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★元阪神タイガース・井川慶投手応援ブログ★

本当に引退しちゃうんだ・・・

2006-10-28 03:26:36 | 野球全般
日本ハム新庄、あらためて現役引退を宣言(ニッカン)

わかっていたことではあるけれど、改めて引退宣言されるとやっぱり寂しいね。4月の引退宣言から、「やっぱやーめた!」っていつ言い出すのかなと期待してたんだけども、さすがの新庄もそれはなかった。今シーズンは本当にギリギリのところでプレーし続けたんだろうなぁ。17年間お疲れ様でした。

この会見の中で出てきた愛用のグラブの話。阪神に入団して1年目に作ったグラブを今でも修理しながらずっと使い続けているのは有名な話ですが、まさかそのグラブの値段が7500円だったとは!(驚)私が中学時代ソフトボール部に入部したときに買ったグラブでさえ、確か8000円くらいはしたと思う。それよりも安いの?
車ならフェラーリやらベンツやらポーンと買っちゃうくせに、7500円のグラブを17年間も大切に使い続けるんだもん。新庄の野球用具に対するこだわりは相当なものだったんだなぁと改めて感心。
野球用具でもうひとつ。日本一が決まる試合を見ながら夕刊をパラパラめくっているとこんな記事が載っていました。

「新庄劇場」足下支える小さな町工場 特注スパイク製造(asahi.com)

「西岡さんのスパイクがなかったら、ここまで頑張れなかったです」。
野球用具に対するこだわりとともに、それを作った職人さんに対する感謝の気持ちを忘れないところがいかにも新庄らしい。
グラブを作った職人さんもスパイクを作った西岡さんも、日ハムの日本一は本当にうれしかっただろうな。でも、それ以上に新庄が引退する寂しさの方が大きいかもね。


は~あ、もう新庄ほど愛される選手は二度と現れないかもしれないなぁ。ホント何やっても許せたもんね。井川はムカツクこといっぱいあるんだけど(笑)。
井川ファンとしては、やっぱりみんなに愛される選手になってほしいとは思いますよ。とはいえ、生まれ持っての性格もあるし新庄みたいになれとは思わないけど(お立ち台で気の利いたおもろいことなんて言おうもんなら、何か変なモン食ったかと心配になるし...)、それでもファンサービスの在り方という点では新庄から学ぶべき事は山のようにあると思う。自分なりのファンサービスを考えていってくれたらないいな。

昔、お気に入りの井川ファンサイトがありました。有名だったから井川ファンなら知ってる人も多いと思いますが、2004年のシーズン終了後にサイトを閉鎖されました。その管理人さんは新庄のファンでもあり、途中から新庄サイトも掛け持ちで運営されてたのですが、だんだん2つのサイトの明暗がくっきりとしてきて...。
井川の成績が振るわなかったことが理由であるのはもちろんですが、それだけじゃなかったことは確かです。井川サイトの方はため息が聞こえるような重い空気でしたが、新庄サイトでは管理人さんが楽しく更新しているのが手に取るようにわかりました。結局、苦悩の末に井川サイトを閉じることとなったようです。ポスティング騒動の直前だったような...。管理人さんはあの騒動をどういう思いで見ていたのかなぁ。ああなることを予測していたのかもしれないな...。
その管理人さんは、日ハムのリーグ優勝と日本一の試合を札幌ドームで観戦されたみたいで本当によかったなぁと思いました。新庄もそんなファンに見守られて引退するのだから、きっと未練はないでしょう。

あーもう、何が言いたいのかわかんなくなってきた!話が全然まとまらん!
そうそう、職場の“新庄大好きっ娘@52歳”さんも仕事休んで札幌ドームまで行ったらしく。第3戦と4戦は見たけど5戦のチケは持ってなくて泣きながら帰って来たらしいよ。こりゃまた残念なこって。

