問わず語りの...

流れに任せて

ウルトラの星に還る

2023-03-25 04:47:43 | 日記

 

私らの年代は、いわゆる第1期ウルトラシリーズ(『ウルトラQ』『ウルトラマン』『ウルトラセブン』)の作品群は、リアルタイムでは観ていません。再放送で観た世代です。

 

 

私らが子供の頃は、夕方になるとテレビで必ず、アニメや特撮モノが再放送されていましたから、それで繰り返し繰り返し観ていたものです。

 

 

リアルタイムで観たのは、昭和46年に放送が開始された、第2期ウルトラシリーズ第1弾、『帰ってきたウルトラマン』からです。

 

 

その『帰ってきたウルトラマン』で、主人公・郷秀樹を演じた、団時朗さんが亡くなられました。74歳でした。

 

 

歴代主人公の中で、最初にウルトラの星に還られることになってしまった…。

 

 

『帰ってきたウルトラマン』は重いテーマを抱えた作品が多く、特に差別問題を真正面から描いた「怪獣使いと少年」は、今観ても凄まじい。

 

 

メインライターだった上原正三氏は、この「怪獣使い…」の内容が問題視されて、一時的に干されてしまいます。しかし最終回の脚本は上原氏によるものでした。

 

 

帰ってきたウルトラマン最終話、「ウルトラ5つの誓い」。

 

ウルトラの星へ帰っていくウルトラマンが、当時の視聴者、子供たちに向けたメッセージです。

 

 

 

 

ウルトラ5つの誓い

 

 

一つ、腹ペコのまま学校に行かぬこと。

 

 

一つ、天気の良い日に布団を干すこと。

 

 

一つ、道を歩く時は車に気を付けること。

 

 

一つ、他人の力を頼りにしないこと。

 

 

一つ、土の上を裸足で走り回って遊ぶこと。

 

 

 

ついつい怠けてしまいそうなこと、避けたくなるようなこと、そうしたことから逃げずにちゃんとしよう。自然を感じて生きよう。

 

 

子供向けに砕けた内容になっていますが、大人になっても、実はとても大事なことを内包した誓いです。

 

 

団さん、ウルトラの星に還っても、我ら「ウルトラの子供たち」のことを、

 

 

見守っていてくださいね。

 

 

団時朗さんへ、心よりの敬意と感謝と哀悼を込めて

 

 

合掌。

コメント (2)
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