ようこそ里山へ 茨城笠間・青葉って永遠

茨城県笠間市。観光と陶芸の町の知られざる宝。穏やかな里山と田園は心の原風景。庭と山川草木、体感する旬の言の葉たち。

芭蕉翁ゆかりの雲巌寺さんへ③

2018-11-12 07:31:50 | 人とお庭の間には
 雲巌寺さんに、参拝いたしました。



石段を登り、門をくぐると、思いのほか広く。
正面奥の坂道から、自ずと高みに導かれます。



本堂の裏手の高台に方丈あり、そこまでは拝見できるようです。
こちらに向かって、スマホ撮影する人影もちらほら。



高低差の処理は、伝統的な石積みと植栽。
作務を経て、風雪に耐え、威厳を湛えつつ。



この日は雨でしたので。
雨仕舞の具合も、しかと拝見いたしましたが。



それにしても、不思議な空間です。
雨雲の下ながら、なぜかほっこりと明るい感じ。
画像右手奥に、一枚案内板がありました。



こちら、おくのおそ道とのご縁の解説です。
この一枚で、ほっとする方は多いと思われますが。
境内全域で、本当にこの一枚のみ。



さすがです。
まさにこの場こそは、言葉を超えた修行の地か。
雲巌寺さんの背中で、しかと説かれた感でしたが、気になる石組あり。



門を入ってすぐのところに、巨石がごろんと据えてあります。
天網恢恢、底抜けの活きの良さですが、この巨石をいつ誰が据えたのか。
創建時の土木工事で、地中から出たものをその場で生かしたと見るべきか、次回訪問の課題とします。



ひとまず邪念を振りほどきつつ、坂を上りました。
振り返ると、鐘楼が紅葉に埋もれ。
再び、凡夫は前を向いた次第でございますが。



お。
方丈の御玄関に、二枚目の解説板。
しかと目を凝らせば解説板にあらず、ご住職直筆のお言葉でした。



ありがたや、ありがたや。
なるほどまさに、この小さい一枚に、この境内全域の空気の心の核心あり。
深く一礼して、画像とさせて頂きました。(続く)
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