終わりましたねえ。
終わった後、しばらく椅子から立ち上がれませんでした。あんなラストシーン、これまでの大河では観たことがない。
苦しみにのたうち回るのは、これまで犯した罪業の因果。しかし最後にには「姉上…」との言葉を残し、わずかに笑みを浮かべて死んでいく。
色々あったけど、最後にかける言葉はこれしかないよね。
【ご苦労様でした】
本当に誰も、悪い奴なんていなかった。みんなそれぞれに、「生きよう」としただけだったのだ。
私は子供のころからの歴史好きで、ずっと歴史というものを見てきたし、時代劇や歴史ドラマを見てきたけれど、
ここへきてようやく、歴史の「見方」というものが変わった気がする。
歴史とは「人間ドラマ」であり、人が生きてきた歩みが刻まれた、最高の「エンタテインメント」である。
わかっているつもりでした、でもまだ
ホントには、わかっていなかった気がする。
あの歴史上の人物が行ったことは「良いこと」か「悪い」ことか。
「良い奴」か「悪い奴」か。
そんなことに、こだわっている自分がいた。
でも、そういうことじゃないなあ、と
痛感しました。
「善悪」ではない、人というものの深い部分を知る。歴史というのはそういう最高の
「エンタテインメント」なんだということを、学ばせていただいた。
これはあくまで「ドラマ」であって、すべてが史実というわけではないけれど、歴史の一つの「捉え方」として、
とても勉強になったということです。
最高の「学び」は最高に楽しい「エンタテインメント」だね。
1年間、ありがとうございました。