というわけで、遅れ馳せながら。
日本ハムファイターズのみなさま、日本一おめでとうございました☆

虎キチブロガーのMVPを探せ 2006

2006-10-24 01:23:22 | REPORT
最後の観戦から10日ほどしか経っていないのに、なんだかものすごく遠い昔のような気がする今日この頃。ああ、甲子園が恋しい...。
今年はこれまでで最も多く観戦したシーズンでした。オープン戦の大阪ドーム以外、公式戦はすべて甲子園で観戦。もちろん甲子園は一番好きな球場ですが、ビジター観戦も新鮮で好きなんですよね。今年は遠征できなかったのが心残りです。

さてさて。
そんなわけで、「旅は人生の道標」のshuさんによるトラバ企画:「虎キチブロガーのMVPを探せ 2006」に便乗して、今シーズンの観戦を振り返ってみようと思います。
 ☆は井川登板試合

オープン戦
 3/25(土) ●2-9 横浜    (大阪D・1塁特別指定)

公式戦・交流戦
 4/14(金) ○7-0 広島    (甲子園・イエロー)
 4/16(日) ●1-2 広島    (甲子園・ライト)
 4/28(金) ●2-6 ヤクルト  (甲子園・ライト)
 4/29(土) ○6-3 ヤクルト  (甲子園・ライト)
 5/3 (水) ●0-2 巨人    (甲子園・3アル)
 5/11(木) ○5-3 ロッテ   (甲子園・ライト)
 5/17(水)  中止 日本ハム  (甲子園・ライト)
 5/20(土) ○5-2 オリックス (甲子園・レフト)
 6/3 (土) ○8-7 ソフトバンク(甲子園・ライト)
 6/4 (日) ●2-6 ソフトバンク(甲子園・イエロー)
 6/10(土) ●1-6 西武    (甲子園・ライト)
 6/19(月) ○5-2 日本ハム  (甲子園・オレンジ)
 6/24(土) ●3-6 ヤクルト  (甲子園・ライト)
 6/25(日) ○3-1 ヤクルト  (甲子園・ライト)
 7/12(水) ○4-2 広島    (甲子園・ライト)
 7/17(月)  中止 巨人    (甲子園・ライト)
 7/18(火)  中止 巨人    (甲子園・ライト)
 7/29(土) ●6-7 ヤクルト  (甲子園・1アル)
 8/25(金) ●2-5 巨人    (甲子園・ライト)
 8/26(土) ●0-10 巨人    (甲子園・オレンジ)
 8/31(木) ○8-7 中日    (甲子園・ライト)
 9/9 (土) ○5-3 横浜    (甲子園・ライト)
 9/10(日) ○6-1 横浜    (甲子園・1アル)
 9/18(月) ○6-5 ヤクルト  (甲子園・ライト)
 9/27(水) ○5-1 広島    (甲子園・オレンジ)
 9/28(木) ○6-0 広島    (甲子園・ライト)
10/12(木) ○5-1 中日    (甲子園・ライト)


勝敗数&防御率
 24試合 15勝9敗(3雨天中止) 貯金6 勝率.625
 投球回:219 総失点:88  防御率 3.62

勝敗は、勝ち運のない私にしてはまあまあの成績です。全部甲子園での観戦なので、本来ならもう少し勝っててもいいはずなんですけども...まあ、いいや。サヨナラ勝ちを3試合も見れたし、最後は7連勝でフィニッシュできたのでよかったです☆
防御率は、うーむ、、、なんだかイマイチな数字ですね~。中村泰(3.60)並みということで...。

ベストゲーム
せっかくなので、観戦した試合の中から選ぼうと思います。
対戦相手と試合展開で言うと、おさむと鳥谷の連続HRで8回に川上をKOして逆転し、最後を球児で締めた8月31日の中日戦!あ、でも5月20日のオリックス戦も捨てがたいなぁ。1点ビハインド9回土壇場の金本同点HRは鳥肌モンでした。
・・・なのですが、井川ファンとして選ばせていただくと、井川が完封&通算1000奪三振を達成した4月14日対広島戦です。

