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アクアコンパス 3   世界の歴史、社会、文化、心、読書、旅行など。

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中国映画の紹介

2015年08月06日 | 読書・映画・ドラマ
今日は最近見た2本の中国映画を紹介します。 一つは著名な監督と二人の演技が光る「妻への家路」です。 もう一つは実際にあった巨大地震を描いた「唐山大地震」です。 夫婦愛と親子の愛を極限の状況でうたいあげます。 . . . 本文を読む

とんでも本 : 「こんな『歴史』に誰がした」

2012年11月15日 | 読書・映画・ドラマ
< こんな「歴史」に誰がした > 年に何冊かは感嘆する本にも出会えるし、そうでない本もある。 これまでのブログでは良書を紹介して来ました。 今回は読んで失望しただけでなく、その影響に不安を感じたので、問題点を取り上げ批評します。 今回の本は識者が偏見を持っているか、意図的に一方的な論を進めている類です。 その著者が有名であればあるほど、提示された事実らしいものに無批判に飛びつく読者が . . . 本文を読む

お奨め本 : 名誉と順応

2012年09月20日 | 読書・映画・ドラマ
日本の精神構造を千年の武士社会の発展から読み解きます。 平安時代の一騎打ち、鎌倉時代の報復と切腹、戦国時代の一揆、江戸時代の忠臣蔵、カブキ者、葉隠れ、吉田松陰などの内面に迫ります。 著者は明治維新の成功は、単に時宜を得た物真似ではなく、徳川時代に培われたサムライ精神にこそ原動力があったのだと言います。 . . . 本文を読む

心と脳がわかる本 :入門編6冊を紹介

2012年06月02日 | 読書・映画・ドラマ
 今回は心理と脳神経関係の入門書を紹介します。現代社会に生きる私達の「心」がどのように働き、「脳」はどのような構造になっているかがわかります。  心は不思議なもので、自分で意識しているはずなのに、実は上手くコントロール出来ていない。筋の通った話が出来たと自負することがあっても、それを文章にするとおかしな論理になっていることが多い。いつも冷静に行動しているつもりでも、かわいい店員、逆に嫌な人が近く . . . 本文を読む

「心はどうして生まれたか」・・・を知る本

2012年06月01日 | 読書・映画・ドラマ
紹介 : 人の心は遺伝と環境の両方に依って育まれています。 ここでは遺伝学や進化論、動物学の立場から解説された本を紹介します。環境の影響を重視する心理学の本は少なめですが、次の機会にします。 はじめに : 最近、よく共感力が強調されるようになりました。これが社会で生きる人々にとって非常に大事なものであることは間違いありません。しかしこれが人間だけのものではないとすれば、性善説や性悪説で割り切れな . . . 本文を読む

お奨め本 :世界がわかる宗教社会学入門

2012年05月28日 | 読書・映画・ドラマ
 宗教とは何か? 宗教はどのような役割を担い、人々はそこに何を期待し、世界宗教の誕生と成長に人々がどのように関わって来たのか? そのことをキリスト教、ユダヤ教、イスラム教、仏教、儒教について書いています。この本の良さは、読みやすいことです。広く扱いながらも要点を押さえ、枝葉末節を切り捨て平易に解説しています。著者は社会学者の橋爪大三郎です。  この本は大学の講義録が元になっており、各解説が適度 . . . 本文を読む

お奨め本 :チンパンジー/フランス・ドゥ・ヴァールの著作

2012年05月26日 | 読書・映画・ドラマ
 彼は著名な動物行動学者で、特にチンパンジーの社会行動を活写することにかけては追従を許さない。なぜチンパンジーなのか? それはチンパンジーの社会行動と知能がずば抜けて優れていることにある。それらを理解出来れば、人間の心と社会行動の起源がわかるかもしれない。少なくとも読者は、「人間だけが素晴らしい知能を持っている」という奢りを捨てることが出来るに違いない。  彼の本を奨める理由は、そのおもしろさに . . . 本文を読む

お奨め本「戦争の悲しみ」

2012年05月20日 | 読書・映画・ドラマ
 アジアで起きた最後で最大の戦争はベトナム戦争でした。この戦争を語り、分析した本は限りなく存在しますが、せいぜい米軍関係者か日米の報道マンや評論家が著したものでした。そこには何か物足りなさを感じていました。ベトナムから来日している青年に聞いても知るよしもありません。この本は、その戦いの末期、北ベトナム軍として従軍していた著者バオ・ニンが書いたものです。  「ベトナム戦争の写真:Wikipedi . . . 本文を読む

お奨め本 :キューブラー・ロス著「死ぬ瞬間」シリーズ

2012年05月07日 | 読書・映画・ドラマ
 著者は米国の故精神科医で、末期ガン患者を如何に癒すかで画期的業績を残した。1969年「死ぬ瞬間」が発刊され、看護士のバイブルとなっています。その後、つい最近まで多くの著作と講演、指導を行って来た。彼女は「死」を直視し、死を迎える末期患者が何を求めているか、どのようにして「死を受容する」にいたるかを明らかにした。  最初に『「死ぬ瞬間」と臨死体験』を読んだ時は、身震いするほど驚き、後悔し、ま . . . 本文を読む