問わず語りの...

流れに任せて

春の薀蓄

2022-03-28 09:22:19 | 日記

古代中国では立春をもって1年の始まりとしており、その前日の節分は大晦日。で、昔の暦では1月から3月までが春で、4月から6月までが夏、7月から9月までが秋、10月から12月までが冬とされていた。

年明けを「新春」と言ったりするのは、一年の始まりをもって春とするという、昔の考え方に則っているから。

 

松尾芭蕉の俳句に【五月雨の降り残してや光堂】【五月雨を集めて速し最上川】などありますが、この「五月雨」とは、現在の「梅雨」に当たるわけです。

 

春の花、昔は梅だったけれど、いつの頃からか桜になった。昔の季節感からすれば、梅の方が春の花には相応しい、

かもね。

 

東北、岩手で桜が咲くのは、現在の4月中旬頃から5月上旬にかけて、ゴールデンウイーク頃に見頃が来るというのが常道。今あちこちで桜の開花の話題がちらほら出ておりますが、東北はまだまだ

これから。

 

東北は4月でも、入学式あたりまでは雪がちらつくこともあります。桜の花びらならぬ「風花」が舞う入学式というのも、風情があって良いですよ。

寒いけど。

 

現在の春は桜とともに来るのなら、東北の春はまだまだ先、でも、

 

春は必ず

 

やってくる。

 

 

 

 

いきものがかり『SAKURA』

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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (みき枝)
2022-03-29 17:45:21
昨日、この記事の日。
友人と大阪城公園の桜を愛でに行けました。
本当は梅を観ようか、て言ってましたが、自然な流れで桜の頃となりました。
少し寒かったけど、2年ぶりかの公園は、思いの他、賑やかでした。(以前来たのは、息子の親友の結婚式に、この近くの会場で、息子の代わり?に、いや一緒にと招待して頂きました、嬉)

長いような短いような、いにしえ(古)からの歴史がこの地にも溢れているなぁ。
観るものすべてが哀しくも愛おしい感じがしました~
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Unknown (薫兄者)
2022-03-29 22:01:05
みき枝さん、うんうん、花見は静かに観るに限ります。花より団子的な宴会は好きではないです。静かに愛でて、古からの歴史に思いを馳せる。
良いです。
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Unknown (チャメ子)
2022-04-05 05:17:49
いつも時代に関するご考察をありがとうございます。
ずっと私は夏生まれだと思っていたのですが、秋生まれだったんだ…。五月雨は今でいう梅雨のこと…。
なるほどそうなるとやはり“梅“が春の花になるのかもしれませんね。
私も今年は高齢の母と二人きりでよく行く高台(下方には桃の花が咲き)の桜を見にいきました。静かにサンドイッチを頬張りながら、ちょっと切なくなってしまいました…。
東北はまだ桜は蕾ですか?
東北の桜、いつか見に行ってみたいです。
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Unknown (薫兄者)
2022-04-05 10:40:55
チャメさん、私の周辺ではまだ桜は蕾です。早ければ今週中にも咲くかもしれないけれど、どうかな?もうちょっと開花が遅くて、ゴールデンウィーク位に満開になれば、平泉の春の藤原まつりの義経公東下り行列と重なって、満開の桜の花の下を義経公の行列が進んでいく、最高の画になるんだけど、こればかりはなかなか上手くいかないけどね(笑)。
菅田将暉くんの義経、素晴らしいよね。人としてなにか欠落している感じがして怖いけど、でも可愛くて、心を許した相手には子犬のようにじゃれついて、なんかとても切ない。最後を知っているだけによけいに辛くなる。義経の最期はきっと、視聴者は皆な泣くよ。今から予言しとく。絶対泣く!

あれ?何の話だっけ?
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