思えば、シーズンの日程が発表されたときからこの日の井川登板と1000奪三振を信じていました。なので、チケット一斉発売の前にわざわざぴあの先行でイエローを取ったんだっけ。(ホントはそこまでしなくても平日のイエローなら余裕で取れますが...)
あの日の奪三振ペースは、10月16日に奪三振王を決めた最終戦と酷似していました。この試合で1000奪三振を達成するには10個の三振を奪わなければならない。前半は調子よく稼いで中盤でなかなか取れず、とうとう最終回まで持ち越される。そして、最後のバッターで見事に1000奪三振を達成したのでした。
もちろん、1000奪三振を達成したことも、それを完封で飾ったことも、終わってみれば今季一度限りの甲子園でのお立ち台だったこともベストゲームに選んだ大きな理由ですが、一番の理由は甲子園のスタンドにいたファンの井川に対する温かい声援がうれしかったからです。
「がんばれ、がんばれ井川!!!」
昨年観戦した中日戦で井川がKOされて降板するときに非情な拍手が起こったことを思い出し、またこうして“がんばれコール”が聞けたことを本当にうれしく思い涙が出てきました。
というわけで、あらんじ的今季観戦ベストゲームはこの試合で決まりなのです☆


以下、その他どうでもいいデータ。

チーム別対戦成績
 広島   4勝1敗     ロッテ    1勝0敗
 ヤクルト 3勝3敗     オリックス  1勝0敗
 中日   2勝0敗     日ハム    1勝0敗  
 横浜   2勝0敗     ソフトバンク 1勝1敗
 巨人   0勝3敗     西武     0勝1敗

ちっ、巨人に1つも勝てなかったってのがなぁ。・・・あ、でも待てよ。0勝3敗って井川と全く同じ成績じゃないか!なのでまあ、よしとする。(いいのかよ)

先発別成績
 井川   5勝1敗     杉山   1勝1敗
 福原   3勝1敗     中村泰  1勝1敗
 安藤   3勝1敗     オク   0勝1敗
 下柳   2勝1敗     江草   0勝2敗

井川見たさに当日券で行った試合もあるけど、結果的に井川先発試合を一番多く観れてよかったです。しかも5勝1敗なら上出来です☆ちなみに防御率は2.64でした。
福原は安定感抜群で観ていて安心できましたね~。

座席別成績
 ライトスタンド   10勝5敗     イエローシート   1勝1敗
 オレンジシート   2勝1敗      1塁アルプス    1勝1敗
 レフトスタンド   1勝0敗      3塁アルプス    0勝1敗

意味もなく座席別に調べてみました。結果を見たところで、別に何がどうってわけではありません...。ちなみに、これらのチケット代合計は、

 外野   1,700円×16試合=27,200
 アルプス 2,500円× 3 試合= 7,500
 内野   3,500円× 3 試合=10,500(オレンジ2試合はタダ券)

          合計 45,200円
へぇ~、、、高いんだか安いんだかよくわかりません(笑)。


■■■今季観戦ご一緒していただいた方々、どうもありがとうございました!■■■

イガー検定

2006-10-20 22:44:00 | 井川慶
皆様もうご存知かと思いますが、阪神タイガースに関する知識を問う「阪神タイガース検定」なるものができたらしいですね。とゆーわけで、対抗して「イガー検定」を作ってみました。受験料は無料です☆暇な人はコメント欄で答えてね。

【イガー検定とは?】
イガーのことをこよなく愛し、イガーのことなら何でも知っている!!どれほどイガーファンなのか証明したい!!という人の為の検定です。

Q1.98年ドラフト2位で阪神タイガースに入団しましたが、タイガース以外に井川投
   手の獲得を考えていたチームはどこでしょう?
   A.読売ジャイアンツ       C.近鉄バファローズ
   B.中日ドラゴンズ        D.日本ハムファイターズ

Q2.巨人戦初完封勝利を挙げた2001年8月29日に、お立ち台で六甲おろしを熱唱
   した選手は誰でしょう?
   A.桧山進次郎          C.カツノリ
   B.広沢克実           D.赤星憲広

