ようこそ里山へ 茨城笠間・青葉って永遠

茨城県笠間市。観光と陶芸の町の知られざる宝。穏やかな里山と田園は心の原風景。庭と山川草木、体感する旬の言の葉たち。

お陰さまで一ヶ月、若栗育つ笠間です

2011-07-11 04:14:31 | 里山の言の葉
 お陰さまで、このブログも開設一ヶ月を迎えることができました。心からありがとうございます。近くのクリ畑に行ってみました。

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 お陰さまで、笠間の栗も元気に育っています。
先日までは一斉に咲き誇っていた雄花たちも、今はすべて落ちて、土に返りつつあります。
ただ一本、枯れ落ちた雄花が、若いクリの実に寄り添うように、枝にかかっているのが見えます。

草刈作業の直後でしょうか、草ぐさの香りが、夕暮れの微風とともに、畑の外まで漏れてきます。
真夏の到来とともに、クリ畑で香るものも、注ぐ光も、濃厚になっているように感じるこのごろです。

 このブログは、大震災から三ヶ月を期に、思うところあって始めさせて頂きました。
お陰さまで、本日で満一ヶ月です。
震災直後は、被災の現場での、人々の表情や言葉。
その後、復興の過程で感じた、世の中の動き。
少し大げさかもしれませんが、世の中の見方が変わりました。

自分の仕事や人生に対しても同様です。
それは、大なり小なり、皆様にも、同じような変化があったと想像しております。
そして、賢明な方々は、こういう展開をある程度は予見、想定していたとも感じます。

 これからは、一人ひとりの心が大事ですね。
国破れて山河ありと申しますが、里山ヤブになって久しい笠間にも、山河、自然はあります。
宮なぎも、無事終わり、来週日曜は、村の夏祭りです。
お祭りの意味をいろいろ考えます。
祭り当日は、通り囃子とひょっとこ囃子を担当させて頂きますので、今日からは、太鼓の稽古を始めます。

 クリがこうして育っている姿にもいろいろ感じます。
この枝を定点観察していますが、何日か見ないうちに、どんどんと育っていく。
そういう姿には驚き励まされます。

クリもどんどん育てば、太鼓もドンドン。
ささやかな日々のご報告ではありますが、皆様の心に響くお囃子になれば幸いです。



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2 コメント

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国破れて・・・ (加茂川です)
2011-07-12 21:32:11
楽しく拝見させていただいています。
「国破れて・・・」という言葉を聞いて,震災の時に考えた事を思い出しました。誰もが「自然災害」とか「未曾有の自然災害」とか言いました。そのとき,「自然は今回の地震を災害と思っているのだろうか?」とふと思いました。地球ができてから,何度と繰り返されてきた自然の営みに他ならないのではないでしょうか。三陸のリアス式海岸は隆起と沈降を繰り返し,幾度となく津波に削られてきたのでは・・・と思いました。
「自然災害」とは人間の傲慢以外のような気がしました。

でも,原発事故は「人による人災」です。自然が「未曾有の人災」と思っているのではないでしょうか。
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Unknown (青葉)
2011-07-13 05:38:21
加茂川さん
コメントありがとうございます。
おっしゃる通りと感じます。

自然さんは、とても大きなお力をお持ちです。
天災は忘れたころにやってくるとの格言。
これは、事前に想定できれば、かなり被害は少なくなると、読み直すことが出来ます。

原発事故は、自然さんが見れば、未曾有の人災だと思います。
自然さんを痛めつけて文明生活を営んでいる。
その上でなお、人間のミスを自然さんに押し付けるというのは、変ですね。

子供達が見てます。
車寅次郎さんがご存命ならば、なんと思われるでしょう。
見上げたもんだよ屋根屋のナントカです。

これからは、正直に、おてんとさまにありがとさんが一番希望アリと感じます。
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