ようこそ里山へ 茨城笠間・青葉って永遠

茨城県笠間市。観光と陶芸の町の知られざる宝。穏やかな里山と田園は心の原風景。庭と山川草木、体感する旬の言の葉たち。

東中学校の最後の卒業式にて

2015-03-12 06:39:06 | 里の歳時記
 昨日午前は、母校におりました。



まもなく閉校となります、笠間市立東中学校でございます(敬称略)。



昨日は、風が印象に残りました。



地域の先人の皆様が残された、豊かな森の峰々の方角から、吹いておりました。
戦後間もない頃、地域の共有の森の木材を財源に、いち早く校舎を建てました。
間借り校舎が、まだ当たり前のご時勢でしたが。



お陰様で、その樹を植えた、明治時代の先人さんのお心を思いながら。
有り難い歴史の一歩を、刻むことができたのです。



その後も初心を忘れず、地域の心を一つに保ちながら。
ただ今まで、感謝の心で、咲き続けました。
香りも高きその数は、総数3千と654輪。



最後の卒業生は、かけがえのない16人でした。
式の最後に、先生方も父兄も来賓も、心をひとつに、校歌を歌いました。
永遠の歌詞に、想いを込めて。



そして。
あっという間に、濃密な95分が過ぎました。
胸の奥深くまで刻まれる、最高の卒業式でした。



文武両道、芸術も、日常のこまごまとした所作に至るまで。
小規模校ならではの配慮が、隅々の微妙な領域までも行き届く、尊い学び舎でした。



合言葉は、常に、魂。
いつの日も、東中魂こそが、皆の合言葉でした。
最後まで、魂を灯して走りぬいた生徒と教職員の皆様に、深く感謝いたします。



地域とともに学んだ魂が、閉校後も変わらずに輝き続けるように。
美しいこの空の下で、働き続けます。
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