Q3.2002年4月、2003年7月に月間MVPを受賞しましたが、そのとき一緒に
   打者部門で受賞した選手は誰でしょう?
   A.今岡誠            C.濱中治
   B.桧山進次郎          D.赤星憲広

Q4.2003年はタイトルをほぼ総ナメにしましたが、唯一取れなかったタイトルは?
   A.最多勝            C.最多奪三振
   B.最優秀防御率         D.MVP

Q5.2006年4月14日に通算1000奪三振を達成しましたが、プロに入って一番
   最初に奪った三振は誰からでしょう?
   A.石井琢郎           C.鈴木尚典
   B.波留敏夫           D.谷繁元信

Q6.2006年シーズン終了時点で被本塁打は通算116本ですが、これまで誰に最も
   多くHRを打たれたでしょう?
   A.イ・スンヨプ         C.前田智徳
   B.福留孝介           D.阿部慎之助

Q7.ご存知左投げの井川投手ですが、鉛筆を持つ手、箸を持つ手はそれぞれどちらでし
   ょう?
   A.両方とも左手         C.鉛筆は右手、箸は左手
   B.両方とも右手         D.鉛筆は左手、箸は右手

Q8.ジェスチャーつきで「ナンデェ~」という井川投手のモノマネをしていた外国人選
   手は誰でしょう?
   A.マーク・バルデス       C.バディ・カーライル
   B.ジョージ・アリアス      D.トレイ・ムーア

Q9.東京ドームの選手食堂で特別メニューに認定された『井川スペシャル』という名の
   ラーメンのお味は?
   A.みそ+しょうゆ        C.しょうゆ+塩
   B.みそ+塩           D.とんこつ+みそ

Q10.今一番気になる問題。今オフの井川投手の動きは・・・?
   A.阪神タイガースに残留     C.突然の引退宣言
   B.ポスティングでメジャー移籍  D.あらんじと電撃入籍

→→→【答え合わせ


すみません...。思いつきで作り始めたのでこれが限界です。(少なっ!)
自分で作っておいてなんなんですが、しょぼい検定だこと。orz
問題考えるのって難しいですねぇ。もう少し時間をかけて考えて、せめて29問は作って出直しまーす。

K’s self 更新!

2006-10-18 14:54:20 | 井川慶
メッセージが更新されました。
今回は早めの更新ですね。きっとうれしかったんだろうな~。
読んでるこっちまでうれしくなってくるような、そんな内容です。うれし泣きしちゃいます。最後に監督・コーチや選手、そしてファンに対するお礼を丁寧に述べているところが井川らしいね。

>9回の攻撃時に先頭打者で打席がまわってきたこともあり、久保コーチが「どうする」と聞いてくれました。

ちょうどこのシーンはテレビでも放送されていたのですが、みんなにからかわれるようにけしかけられていた感じでした。井川の口の動きは「無理無理(笑)」って言ってましたけどね。そのときのベンチの様子がものすごくいい雰囲気だったんですよ。みーんな笑顔でさ。
これ以外でもね、ホントにこの日はいい表情だったんです。最後の1球を投げる前の顔はものっすごいオトコマエやったんですよ。いや、ほんまに。まぢで惚れ直しました☆

そういえば、下のエントリーで大事なことを書き忘れていました。

奪三振王おめでとうございます!!!


【追記】
日米野球のNPB選手紹介で井川が紹介されてるんですが、出場決定したのですか?
うわー、観に行きて~~~!!!

正式発表されました。わーい☆

三振を取るために生まれてきた男、その名は井川K!

