裁判所事務官Ⅱ種-2

2008年09月14日 | 公務員試験
私の1次試験の結果は

教養20/40 専門15/30と、良いとは言い難い点数でした。

前情報では6~7割は必要と聞いていたので、答え合わせをしたあと「間違いなく落ちた」と思い受験票を捨ててしまいましたw

合格発表の日も忘れていたとき、まさかの合格通知が届き2次へと進むことになりました。

…基準点は後々知りました。毎年両試験とも15ぐらいがボーダーのようです。






面接は1回きりの1発勝負です。1次試験の点数が微妙であった自分が、採用人数より前の席次で合格できたところからも

面接の重要さが伺えます。





面接会場は近場の地方裁判所。

集合時間から待機室で40~50分ほど待って面接が始まりました。

面接官3名 受験生1名の個別面接です。

時間は30分程度でしょうか、長いとも短いとも感じませんでした。





私の相手をして下さった面接官は物腰柔らかい穏やかな感じでした。

「1次試験受かってよかったですね!」などと言われる場面もありました。



しかし、あまり優しいのも考えものです。

もしかしたら、こちらが態度を崩さないかを見ているのかもしれません。

調子に乗って、タメ口、「~ね」と語尾に”ね”をつけたり、略語を使ったり(私がよく使いそうになったのはバイト。→アルバイト)すると減点の対象となるかもしれません。








さて、私が実際に受けた質問を箇条書きで書きます。



志望動機

民間企業と公務員の違い

どんな仕事をしたいか

あなたの性格は

裁判所事務官にとって大事なことはなにか

クレーム処理をしたことはあるか

併願先は

併願先の順位は

裁判所の魅力

アルバイトや仕事の中で大事なことは

傍聴経験は

健康状態

違反歴

転勤可能か

ストレス耐性は

友達は多いか




覚えている限り。順序はメチャクチャですが。

最初正面の方がいくつか質問、次左側の方がいくつか質問、最後右の方がいくつか質問、正面の人に戻り終わり、でした。





質問事項を細かく見ていくと

志望動機、これはどこでも間違いなく聞かれます。

私は「法律に興味ある」というようなことを答えましたが、そうすると「法律の何が楽しいのか?」と聞かれました。

というように、自分の返答に対して更に質問が来ることはどの試験でもあります。


用意した返答にどういう突っ込みが入るか想定するのも大事です。






私は民間、しかもサービス業経験者なので民間と公務員の違い、やクレーム処理についてなど聞かれました。

職歴ありの方はまず間違いなく前職の辞めた理由ややってたことなど聞かれるかと思います。

学生であれば学生生活について聞かれると思います。

職歴なし(例えばフリーター、ニートだった人)も、その期間の空白について聞かれることはあると思います。

しかし、しっかりとその理由について答え、「昔はこうだったが、今は違う」という点をアピールできればマイナスにはならないと思います。





あとは裁事特有の質問だと思われるのが傍聴経験

これは、経験のためにも一度行ってみるのがよいと思います。

正直、この質問に対しての受け答えが高評価だったのではないか、と自分で勝手に推測していますw

傍聴は、平日地方裁などで有名でない裁判ならいくらでも傍聴できます。

ついでに職員の働きぶりなどを観察してくれば一石二鳥です。






司法改革や裁判員制度、裁判所書記官の仕事など、私は聞かれませんでしたが要注意事項だと思われます。

裁事志望の方は調べておくべきでしょう。