マンタマンタに告ぐ

映画・政治経済・日常生活などの観察日記。

映画キャタピラーに告ぐ

2010-08-15 21:30:52 | Weblog
●日中戦争(?)に出向いた亭主が、無残な姿で帰国する。現場では、英雄的な活躍をしたため、新聞では「軍神」と崇拝される。

妻しのぶは、国家のために介護することとなる。これが庶民だったら、夫婦で心中をしていたかもしれない。軍神ゆえに、自殺・殺害行為は許されない。生きるしかない。

その軍神亭主も、こんな姿になっても、性欲だけは旺盛だ。喰う寝るやる、それでも、亭主として威厳を保っている。会話ができなくとも、命令をする。態度がでかい。

この亭主の肢体は、どうやって撮影したのだ? CGや模型などを駆使しているのだろうが、本物に見えた。「ゲゲゲの亭主」みたいな、撮影方法ではない。

スッピンのしのぶの演技は、鬼気に迫っていたな。ていうか、AV女優って感じ。結婚後の、主演作品と思ったな。そこまでして、裸体を披露するか?

梨園の娘なら、AV的な出演はイメージダウンだな。梨園の娘につき、相当抑圧を受けた人生を送ったか。とうとう、性的欲望が爆発してしまったか。

ちとせは、ただでさえ暗いイメージなのに、この歌もまた、暗いなー。広島の原爆を題材にした歌のようだ。

この家には、鏡がない。亭主を気づかって、全部捨てたか? 鏡を隠すようなシーンは、なかったぞ。これがあったら、ラストがキレイに決まったかもしれない。

最後まで、この作品のタイトルの意味が分からなかったな。