マンタマンタに告ぐ

映画・政治経済・日常生活などの観察日記。

映画お隣音鳴り大人りに告ぐ

2009-06-03 09:04:00 | Weblog
●ちょっと風変わりな、恋愛映画かな。お笑いはない。薄い壁一枚を挟んだ、お隣同士。一度も顔を合わせたことがない、都会的な生活。

カメラマンの岡田。モデルで高校時代の親友。岡田のカメラでないと、笑顔を作れないらしい。その親友を追いかける、妊娠中の谷村。

谷村が、いい演技をしているな。現代的で、一途なアホギャルだ。落ち着きなし。谷村は、将来的にはNHKの朝ドラに起用されそうかな。

映画出演が控えているのに、その親友が、なぜか消息不明になる。原因は、岡田のカナダでの写真撮影らしい。それは、岡田の夢だった。

親友が、岡田の部屋に必ず来ると信じて、谷村は数泊する。岡田は、手を出さない。何も起きない。自分だったら、理性を抑えきれずにやっちゃっているな。

花屋に勤務する、麻生。フラワーアレンジメント1級を目指し、フランスでさらに勉強をするらしい。

音だけで、恋愛をし、壁越しでデートを楽しむ2人。しかし2人とも、中学時代の片思いの人を、未だに思いつめている。恋愛に、臆病になっている。

時は来た。麻生は、フランスを目指し引越しをする。お別れが来る。この編で、麻生が花にこだわる理由が分かった。

冒頭から、麻生の故郷を表現してほしかったな。そうすれば、面白いラストが描ききれていた。納得していた。この後半のシーンは、ちょっと不満。

そうして2人は、運命の出会いをするのであった。エンデェングでは、おかしな演出をしているなと思った。テーマは、「音」だったな。