2006-10-16 21:46:31 | 井川慶
ヤクルト0-3阪神

前日に川上が最終登板し、3イニングを投げて奪三振5。井川との差は10に広がった。正直、これは厳しいかなと思っていた。

それでも、この日は最初から三振を取りに行くピッチングで初回に幸先良く2つ、3回にも2つ奪って3回終わって奪三振4。こ、これはもしかしていけるんじゃ...?!
そう思っていると、4回、5回はひとつも奪えず。うーん、ちょっとやばいかも。それでも、6、7、8回にそれぞれ1つずつ奪って、8回を終えた時点で7個。つまり、タイトルを取るためには、9回のアウト3つをすべて三振で奪わなければならないという究極の条件が残されたのだ。しかも、3番から始まるクリーンアップ相手に―。

最終回のマウンドに井川が上がる。最初のバッターは今オフにメジャー行きを噂されている岩村。もしかしたらこれが神宮で、そして日本で最後の打席になるかもしれない。さまざまな想いをめぐらせながらの打席だったのかもしれないが、もちろん真剣勝負に変わりはない。2-2からストレートを待っていたと思われる岩村のバットは、スライダーにタイミングが合わずに空振り三振!まずは1つ。
続くバッターは4番・ラミレス。2-1と追い込んで、最後に力強く振り抜いた左腕から投げ下ろされたチェンジアップはワンバウンドとなったが、ラミレスのバットは空を切って空振り三振!2つめ。
さあ、あと一つ!というところで、5番・ラロッカはツーナッシングと追い込みながら、3球目のチェンジアップをレフト前へ運ばれる。バットに当たった瞬間、やばい!と思ったけれど、ショートの横を抜けていく打球を見てホッとした。何なんだろう、ヒットを打たれたのに喜んでいるこの不思議な感覚は(笑)。
続く宮出に対しては、2-3の末にフォアボールを与えてしまう。あと1球までいきながら、なかなか最後のストライクが奪えない。2アウト1・2塁のピンチ。しかし、もはやランナーなど気にする必要はないのだ。だって、最後は三振を取ればいいのだから。
そして、最後は代打・田中浩。すでに球数は130球を超え、少し疲れが見え始めていた。ここまで奪った三振は9つ。あと一つ。なんとかあと一つ...。
カウント2-2から、最後の力を振り絞って投げ込んだラストボールは、この日最速となる148キロの渾身のストレート。フルスイングした田中浩のバットは空を切ってゲームセット!
この瞬間、今シーズン3つめの完封勝利と同時に、井川は奪三振のタイトルを手にした。

もうね、これ以上の幸せがありますか?って感じ。あんなに楽しそうに、そして吼える井川を今シーズン最後に見ることができて何も言うことはありません。
7回の対ラミレス。絶妙なクロスファイヤーで見逃し三振を奪った後のあの鋭い眼光を見ましたか?ゲッツーを取った時に本来ならうれしいはずなのに、アウトひとつ損した気分になって苦笑いをするあのかわいい表情を見ましたか?はぁ~~~~、もう最高じゃないですか...!
やはり井川には三振がよく似合う。狙って奪えるもんでもないのに、1000奪三振のときと同じく謀ったように最後のバッターで決めてしまうとは、なんて心憎い演出なんだよ!!!(惚)

この日、必死で三振を奪いに行く井川を見て、ふと昨年末に川藤さんとの対談で話していたことを思い出した。一番のこだわりは三振だけれど、自分は勝たなければいけない立場だからチームの勝利が優先である、と。でもそんな自分はちっちゃい感じがする、やりたいことができていない、と。
もしかしたら、これまで井川はチームの勝利にこだわるあまりに自分の理想とするピッチングを封印していたのかもしれない。この日のピッチングは、小手先だけでツーシームを投げたりフォームを気にして思い切り腕を振れなくなっていたあの頃とは違って、試行錯誤していたのがウソであるかのような、すべてを吹っ切ったかのような井川本来の力強いピッチングだったように思う。
井川が目指すピッチングスタイルでチームを勝利に導くことができるのならば、もう何も迷う必要はないんじゃないか―?

