マンタマンタに告ぐ

映画・政治経済・日常生活などの観察日記。

森田知事は辞任すべきでない

2009-04-17 07:07:07 | Weblog
●何だか、県会議員ら、森田知事を告発したようだ。「完全無所属」を主張していたのに、自民党の支援を受けていた。

虚偽表示違反(公職選挙法)として、訴えられたようだ。だから、何だというのだ。つまらん。下らない。小さな出来事だ。

森田氏は、もともと自民党員だ。千葉県民も、みな知っているはずだ。知っていて、県民は投票したはずだ。

「無所属」と明記していれば、問題がなかったのかな。どの候補者も、「無所属」を主張していながら、現実は政党の支援を受けている。

新聞に「無所属」と記載されていても、その横には、政党名が記載されている。当選したら、その政党は勝ったと錯覚している。どこが、無所属なのだ。

石原知事だって、当時、無所属を主張しても、裏では自民党に支えられて当選している。政党なくして、選挙には勝てないものだ。

完璧で、きれいな立候補者などいない。告発するのは、警察や選挙管理委員会がすべきだ。彼らは、起訴もしていない。この程度では、有罪は無理だ。

当選後に、市民団体が告発するべきではない。選挙中に、選管や警察が、立候補者を厳しく監視し、資料の提出を求め審査すべきだ。

不適切な箇所があれば、選挙活動の中止要請、行政指導をすれば良い。それを怠った、選管・警察に大きな落ち度がある。

当選後に、やたらと批難し引きずり下ろそうとする連中が出てくる。報道陣も、穴を探したがる。批難の指摘は、選挙中に主張すべきだ。当選後にするな。

選挙は終わったのだ。今さら辞任しても、再選挙となる。莫大な費用がまたかかる。費用対効果を考慮すれば、森田知事を公認するしかない。

寄付金だって、「記載ミス」と言って修正すれば、それだけで許されるようだ。多分、ミスではなく「故意」だと思う。

参議院時代にも、秘書のミスで同じことをやっている。2度のミスは、許されない。政治資金規正法が不完全なのだから、議員だって不完全なのだ。

議員に完璧性を求めるな。検察は、小沢でさえ叩くこともできない。政治資金規正法、公職選挙法はしょせん、ザル法なのだ。処罰は無理。

選挙で選出された以上、森田知事に期待するしかない。過去に政党員であっても、未来が「完全無所属」であれば、それでも良いではないか。

それにしても、この4年間、どんな職業に就いていたのだ。何をして、飯を食っていたのかな。どこから、収入を得ていたのだ。

自民党の支部長なら、寄付金で、飯を食っていたのかな。選挙資金は、どこから流れてきたのかな。森田知事は、公表する気はないようだ。

それを積極的に公表させない公選法にも、問題がある。立候補者全員に、選挙資金の出所の公表を義務化させよう。

多分、国会議員たちは、そんな法律を作成しないだろうな。罪刑法定主義、法律なければ刑罰なし。議員たちが法律を作る気がなければ、議員たちの処罰はなし、だ。