問わず語りの...

流れに任せて

今夜、ガメラ3放送あるよ!

2023-03-05 14:09:52 | 怪獣、特撮

告知としてはかなり遅いですが(笑)。

 

 

本日、2023.3.5.PM7:00より

 

BS12にて『ガメラ3邪心(イリス)覚醒』4Kデジタル・リマスター版放送!

 

 

これも大好きな作品です。SFテイストと伝奇的テイストと両方が味わえる、一挙両得といいますか、面白い作りになっていると思いますね。

 

 

人の「業」というものの怖さ、哀しさ。超古代文明と皇室との関係を匂わせ、壮大な世界観を感じさせつつ、京都駅でのガメラVSイリスの大決戦シーンと、怪獣映画のカタルシスをちゃんと描いてる。

 

圧巻はやはり、渋谷大破壊シーンですかね。ガメラとギャオスの戦いに巻き込まれて、渋谷にいた数万人規模の人々が無慈悲に死んでいく。怪獣映画の「タブー」に挑戦した、歴史的名シーンだといっていい。

 

 

巨大な満月を背景して雲上に浮かび上がるイリスの禍々しさ。イリスと自衛隊機とのスリリングなバトル。そこにガメラが参加しての、大迫力の空中戦。

 

 

見どころ沢山。前作ガメラ2はもちろん、このガメラ3を観ずして、日本の怪獣映画を解った気になってはいけない。

 

『ガメラ大怪獣空中決戦』も加えて、「平成ガメラ三部作」を観ずして、怪獣映画を語るなどもってのほかのコンコンチキです。

 

 

金子修介監督万歳!

 

 

歴史的名作。見逃すな!

 

 

 

 

 

 

 

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江戸時代は暗黒時代ではない②

2023-03-05 05:22:40 | 歴史、民俗

歌舞伎や人形浄瑠璃などは、江戸時代の庶民文化の中から発展してきたもの。

 

 

能、狂言が武家など上流階級の嗜みであったなら、歌舞伎や人形浄瑠璃は庶民の娯楽。今でいうところの「サブカル」でした。

 

 

サブカルは庶民の暮らしに「精神的」な余裕がないと生まれないものだと思う。精神的余裕が生まれるには、社会の安定が不可欠。

 

 

江戸時代の社会は、庶民の心に余裕が生まれるほどに、政治も経済も治安も比較的安定していた。だからこその

 

 

サブカルの発展、なのです。

 

 

それは大都会である江戸の中だけの話?

 

 

いいえ、

 

 

それは必ずしも

 

 

そうとは言えないのです。

 

 

秋田蘭画というのものがあります。

 

 

これは東北日本海側の秋田で発展した絵画の技法で、西洋画の技法と日本画の技法を合わせた、和洋折衷の画法により生み出さされた独特の絵画なのです。

 

 

東北秋田に西洋画の技法が伝承されていたという事実。しかも日本画と折衷させ新たな絵画を生み出したという事実。

 

 

それほどに、江戸時代当時の日本社会は安定していたし、庶民の精神生活は豊かだったということが言えますね。

 

 

絵画では浮世絵の発展があるし、文学の方面では十返舎一九の『東海道中膝栗毛』のような喜劇から、曲亭馬琴の『南総里見八犬伝』のような伝奇小説まで、実に様々。

 

 

もしも江戸時代が、庶民がただただ搾取されるばかりの暗黒時代だったとしたら、これほどの庶民の文化の発展があり得たでしょうか?

 

 

江戸時代は、少なくとも「暗黒」などと言われるほど、酷い時代ではなかった。

 

 

 

 

まだです。まだまだ書き足りない点がある。

 

 

それはまた、次回。

 

 

 

 

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