そんな風に思った秋の夜長でありました。


井川 奪三振王を「置き土産」に…(デイリー)
虎の井川完全燃焼!これが日本最後なのか(ニッカン)
阪神・井川有終…夢のメジャーへK締めの奪三振王(スポニチ)
井川、完封締め!気迫10Kで奪三振王!さあメジャー交渉へ(サンスポ)

10/12 対中日戦 観戦レポ☆甲子園最終戦、片岡涙の引退試合

2006-10-14 00:41:04 | REPORT
阪神5-1中日@甲子園・ライトスタンド

甲子園最終戦。私にとっても今シーズン最後の観戦。そして、片岡にとっては現役最後の試合となりました。

6時前に甲子園に到着。いつものように21号門をくぐり階段を上ってスタンドへ出ると、いつものように目の前にはきれいな天然芝が広がっていました。逆転優勝が現実味を帯びてきた9月の終わり頃から、センターから両翼に向かって芝生がVの字に刈られるようになったんですよね。その想いは叶うことはなかったけれど、最後までこのきれいなグラウンドを見ながら観戦できる喜びと同時に、今年はこれで最後なんだなぁという寂しさが込み上げてきました。
そもそも4日にチケットを取った時点では、この日をこのような状況で迎えるとは思ってもいませんでした。M2くらいで直接対決を迎え、先発は井川vs川上。そこで井川の好投で見事に中日を下し、その勢いで一気に優勝へと突き進んでいく―。そんな虫のいいストーリーを勝手に思い描いていたのです。
なので、正直言って「消化試合か、はぁ~~~~ぁ...。」という気分でした。もちろん最後なので精一杯応援はしたし試合にも勝ったけれど、どこか心にぽっかり穴が開いたような、そんな気持ちでゲームセットを迎えました。

試合終了後、監督、コーチおよび選手一同がグラウンドに整列しスタンドのファンに一礼。と言っても、監督の挨拶も選手会長の挨拶もありませんでした。きっとこの後に片岡の引退セレモニーがあるからかなぁと思ったんですが、どうなんでしょ?毎年ありましたよねぇ?
片岡だけがマウンドに残り、引退セレモニーが始まりました。私、これまでずっと「片岡は何で1軍にいるんだろう...。いつになったら引退するの?」なんて考えていたので、片岡の引退試合だからといってたいした感情なんて持つはずがないと思ってました。
でも、片岡のスピーチを聴いていると、どういうわけか涙が流れてきて...。バックスクリーンのオーロラビジョンに映し出された片岡のこれまでの軌跡。その中でも、私の中で一番の思い出といえば、やはり2003年9月15日の同点HRでした。あの日、ライトスタンドでこちらに向かって飛んでくる打球を見ながら勝利を確信したこと、あれは本当に忘れられない思い出です。
PL時代からの親友である立浪との間には、きっと数え切れない思い出があるんだろうな。憧れだった甲子園で後輩の今岡や福留から花束を受け取り、スタンドからは元監督・中村さんに見守られ、片岡は本当に幸せな野球人生の最後を迎えることができたのだと思う。なんだかものすごくうらやましく思えた瞬間でした。そして、豊さんや藤本、秀太らが泣いているのを見て、改めて片岡がどれだけ後輩に慕われていたのかを知ることとなりました。

セレモニーが終わってから思ったことは、消化試合も悪くないなってこと。今日はこれでよかったんだと思えるほどに、素敵なセレモニーでした。
片岡選手、15年間お疲れさまでした!


で、井川話になりますが、このように選手全員が集う日はちゃんと来てるかどうかハラハラするわけで...(トラウマ)。
いましたね~、なんか半袖で寒そうでしたけど(笑)。最後のサインボール投げは、レフトの方へいったのかなぁ。ちゃんと確認できませんでしたが、いつになくダッシュで帰る姿は目に焼き付けておきました。また来年も、この甲子園で井川が投げる姿が見れるといいな...。

終わった・・・

2006-10-10 23:40:18 | 阪神タイガース
ウッズの満塁HR見た瞬間にテレビ消してしまいました。

あー、ほんと終わっちゃったんだなぁ...。せめて12日までは夢見てたかったな。

私、ひねくれてるので、どうしても今は中日に「優勝おめでとう!」なんて言えない。

そんな広い心は持っていない。落合の涙なんてどうでもいい。

だってまだ悔しいんだもんよー。ちくしょーーー!!!

