1978年最初のジュリーの曲は
「サムライ」
腕の紋章
「ハーケンクロイツ」が問題だと
結構クレームがきて、
✖︎にしたり〒にしたり
何かとクローズアップされる
注目の的ジュリー
あの頃の歌謡界はジュリーの独壇場
革ジャンの中にシースルーのスパンコールをあしらった
ストッキングのような生地の衣装といい
妖艶な雰囲気を出しつつ
ダンディズムを醸し出す
男の色気ムンムンでの衣装。
毎回毎回
テレビという媒体で最大限
楽しませてくれてた
ジュリーはテレビ全盛期の
テレビジョンエンターティナー
の一人だった。
華やかし頃のテレビスター
サムライ
作詞阿久悠 作曲 大野克夫
片手にピストル
心に花束
唇に火の酒
背中に人生を
ヤクザ映画のキャッチコピー
みたいな
4行の詩で始まるこの歌は
見事に
つかみを得て
ジュリー劇場へ僕らは
引きづり込まれていった。
阿久悠さんいわく
男の痩せ我慢が
カッコ悪く映る世の中に
男の痩せ我慢をカッコよく思わせ
たいという思いを歌に込めたと
していた。
男の美学は
ジュリーは歌で
衣装で
見る者聞くものに
楽しませてくれた
寝顔にキスでも
してあげたいけど
そしたら旅立ちが
1日 延びるだろう
男は誰でも
不幸な サムライ
花園で眠れぬ時もあるんだよ
寝顔にキスしたい
けどできない
男の痩せ我慢!
花園…女性の懐を意味するのだろう
そこで眠りたい
けれど
それができない
男である故に
サムライ魂、サムライ精神を
宿した男は
そんな痩せ我慢を胸に
カッコよく、カッコつけて
生きていく
そんな男の歌なんだなぁ〜
僕のカラオケのレパートリーでも
思いっきり
声を出したい時は
この「サムライ」を歌う
得意のレパートリーだ
サビから始まり
Aメロ Bメロ Cメロと
だんだん高揚感が進んで
盛り上がっていく曲調は
バラードにしてちょっと難しく
ジュリーのような
圧倒的な歌唱力のある
歌手でなくては
うまく歌いこなせない歌だ。
男は誰でも
不幸なサムライ
男は家を出ると
七人の敵がいる
一歩外へ出れば
戦場なのだ。