原作は藤子不二雄Ⓐ、藤子・F・不二雄さんが『ドラえもん』『パーマン』『キテレツ大百科』等、明るい子供向けマンガが得意なのに対し、Ⓐさんは割と大人向けの、ブラックな作品を得意としていますね。
私が小学生のころ、少年チャンピオンに『魔太郎が来る!』というマンガが連載されていて、「ウラミ晴らさでおくべきか~」と、いじめっ子などの悪い奴らを呪いの力で懲らしめる。いや懲らしめるというより、これ明らかに〇してるよね?という展開もあって、少年誌としてはギリギリの怖さ、残酷さがあるマンガでした。
私はこのマンガが大好きで、コミックも持っていました。あれは間違いなく、Ⓐさんの方の作品ですね。
『笑ゥせぇるすまん』の持つブラック・ユーモア。人間の持つどす黒い部分をさらけ出させ、それを嘆き嗤う。さて、そこに果たして「救い」はあるのか?
救いなんていらない?まあ、昔の私ならそう嘯いたかもしれませんがね。しかし今は違う。どんな人間にも、一縷の良い部分って、あるもんです。
どこかに救いがなきゃ、それこそ「救い」がない気がする…。
脚本は宮藤官九郎。なるほど、いかにもな感じ。
クドカンさんがどんな脚本を書いてくれるのか、楽しみではありますね。
喪黒福三を演じるのは秋山竜次。おおっ、大河ドラマ効果ですかね?わからんけど。
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