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流れに任せて

『SHOGUN 将軍』第1話~第2話

2024-03-04 08:07:46 | 時代劇

 

 

 

というわけで、私もとうとう、ディズニー・+に加入してしまいました!

 

今のところ、その甲斐はあったなという感じ。

 

 

 

いや、見事です。これほど違和感なく、西洋と日本が入り混じった時代劇は初めてだと言って良いと思う。

 

戦国時代の日本の人々を、文化を、出来得る限りちゃんと、時代劇らしく描いているところが嬉しい。

 

 

所作も殺陣もしっかりしてる。寧ろ最近の日本の時代劇の方がその点はいい加減なものが多く、見習わなきゃならないんじゃないかな?

 

 

その点だけでも素晴らしいと言えますが、それだけじゃない。

 

 

ストーリーが、良く出来てる。

 

 

主人公の按針ことブラックソーンはイギリス人で、プロテスタント。当時の日本にはカソリックであるポルトガルのイエズス会が、「日本征服計画」を着々と進行中であり、そんな日本にわざわざやってきた按針には、秘密の目的がある。

 

そんな按針が、徳川家康をモデルにした吉井虎永(真田広之)と出会い、どのように日本と関わり、日本を理解していくのか。

 

 

それが基本のストーリー。

 

 

当時の日本の歴史をそのまま描いているわけではなく、あくまでモデル。史実と違う部分は当たり前にあります。でもその基礎となる当時の日本文化を、しっかりと丁寧に描いているので、史実ではなくとも、違和感はまったくない。

 

 

その点は実に見事、としか言いようがない。

 

 

まあ、残酷描写とか性描写とか、結構過激な部分もありますが、そこはハリウッドなのでね、特別違和感を感じる程ではありませんね。

 

 

明らかに史実と違う点は、五大老の内、虎永とそのライバルである石堂(石田三成がモデル、演じるは平岳大)以外はキリシタンであり、イエズス会が背後にいて、日本侵略計画が着々と進行中だということ。

 

史実の五大老には、キリシタン大名はいませんでしたからね。この点は明らかに史実と違う。

 

 

その他、細かい部分で史実と違う点は多々あれど、抑々が日本史をそのまま描こうというドラマではないので、そこはある種の「異世界モノ」というか、パラレル・ワールドの話として楽しめば良いのです。

 

 

寧ろ、「この人物は歴史上の〇〇をモデルにしている」とか、史実との相違点とか、そういう部分が見えてくることが、余計に楽しかったりします。これを楽しむには

 

 

ある程度の、日本史の知識が不可欠。

 

 

「教養」と言うほどではないにしても、やはり知らないよりは知っていた方が良いことというのは、あるものです。

 

 

もちろん、日本史の知識が足りなくとも、楽しめるドラマであるとは思いますよ。

 

 

1話2話と見通してみて、かなり丁寧に重厚に、しっかりと作り上げられている印象なので、その分展開がゆっくりではある。

 

この点せっかちな方には難しいのかな。でもその分ドラマが良く出来ているのでね、決して緩慢ではないので。

 

 

なによりハリウッド資本で、これほどに見事な「時代劇」が作られたということは、なによりも特筆に値すると思う。

 

 

「ありがとう、真田広之さん」と言いたいです(笑)。

 

 

さて、今後の展開どうなりますことやら。

 

 

楽しみがまた一つ、増えました(笑)。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

上に貼った動画には出てないんですけど、太閤を演じていたのが蛍雪次朗さんだったんです。

 

なんだか妙に、嬉しかったなあ(笑)。

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