はぁ~~~、風呂入って寝よ...。

今シーズン最後の対決

2006-10-09 02:34:25 | 井川慶
阪神1-5巨人

予想通り中4日での登板となりました。思えば、巨人戦20勝に王手をかけて4月21日に今シーズン初めて巨人戦に登板してからこれまで4試合投げましたが、結局1勝もできないまま今日を迎えることとなりました。今となっては巨人戦20勝よりも、とにかくチームの勝利に貢献してもらいたいという思いでした。そして、スンヨプだけには打たれるな!・・・と。

初回、ヒットで出塁した鈴木を1塁に置いて、2アウトでスンヨプに本日最初の打席がまわってきました。そこでいきなり先制のタイムリーツーベース。2球目のストレートでコースはやっぱりちょい甘かったかなぁ。HRにならなくてよかったと言うべきか...。しかし、何でこうも長打を食らうんだろうね。ランナーがファーストなんだから、シングルヒットに留めておけば失点しなくて済んだのに!この失点も含めて、井川の巨人戦での失点11のうち9点がスンヨプの打点によるものだそうですよ。あ、あんまりだ...。
2打席目は3回にやってきました。これまでスンヨプに痛打されたのはストレートとスライダーということで、初球はめずらしくチェンジアップから入りました。これでストライクを取ってから、ストレートでインコースを攻めて少しのけぞらせ、3球目もインコースにズバッと投げると、詰まらせて内野フライに打ち取ることができました。スンヨプを打ち取るのひさびさだ...。
何でもっと早くからこういう攻め方ができなかったんだろうって感じ。ま、やろうとしても井川のコントロールが悪かっただけなのかもしれないけど。やっぱり左バッターにはある程度インコース攻めができないと苦しいと思う。実際、この打席はそれで抑えたわけだし、4月に抑えた時もそうだったし。
それと、今日はスンヨプに対してもそうだけど左バッター全般にチェンジアップを多投してました。高橋から空振り取ったりして、結構使えるじゃんって思ったんだけどなー。いいコースに決まってたからかな?解説の湯舟が言ってたけど、何年か前にチェンジアップを阿部にHR打たれてから、左バッターに対してチェンジアップはほとんど投げないようにしてたらしい。ちくしょー、阿部め~~~。
3打席目は2-3からフォアボールを与えてしまい、この日の対決はこれで終了。とうとう最後の試合まで打点をやってしまったか。悔しいなぁ。

そんなわけで初回に1点は許したのですが、3回にエラーでサードまでやってしまった後をキッチリ抑えたところはよかったし、4回から5回にかけての4者連続三振は圧巻でした。下位打線とはいえ、完全に相手を見下ろしたピッチングで見てて気持ちよかった!スンヨプの2打席目くらいからストレートが走り出したみたいで、それ以降は打たれる気はあまりしなかったな。代打を出されたので6回で降板となりましたが、中4日でもまだまだ行けそうな感じでした。

ま、チームが負けてしまってはどうしようもないんだけど...。井川に勝ち星が付かなくとも、なんとか勝ってほしかったよ~。
とうとうマジック2まで来てしまったか。12日までに決まったらつまらんなぁ。目の前で胴上げ見るのも嫌だけどさ。


井川無念の奮投…聖地これで見納め?(デイリー)
ラスト甲子園濃厚・井川また李に痛打許す(ニッカン)
井川が気合の「6回1失点」奪三振トップに躍り出る(スポニチ)
井川が今季ラスト甲子園…6回3安打1失点「申し訳ない」(サンスポ)

雨天中止の日に・・・

2006-10-08 11:53:41 | 井川慶
はぁ~~~、今の阪神はホントに強いですね。昨日も同点に追いつかれたときは一瞬ポカーン...としちゃったけど(あの低い弾道が入るなんて思わなかったし!)、それでもやっぱり負ける気はしなかったです。
金本がヒーローインタで言った言葉。
「12日に最後の直接対決がありますんで、その試合を今年一番盛り上がる試合にしたいと思います!!」
その言葉、信じます。

