のお父さんの誕生日やからな」とか、マメ知識も披露しておりました。
聞き耳立ててると、おっさんも28日に行くからその日に決めてほしいと言ってました。おお!私もその日に行くわよ!しかも、おっさんは仕事が終わってから新幹線で行くとか言ってるよ。一体どこにお住まいなんだろうかと思いました。

このおっさんに好感が持てた理由は、もうひとつ。井川ユニを着てたからです!それだけで嬉しかったですよ~。それと、風船を持ってなかった姉に無言で風船をくれたりしました。おっさん、どうもありがとう。
そういえば、井川グッズのタオルとキャップ姿の人も見かけました。まだまだいるんだよ!イガーファンは!

試合が終わってからは、お好み村に行きました。阪神ファンだらけでした。でも、「カープ」という名のお店にはさすがにカープファンだけでしたね。
私が入ったお店は「さらしな」というお店でした。ここのお店のおっさんがとにかく気が利くおっさんで。カウンターなんですけど、お好み焼きを焼きながらも、客への気配りは忘れない。食べ終わった客にはつまようじ、コップの水が少なくなったらすぐに補充、ちょっとこぼしたらサッとティッシュを出してくる。まるで銀座のホステス並みの気配りでした。(知らんけど)
お味の方は、なかなかおいしかったのですが、量が多くて残してしまいました...。すんまそん。

そんなこんなで、長くなってきたので広島遠征レポ前編はこのへんで終わりまーす。

後編につづく。

☆その他写真いろいろ☆

・真っ赤に染まったライスタと、レフスタのレディースカープ
本場のスクワットは圧巻! ポンポン持って踊ります

・左バッターボックス
鳥さん アニキ

・外野三人衆
ワシだけ白いリストバンドじゃけぇ 僕は毎日赤リスバン! 24日は赤リスバンさ!

・三遊間コンビ
おい、トリ!俺って足短いか? 僕も短いって言われるんですけど・・・