行けども行けども野の花笠間

　どこまで行っても野の花の笠間です。
いつも見る花なのに、今日も美しい風姿。
風の谷のウマシカさんの、下から目線つれづれ日誌でございます。

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　最近写真を撮るようになって、かがむことが多くなりました。
下からの目線も大切と感じます。
小さい頃は不思議に満ちていた自然さんの記憶が、下から見るとよみがえります。

今日のメイン、おなじみのアカマンマのイヌタデさんも、下から目線ですと、これほどまでに豪華。
かがみこめば、本当にこのように見えます。
いつも通る市道から見ても、一面の群生状態が観察されます。

　秋の夕方、一斉に喜びがはじけるさまは、野の花リーグ優勝の瞬間を思わせます。
後方で、コミッショナーの福田愛宕山さんも、健闘を讃えております。
このような感動に出会えるのも下から目線のお陰です。

下から目線に感謝して撮影したチカラシバさんは、今回は二位でしたので、下に掲載しました。
チカラシバさんというものは、横からの日差しに照り映えて、秋の一瞬を演じる名優。
もう一枚、二人静の舞台を好演するチカラシバさんですが、女性的な風姿も素敵ですね。

　下から目線をかいくぐり、コオロギさんが徘徊しております。
徘徊で思いましたが、俳諧のほうはこのところご無沙汰でした。
もう一度初心に帰ろうと思い直す草むらです。

と、ここまで書いて、プチ反省する刹那を知るかのように、すかさずカラスがカアの一声。
がっかりするなとデデッポーが応酬します。
それに負けじとラジオさんが、６時の時報に続いてアナウンサーさん「おはようございます」。

　ついついつられ、「おはようごいます」を言いかける青葉。
すると今度は、モズのキキキで我にかえります。
そうだ今頃、カエルさんはどうしているだろうか。
今朝は寒かった笠間でありますが、皆様健やかにお過ごしでしょうか。

俳句の話からお手紙になってしまった本日の記事であります。
大事なことはやっぱり初心。
沈黙の秋でなくてにぎやかで有難い朝、下から目線に磨きをかけて参ります。

もう一枚、生けてあった野の花のメイン部分を。
右手にライトの一部・生活感が写ってしまいましたが、ノコンギクさんの心をお伝えできれば幸いです。






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