< 映画 プラトーン >
皆さんはベトナム戦争(1960~75年)を知っているだろうか? 第二次世界大戦後、最大、最長かつ悲惨な戦争でした。
ベトナムの青年に聞いても、そのことを知りません。それを描いた映画では「プラトーン」「地獄の黙示録」が有名ですが、世界で90作ほど製作されました。
当時、日米ではベトナム戦争への反戦デモが盛んでしたが、それを止めることは困難だったのです。
今回は、な . . . 本文を読む
< ドイツ、ネーブラのトナカイ角製ビーナス像 >
前回は35000~15000年前に作られた女性像、ビーナス像を見ました。
そこには人類がイメージを膨らまし、手に取ることが出来る像として製作する最初の様子を見ました。
今回は、女性像の多様化と、女性像以外の像を見ます。
上記像は前回紹介したものですが、このビーナス像の見つかった地から西300km離れた同じドイツにゲナスドルフ遺跡がある。 . . . 本文を読む
< ヒトラー首相とヒンデンブルグ大統領(元将軍)>
第一次世界大戦終了からナチス党独裁が成就までのドイツ国民の脳裏にあったもの。
ドイツにとって、千年に及ぶ神聖ローマ帝国と快進撃をしていたプロイセン王国の栄光、かつての広大な領土は強い懐古の対象であった。一方で帝国時代は強力な統一体ではなく小国連合であって、これが共和国時代の邦国プロイセン、バイエルン、ザクセンなどの軍事対立を生んだ。かつて . . . 本文を読む
< ヒトラー >
すでに日本と古代ギリシャが軍事大国へ進む過程を簡単に見ました。
天皇制での軍人専横と民主制での衆愚化が一時の繁栄と自滅へとひた走ることになりました。
今回はナチス台頭が第二次世界大戦を招く経緯を追い、民主制社会が如何に短期間で独裁制に以降するかを見ます。
皆さんはヒトラーとナチスに対してどのようなイメージを持っておられるでしょうか? それは弁舌巧みな扇動家で狂気のヒト . . . 本文を読む
< パルテノン神殿 >
前回までは、日本と東アジアの戦争、端緒となった日清戦争を見ました。
ここで民主主義発祥の地、古代ギリシャがどのように戦争大国になっていくかを眺めます。
あたかも麻薬に毒されやがて滅び行く社会が浮かび上がってきます。
両者を比較することで戦争の仕組みが見えるかもしれません。
都市国家アテネに代表される古代ギリシャ文明は紀元前8世紀に姿を現し、勢力を急拡大させ . . . 本文を読む
< 江華島事件、Wikipedia >
前回は日清戦争が日本側によってどのように進められたかを見ました。
今回は朝鮮半島に降り立って、日清戦争前夜からその歴史を振り返ります。
多くの日本人にとっては日清と日露の戦争だけが朝鮮半島との関わりに映るかもしれませんが、彼らにとっては70年間に及ぶ干渉と支配があったのです。
ことの始まりは1875年(明治8年)の江華島事件です。これは日本が開港 . . . 本文を読む
この連載は、戦争とは何かを幾多のエピソードから感じてもらえるようにします。
往々にして、知らずに間違った思い込みなどがあれば、それに気がついてもらえれば幸いです。
出来る限り要点だけを記します。
日本や世界の戦争から特徴的なものを選んで見ます。
. . . 本文を読む
日本の精神構造を千年の武士社会の発展から読み解きます。
平安時代の一騎打ち、鎌倉時代の報復と切腹、戦国時代の一揆、江戸時代の忠臣蔵、カブキ者、葉隠れ、吉田松陰などの内面に迫ります。
著者は明治維新の成功は、単に時宜を得た物真似ではなく、徳川時代に培われたサムライ精神にこそ原動力があったのだと言います。
. . . 本文を読む
< 猪 http://netowrkgraphics.seesaa.net/article/248860725.html >
イソップ物語は古代ギリシャで作られ、そこには豊な人生訓や道義がユーモアを交え語られている。
現代日本の有様を動物の生き様に例えればどのようになるだろうか。
いくつかとりあげてみます。
< 実りの秋 >
猿山には一つの猿の群れが住んでおり、別の猪山には数家族の . . . 本文を読む
< 写真1 フュッセンに向かう途中 >
10月下旬にドイツを観光しました。
この時、予想していなかった光景に巡りあった。
それはアルプスの麓に広がる牧場の静寂な朝でした。
その感動を写真で伝えたいと思います。
写真1はドイツ南部にある白鳥城で有名なフュッセンに向かう途中です。
夕方、雨が今にも降り出そうとしていましたが、遠くに夕焼けが見えていました。
明日の天気は晴れかな?
. . . 本文を読む
韓国・中国と日本との領土問題で火が着いた罵声の嵐に不安を感じて連載を書きました。
熱情と醜さが両刃の剣のように光る時が、歴史上度々起こります。
私達は世界と東アジアの歴史に学び自戒すべきことが多々あります。
出来るだけ広範囲から題材を取り上げわかりやすく、その憤怒の正体と結末、新たな模索の道を紹介しました。
本来、この内容を説得的に書くなら長文に成らざるをえず、要点を絞った為に読みづらく . . . 本文を読む
< アウンサン・スーチン >
前回は偉大な指導者の下に、皆が協力して平和的に巨大な壁を打ち破った例を見ました。
今日は、それとは異なる、どちらかと言えば現代的な方法を見ましょう。
前回の例では、奴隷と奴隷所有者、黒人と白人、インド国民とイギリス帝国、東欧諸国とソ連帝国という明白な対立がありました。
基本的には一国内か二者間での解決です。
しかし世界はグローバル化が進み、紛争の火種は一 . . . 本文を読む