猫五郎の写真日記

なんか、写真よりも文章がメインになってます。しかも、くどい。要改善。でもなかなかねぇ。

2013/05/04 初の遠征

2013-05-06 08:20:30 | 天体観測

5/2の撮影で、不安が芽生えました。
現環境で、最高に近い条件で撮影したM51は、僕の期待を大きく裏切るものでした。
口径25cmの望遠鏡の性能はこの程度のものなのか?

それに対する答えは、よりよい環境で撮影することで、得られるはずです。

この連休中、家族サービスをまったく行っていません。
妻の不満が募っています。
しかし、ここで行かねば次のチャンスがいつになることか、見当もつきません。
行くしかないんだ!


以前から遠征先は、絞り込んでありました。
自宅から高速を飛ばして2時間ちょっとで着ける場所です。
標高1278m。
行ってきました。

雷雲んがピカピカ遠くで光ってました。
風が強い。

最初に望遠鏡を向けたのは、やはりM51。
美しいというのもありますが、とにかく、コイツがきれいに写らないことには先に進めない。



キタ━━━━━━━(゜∀゜)━━━━━━━!!

これです!
僕が期待していたのは、これなんです!
元画像からして背景が暗い!
これが元画像です。
ここに載せるために解像度を下げただけの画像です。



背景って、ここまで暗く写るものなんだ!
びっくりでした。
これなら、もう少し低感度で上手に撮影できれば、コンポジット合成の必要がない画像すら撮影できるかもしれません。
これなら次回は、CLSフィルターなしで撮影してみてもよいかもしれません。
(あ、それだと銀河の写りはよくなるかもしれないけど、周りの星が膨化してしまうかもしれませんけどね)

お次はM82、葉巻銀河。
前回も前々回も撮影したのですが、あまりにも惨い写真なので、画像処理に至らずでした。

なかなかの写りですが、あともう一声かな。
風で望遠鏡が揺れまくったため、今回撮影した画像で、合成処理に耐えたのは1割にも満ちませんでした。




続いてM82。
これこそ、近所で撮影するとつまらない写りしかしない代表。
果たしてどんな写りになるか・・・。



すんばらしい!
銀河の腕が写ってます!
今回は風のために、画像処理にこぎ着けた画像が4枚しかなかったため、荒い画像となりましたが、それでも銀河らしい写りではありませんか!
こんなM81を撮りたかったんです!!

Photoshopでの画像処理は、まだ独学で、適当にやっています。
ネットで調べると、フラット補正やらダーク減算やらたくさん載っていますが、今はまだレベル調整やトーンカーブ、コントラスト機能を使っているだけです。
試行錯誤している段階なので、こちらもブレイクスルーがあれば、この画像もさらに美しいものにできるかもしれません。

この夜はとにかく風が強くて閉口しました。
自動車を風よけに配置しましたが、あまり効果はありませんでした。
時々、風で車が揺れるくらい強かったです。
晴れてくれたし、そこそこよい画像も時々得られたので、あまり贅沢は言うべきでないかもしれませんが、次は風の弱い日に撮影したいものです。

M57。
リング星雲。



なかなかの写り。
実はこれ、1枚の画像にトーンカーブをかけただけです。
というか、10枚以上撮って、ブレが少なかったのは1枚だけだったんです。
それでもこんなに美しい画像になるんです!
暗い夜空って、素敵ですね。


M13、球状星団。



これだけは近所で撮ってもそこそこ絵になりましたが、やはり暗い夜空ではさらに精彩に写っているように思います。


この夜は天の川も見えました。

撮影を開始する頃になり、もう一人、観測者が現れました。
その人は口径25cmのカセグレンを持っていました。
眼視メインだそうで、望遠鏡による撮影はほとんどしないそうです。
そこで、いろいろな天体を眼視させていただきました。
M51の腕が眼視で見えました。
M13球状星団は見事すぎました。

GINJI-250FNは撮影機なので、眼視をするためにはアダプターをつけなければなりません。
それ自体はそんなに手間ではないですが、今は、一枚でも多く、よい画像を得たいので、GINJIで眼視をする余裕がありません。
しかし、いずれはしてみたいです。
そして、妻や子どもや友人たちにも見てもらいたいです。

この夜は、今後への希望をつないだ夜でした。
この夜の画像が得られなかったら、今後、この趣味の先行きにあまり大きな期待を抱けなかったでしょう。
記念すべき夜となりました。

あとは、GINJIの光軸調整をできるようになれれば一安心です。
今、勉強中ですが、なかなか思うように行きません。
今のところ、光軸は大きくズレていないように思えるので、とにかく光軸がズレないように慎重に扱っています。


余談ですが、GINJI-250FNの運搬方法を記載しておきます。
下の写真のように、運搬しています。



光軸がズレやすいのは、運搬中の振動で主鏡と斜鏡がズレやすいためです。
理屈から言えば、横揺れには弱いはずですが、縦揺れならある程度、耐性があるはずです。
そこで、縦に搭載すべく、工夫を考えました。
僕の愛車、Airwaveは縦置きが可能なので、その点は恵まれている。
(というか、こういう用途を見越してAirwaveにしたのです!)
次に、ハンモックを購入。
ネットで960円で購入できました。
前・後部座席のヘッドレストに引っ掛けます。
望遠鏡の頭部には除圧マットを敷きます。
望遠鏡頭部は自転車用のゴムひもで止めました。
これで大きな振動はほとんど吸収できるのではないでしょうか。

今は光軸調整が自分でできないので、これでなんとか粘って時間を稼ぎ、その間になんとか光軸調整の技能を得ようかともくろんでいます。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 2013/05/02 M51 子持ち銀河 | トップ | 2013/05/12 アカカタバミ、... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

天体観測」カテゴリの最新記事