マンタマンタに告ぐ

映画・政治経済・日常生活などの観察日記。

映画イキガミに告ぐ

2008-10-03 07:27:53 | Weblog
●漫画は、1度も読んだことはない。国家繁栄維持法が制定された。小学校に入学すると、注射を打たれる。18歳から24歳の間に、選ばれた者(?)が体内でナノカプセルが破裂する。

この法律により、犯罪撲滅につながる。その犠牲は、国家の名誉とみなされる。24時間以内であれば、本人は飲食代などは無料になる。

遺族には、年金などが支払われる。但し、24時間以内に犯罪を行うと、それらの権利を失う。

24時間前に、松田が死の予告状、イキガミを届ける仕事をする。ミュージシャンを夢見る男性に、届けた。直前まで、歌を歌い続けた。

国会議員で、この法律に反対する母親が再出馬する。ひきこもりの息子が、母親に復讐を果たそうとする。

そして、失明した妹を救おうとしている兄が選ばれた。松田は、届けるだけで何もできない。

見守るだけだ。しかし松田は、法律違反を犯してまで、大プロジェクトを決行する。

また、笹野が登場しているな。課長役だ。上司として、松田を賢明に守ろうとしている。

権力を握った政府(厚生保健省)に、平公務員は反対できない。政府から、監視されている。

松田は、平凡な顔をしているな。父親と母親と兄と比較すると、何か物足りない。パッとしない顔だなあ。松田の生い立ちが描かれていない。続編が出れば、描かれるのかな。

この漫画は、まだ連載されているのかな。チラシには、衝撃のクライマックスと記載されているが、たいしたことないな。特に、ドンデン返しはなし。劇団は、今ひとつ演技力が足りないな。

となると、この映画のラストに関しては、文句が言えないな。続編は、ないよな。対象者に対する松田の干渉は、許されない。そして、時がくるのを待った。

この手の法律は、現実にありうるかもしれない。自分が総理大臣なら、若者ではなく老人等を対象にした、「尊厳死・安楽死法」を制定させたいな。通称、「姥捨て山法」だ。

高齢者、難病者たちは、厳格な基準のもとでさっさと死んでもらおう。年金保険の財源が不足しているのだ。とかく、長生きをするものではない。

先日、星新一の作品に似ているということで、親族が訴訟を起こしたみたいだ。遅い。漫画の連載時代から、早くから訴えなさい。