マンタマンタに告ぐ

映画・政治経済・日常生活などの観察日記。

映画ホラ話(原題)に告ぐ

2009-04-02 06:50:27 | Weblog
●2012年、彗星が衝突して人類の破滅を迎える。それが、1975年に製作・した曲が、めぐり巡って地球の危機を救う結果へとつながる物語。

何だか複雑で、登場人物が多くて、理解するのに苦労した。日本映画としては、新しいタイプの映画かな。伊坂ワールドは、こういう発想の作家なのか。

滅亡の2012年、キリスト教徒の男性が、とあるレコード店に入る。そこで、廃盤になった曲と出会う。店長が、保存していたようだ。

1982年、この曲の間奏が、無音になっている。その中に、「女性の悲鳴」が聞こえるという呪いのテープだった。その結果、男性は運命の女性と出会う。

1999年、キリスト教徒らがけしかけた大預言が外れる。2009年、キリスト教徒たちによって、船がシージャックされる。数学の超得意な女子高校生が、空手の得意なコックに、助けられる。

やっと、1975年の物語が始まる。チラシを見ると主人公は、伊藤なのかな。こういう物語設定では、主役が誰なのかよく分からない。

バンドたちが曲を作った思い、マネージャー(?)と1冊の本と息子、呪い(?)の無音の謎、そしてゴレンジャー。この危機を救うのは、5人の戦士のようだ。

ラストで、全てのつながりの理由が明かされる。この曲が、世界を救っている訳でもない。何だか、単なるこじつけって感じ。

果たして、誰が彗星の衝突を阻止するのであろうか。この阻止した人物の出生の秘密と、曲の関連性が強ければ、こじつけを否定したかったな。

こじつけなら、自分のブログだって、世界を救う要因になっているかもしれないぞと。全人類よ、今ある信仰宗教を捨てて、「自然科学」を崇拝せよ。