あれ?一瞬映っていたの、ピエール瀧さん?
ひょっとして、犯〇…?
このティーザー・ビジュアルでの、のんちゃんの位置、左下だけど草彅君と並んでいる位置に置かれているというのは、それなりに重要な役だということ。
右上の斎藤工さんと比べたら小さいけれど、それでも全体的には3番目に大きく描かれてる。まあ単純に考えて、3番手位の位置だということ。
こういうのって「ビリング」といって、結構重要なんですよ。詳しくはYoutube番組「ホイチョイ的映画生活」を観てね。
いずれにしろ、のんちゃんは『あまちゃん』以降主役しかやったことがないはず。でも脇役でも存在感が出てこその役者というものですからね。脇役も、のんちゃんにとっては、良い経験です。
で、『幸せカナコの殺し屋生活』全配信を観終わりました。
やはり、現代版「必殺」でしたね。
コメディに思いっきり寄った演出でありつつ、最後の方には殺し屋としての悲哀も描き、殺し屋の世界に”居場所”を見つけてしまった女性の悲劇でもあるのだけれど、そこはコメディであることによって、あまり重く見えないし、むしろファンタジー的要素が強くなっている、と言える。
のんちゃんの演技が素晴らしいですね。コメディの部分とシリアスな部分とのメリハリが見事。
塩野瑛久(一条天皇!)さんの演技も良かった。最初ほとんど瞬きをせず、ちょっとメカニックっぽい演技をしていたのですが、カナコに惹かれて行くにつれて少しづつ瞬きするようになっていくんです。人間っぽくなっていくんですよね。
であるがゆえに、最後はカナコに……。でもそれが彼の本望だったのかな、とも思わせる。
いい演出でした。
面白かったですよ。これは次シーズンもあるかな。
あるね、きっと。