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三国志コラム「伍子胥について」

2005-06-10 20:32:05 | 三国志コラム
三国志コラムは作品紹介の補足や人物・事柄を取り上げるコーナーです。

伍子胥について

既にご紹介した三国志マガジン「白眉最良号」に収録された「伍君神」(佐々木泉 著)の伍子胥(ごししょ)とはどんな人なのか、簡単にご紹介します。
伍員(ごいん)、春秋時代の人で、楚の国出身。楚の王位争いに巻き込まれ殺された父と兄の復讐のために、敵国の呉に仕え、楚軍を打ち破り続けるが、肝心の仇・楚王は既に死亡しており、伍子胥はその墓を暴(あば)いて死体に鞭打つ。
その後、呉が破った越の国の王・句践(こうせん)や美女・西施(せいし)の処遇などの諫言や他の呉臣のざん言により、主である呉王・夫差(ふさ)に疎(うと)まれ、自殺を命じられる。 その時残した「私の目をくり抜いて城門に掲げよ。そうすれば呉が越により滅亡する様が見られる」という言葉が更に夫差の怒りを招き、伍子胥の遺体は袋に入れられ長江に投げ込まれる。
その霊を憐れみ、また恐れた人々により、伍子胥は祀られ神格化されていく。
中国の歴史04・三国志の世界によると、伍子胥は水神として祀られたとあるので、関羽や甘寧のように水神と結び付けられたのかもしれません。(同書では関羽、甘寧の神格化について詳しく記述されています。)
尚、「伍君神」の祭りの内容やその由来については、勉強不足のため判っておりません。
伍子胥について、もっと知りたい方は…↓これが判りやすくてオススメです。
参考文献:中国武将列伝 上巻(田中芳樹 著/中央公論社) 他

ここでは省略しましたが、呉王、越王らのエピソードからは有名な言葉が多く生まれています。
また、春秋戦国時代(周の衰退から秦による統一まで)の兵法、思想、人々の生き方が三国志の時代の人々にも影響を及ぼしています。



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