マンタマンタに告ぐ

映画・政治経済・日常生活などの観察日記。

映画時をかけてきたオッサンに告ぐ

2010-04-02 09:47:47 | Weblog
●この映画は、原田版(高校生)の続編と観るべきか。否、原田版は尾道市が舞台だったから、別個と考えて観るべきだな。今回は、世田谷方面(中学生)が舞台だ。

母成美は、薬学部で、個人的に偉大なものを研究していた。ある日、交通事故に遭い、未来人である深町に、喪失されていた記憶が一部よみがえった。

会いたい。入院中だから、目的を果たせない。代わって娘仲が、深町と会うため、過去へ行くことになった。1972(昭和47)年4月(?)の土曜日。

ところが、間違えて、1974年2月に飛んでしまう。大学生(?)の中尾と出会う。小汚い、4畳半。お金は、親からもらって生活しているのか? 不自由がなさそうだ。

大学時代の男性は、みなこういう生活をしているものだ。女子大生には、分からないだろう。懐かしい、昭和の時代だ。

中尾は、映画サークルの監督をしている。こんな可愛い女子高生を泊めて、何もなしか。俺なら、絶対、野獣に変わっている。

そこで仲は、衝撃的な人物と出会う。まるで、バックtoザ・フューチャー(BF)を見ているようだ。BFでは、過去の親は、見知らぬ子孫に親近感を抱いていた。

敵意を、感じていなかった。この映画では、そのような感傷的な場面がないので寂しいな。

未来人は、過去の歴史を変えてはいけない。深町は、あるミスを犯していた。調査部は、それを許さない。深町は、ミスを修正するために、過去へと飛んだ。

冒頭の病院の待合室で、この人の運命が読めたな。仲は、未来へ飛ぶバスを失った。果たして仲は、その危機を救えるのだろうか。

母成美は、娘に託したその目的を、達成することができるのだろうか。どの道、深町に会えば記憶を失われる。だがその記憶は、遺伝子のどこかにまだ残されている。

深町は、飛ぶたびに、どれだけの女性と付き合ったのかな。愛したのは、成美だけではないよな。この役を、石田かタイガーにやらせたかったな。

いい歌なんだけど、原田も仲も、歌が下手だなー。