さて、その12日の先発はどうやら下さんのようですね。井川は本日の巨人戦に中4日で登板することになりそうです。ちょっと残念・・・いや、かなり残念。12日はどうしても井川に投げてもらいたかったからね。今日は仕事でどうしても甲子園に行くことはできません。もし、これが井川にとって最後の甲子園での登板になるとしたら・・・。
あぁぁぁ、、、最近スポーツ新聞がいらんことばっかり書くから、こんなナーバスな気分になってしまうんだ!!!ばかやろー。。・゜・(ノД`)・゜・。

ところで、先日神宮の試合が雨で流れた日に、井川はヤクルトの藤井と川島とで焼肉を食べに行ったらしいです。→詳しくは藤井のサイトで
酒もタバコも女の子の話もなしで、ひたすら野球の話をしていたそうな。ダーツはやっぱりうまいらしいです。井川が西麻布に六本木かぁ...。似合わねーーー(笑)。それにしても、ホント藤井はいいヤツだ☆
かーしまタンも日記書いてるかなぁと思って見てみたけど、残念ながらまだ何も書かれていませんでした。なので、先にどんなことを書くか予想してみる。

10月6日 今日はご飯を食べてきました☆

今日は雨で試合が中止になったので、藤井さんと焼肉に行ってきましたぁ(^O^)
そしたら、なんとそこにはタイガースの井川さんがいたんです( ̄□ ̄;)!!
これまであまりお話したこともないし、最初はすごぉく緊張したんですけど、とっても気さくな方で野球の話もたくさんできてうれしかったです☆彡
また一緒に食事に行っていろんな話をしたいので、まだメジャーには行かないでほしいです(>_<)

おっと、、、最後はちょっと自分の願望が入ってしまいました。失敬失敬☆

笑顔の完封勝利

2006-10-07 03:06:12 | 井川慶
ヤクルト0-4阪神

井川のメッセージが更新されたようなので、それを引用して今更この試合の感想など。

「ブルペンから、真っ直ぐはスピードもコントロールも今一つだったのですが、スライダーやチェンジアップでうまく攻めていくつもりでした。」
ストレートは走っていたと思いますが、確かにコントロールはよくはなかったかも。でも投球テンポがよかったので、井川のリズムでバッターと勝負できている感じでした。
チェンジアップがよかったなぁ。宮本を空振り三振に取ったときなんて、投げた後井川は納得いかない表情で「(コースが)甘いなぁ」と言ってたけど、それでもバットを振らせることができたってことだもんね。しっかり腕が振れている証拠です。

「今年、青木選手には5割以上打たれている印象があります。」
あのー、私は8割くらい打たれている印象があるんですが...。(^。^;)あせあせ
実際は.550ですね。20打数11安打なのでまぐれでもなんでもないですな。ま、去年の.700よりはマシだね!・・・って、うれしくもなんともないし。しかし、青木といいスンヨプといい同じバッター(しかも左)にやられすぎ。

「自分はなぜか打球を体に受けた試合ではいい結果に恵まれているので」
確かに...。毎試合小雨の中で打球に当たってください☆

「次回も投げる機会をもらえれば、ベストを尽くしたいです。(」
12日に投げてね☆つーか、最後の「(」は何なのさ?ま、まさか顔文字でも使う気だったのか?(@^_^@)←それはない

奪三振は現時点で川上に5個リードされているので、残りの試合数を考えると厳しそうです。防御率2点台はどうかしら?と思ったけれど、次の試合で完封したとしても3.01でわずかに届かず。この前の甲子園でも完封してたらいけたんだけどな。ゲッツーの間の1点が悔やまれるよ。ま、そんなこと言ってたら今まで防げる失点はいくらでもあったわけで、キリがないんだけども。
とはいえ、今は個人成績云々よりもとにかくチームの勝利に貢献できるように頑張ってほしいです。次の登板機会までに中日の優勝が決まってないことを祈るのみだわ。(-人-)


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