明日の葉っぱ(8×8)=69

思いつくまま 気のむくまま書いてます。

一本道 友部正人

2018-06-13 07:38:51 | 僕の音楽日記
人にひかれた道
足元を辿って進んでゆく道
一本の道なのか
いくつも枝分かれしてる道なのか

はたまた
自分で作りながら進む道なのか

途中まで親に手を引かれ
歩いてきた道なのか

今自分がどの道に立っているのか
どの道を進んでいるのか

幼少の頃は
石ころだらけの長い緩やかな登り坂
で夏雲が湧いてるそんな長い道を
ランニングシャツで汗を拭きながら
ただひたすら
その道を歩いていた
そんな感覚だった。

それから少しずつ成長してゆく中で

その道をまっすぐ行くのがいいのか?
違う道を探す事が出来るのか?

なぜかその時
僕は都会に出で行こうとは
考えなかった。

東京に憧れ、東京で道を見つけたいと
強烈に
まだその頃は思わなかった。

だけど
都会の電車網

首都高のような
あんな入り組んだ
道案内が僕の心の中にだんだん出来上がってきた事だけは
確かなんだ。

その道を、信じて
色々な状況 情報が増えていくたびごとに
網目の様に
道は増えて行く

行き止まりの道
デコボコ荒れた道
細い道
太く安全な道
舗装された道
色々な
可能性の道は
次から次へと目の前に現れた。


ますます悩ませることになるわけだけど
身の丈に合わせる事で
いける道
いけない道は
見えてくる。


簡単にその目の前の一本道を
ただまっすぐに
行く

そんな状況が一番シンプルでいい。

何も考えず、

考えすぎて
道を外れ
迷い
立ち止まり
引き返したり

そしてまた
そこで
余分な道を作ってしまう。

人生において
歩いてきた道
辿ってきた道
僕はいくつあったろう。

そして今はどんな道なんだろう
後ろ歩きして
道を振り返るあの一瞬

確認するように自分の足跡をその道に
見る時

どんな風になってるのかな?

まだまだ振り返るのは一瞬でいい。

今は足元からしっかりと踏みしめて
引き直した道ならば
本来
あったはずの本線に自力でたどり着くまでだ。

自分で外れた道なのか
それとも
自分で作って行くべき道だったのか

今は何もわからないけれど

少なくとも歩き出し進み出した
この道は
一本道になっている。