マンタマンタに告ぐ

映画・政治経済・日常生活などの観察日記。

自白調書と時速30kmと修正の指示と

2009-08-16 12:30:12 | Weblog
●交通事故の被害者。5年前、入院中に警官が来た。交通事故の調書をとるためだ。速度を聞かれた。「時速30キロです」と自白した。

「今時、時速30キロで走る人など、いないでしょう。どうせ、時速40キロで走っていたんでしょう」と説得された。実際、当時速度計など見ていない。

自動車の前後の流れに従って、走行感覚で察して「時速40キロ」だったかもしれない。「時速30キロは、ウソだ」。渋々、警官の言葉に同意してしまった。署名捺印をした。

そこから、悲劇が始まった。強く、時速30キロを主張すべきだった。示談で、やはり法定速度を10キロも超えていると認定された。違法な走行と判断された。

過失割合が確定してしまった。90:10(自分)だ。しまったー。供述調書に、署名捺印するのではなかった。

ここでも、後悔している。どうして、自分はこうもバカなのであろうか。自分に嫌気がさす。もう、自暴自棄。

例えウソでも、自分は「時速30キロ」と「自白」したのだ。警官に言われて、時速40キロに修正された。それって、「自白」ではないと思う。

正確に供述するなら、「当初、時速30キロと主張したが、警官に言われて時速40キロに修正するように求められた」と書いて、署名捺印すべきだったな。

この個人的な妄想、訴訟で主張しても、通るだろうか。裁判官や敵の弁護士は、認めないであろうな。「最初っから、時速30キロと書きなさい」と反論するかな。

それでも、供述調書に署名捺印したのだから、この調書を優先させるだろうな。自分の主張は、簡単に却下されるであろう。

でもなー、最初に自白したのだから、警官は反論することなく「時速30キロ」を認めるべきだ。修正を求めたら、それは「自白」でも何でもない。強要だ。国家権力の横暴だ。

自白した内容に対して、警官と討論する必要があるのであろうか。修正を求める権利、要求する権利など、警官にはないはずだ。本人は、それに応ずる義務もない。

今になって、その疑問に気づいた。それとも、やはり自分の妄想だろうか。会社との雇用契約書に、本人は渋々と同意して就職をしている。

署名捺印すれば、本人は後日なにも言えないのか。安い給料で、身を粉にして働かないといけないのか。雇用契約書も示談書も供述調書なども、署名捺印したら従うしかないのか。

覆すことはできないのか。雇用契約書は、たまに覆されている。特に公的証明書ともなれば、信義誠実・公序良俗に違反していても、従うしかないのか。何か、面白くない。