悪女 中島みゆき

喋る声と
歌う声が違う女の人
は
ちょくちょく
お見かけする。

それは魅力的だったりする。

その人は
中島みゆきさんの歌を歌う。

ユーミン派か
みゆき派か

聖子派か
明菜派か

人は一括りにまとめたがる

群の中が安心なのだろうが…

大きな流れの中で
流行歌は
時代を映し
その頃の事を蘇られてくれたりもする

「あ、確かこの歌がヒットしてた頃 〇〇していたなぁ」
とか…
出来事の中に溶け込んでいってた
流行歌。
カーステレオで何回も何回も聞いた
「悪女」

♪あぁくぅじょに なるなら〜
月夜はおよしよぉ 素直になりすぎぃるぅ〜
隠しておいた言葉がポロリ
こぼれてしまう
イカナイデ…

ひとりで行かないで…
おいてかなぃで…

強がり女の寂しい本音が
垣間見える
切ない歌なのに…

サウンドが
明るいアレンジとキャッチーなメロディラインなので
詩の内容の暗さを中和している。


元来中島みゆきの世界は
暗さ でもっている
けれど
流行歌に照準をあてに来た
売り出し方で
暗さを感じさせない作り方に変わった。

そこがある意味違和感でもあるわけだけど…

悪女なんて
いないと思うし
悪女を演じるだけの
技量もない人が悪女づらしてる
ところの切なさと悲しさ。

僕の大好きな人も
小悪魔よろしく
悪女を演じようとして
悪女づらしようとしてみては
素直な心根がそうさせない
ところが また
愛おしくさせたりね…

女の人って
強がってる姿って
肩を抱き寄せて頭を撫ぜてあげたくなるよな
そんな瞬間が
悪女を演じようとしている
時だったりする。

涙も隠して
空を見上げていたりするくせにね…

ジェラシー 井上陽水

自分を開示して
開示したつもりなんだけど

一向に振り向いてもくれない
知っているのに知らんふり

興味があるのか

あるにはあるのだろうけど

深く立ち入ってこない

好きという気持ち
は
好意から深くなるから
簡単には表現したり
悟られたりしたくないのが
女心ってやつなのか？

危うく 「好きよ」って
言おうものなら
男ってやつは
のぼせ上がる生き物だから
、
また
そんな男達を数多くみてきたのでしょう
得てしてそんな男に振り回されて
手を焼いた経験とか…
したものなら
尚更。

でもね…
僕はちょっと違うのになぁ

そう
いつも僕は自問自答しながら
伝わることのない相手に向かって
言葉を投げている。
一生懸命投げてるのに
届かない距離なのか
こちらの投げる力加減が悪いのか
届かない事が多いんだ。
そのことだけでも
自己完結して
「あゝ…
また振られたのかなぁ〜〜」
って諦めてしまう僕。

好意を持った人に思いを伝えることは
そうそう簡単なことではない。

「好き」の一方手前から始まる
出会いから
「好き」が深くなり
自分のものにしたくなる。

だから
人一倍
嫉妬心が旺盛だ。

ジェラシーが過ぎるのも
見っともないないけれど
嬉しくもあるけど
嫌な気持ちの方が
女子としは
あるのかなぁ
〜〜

思い
思われて

両思いにたどり着くと
すごく心が平安になる
ひとつ仕事をやり遂げたように…

精魂込めて
相手を振り向かせる作業は
三つ子の魂百まで
では
ないけれど
幼少の頃から
お気に入りの女の子を取り合った
砂場から
培われているのだろう

一緒に遊びたい
一心で
気をひくそぶり
時には意地悪したり

いくつになっても
その手法は多少の個人差あっても
男子も女子も変わらない。

嫉妬心で立ち向かっているときの
内的エネルギーは
強く
目標達成に向けて 燃えているのだけれど

目標達成した後は
ひたすら
萌えてしまうのは
腑抜けな証拠なのかなぁ


今でも
気になって
気になって
監視カメラでもつけとかないと
不安だったり
する
瞬間とか
思ったり


紙一重のストーカーになるならないの
要素。

愛も深くなり過ぎるのも
困りもの。

君を遠くで見つめている
木の陰で
柱の影で

星 明子か
はたまた
市原悦子か

女装してれば
疑われないだろけど

そっちもそっちで
変態という疑惑がプラスされる。

変態ストーカーには
注意！
ジェラシーもほどほどに…