さかざきが綴る「アンティークな日々」

アンティークディーラーさかざきがアンティークのこと、日常のことを綴っています。

新入荷のジュエリーをUPしました!

2007-05-19 | アンティーク

 先日買付けたばかりの新入荷のジュエリー約30点をUPしました!どうぞホームページをご覧になって下さいね。

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アメジスト、ごく淡い色合いのエメラルド、ガーネット、中央にダイヤを組み合わせたパンジーリング。ちゃんとパンジーのお花になっている細工が何とも素敵!パンジーの語源はフランス語の"pensee"で、「考える。思う。」の意味を表します。「あなたのことをいつも思っています。」という何ともロマンティックな意味合いを含んだリングなのです。どんなヴィクトリアンの貴婦人がしていたのでしょうね。

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リボン結びですが、けっして甘いだけの雰囲気ではなく…。沢山のローズカットダイヤと0.05ctのブリリアントカットのダイヤ、バロックパール、ゴージャスかつシックな大人の女性のためのジュエリーです。ペンダントトップとブローチの両方にお使いただけるところもポイントです。

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こんなフランスらしい繊細で洗練された細工は私の好みとするところ。薔薇の花びら一枚一枚、葉っぱの一枚一枚をハンドメイド、あしらわれた小さなパールが女性らしいソフトな雰囲気を添えています。

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可愛くて、どこかユーモラスなクローバーモチーフのブローチです。クローバーといえば、幸運のシンボル。大きなクローバーに三つも小さなクローバーが揺れるこのブローチは、きっと沢山の幸運をもたらしてくれるはず。

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モスローズを模したシルバーのブローチは「いかにもヴィクトリアン」といった雰囲気がたっぷり。細部の細かな細工が見ていると、まるで時間がたつのを忘れてしまうようです。何よりとても存在感のあるブローチです。

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画像では大きく見えますが、実物は割と小さめ、フランスらしいおリボンと花かごの透かし細工がとてもチャーミングなブローチです。普段から楽しんでいただけるジュエリーです。

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大きさは小指の先程。小さな小さなシルバーバスケットです。こんなに小さくともちゃんとふたも開けることが出来る優れモノです。ペンダントトップとしてお使いいただくことも出来ますが、小さな小物と一緒にディスプレイしていただくのもおすすめです。

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新入荷のジュエリーUPしました!

「買付け日記」upしました!ついに「フランス編」へ突入。どうぞチェックしてみてくださいね。


ロココ特集

2007-05-18 | アンティーク

20070518

 さて、二日目を終えた大阪でのフェア。久し振りにお目にかかる関西のお客様との時間を楽しんでいます。大阪の方々は、私達に会うために、毎度爆笑するような話のネタを仕込んできてくださって、お聞かせいただいたり…なにしろ個性的な方が多いのです。また、大阪生まれ、関西人の両親を持つうちの河村ですが、普段は割と標準語で話しているにもかかわらず、関西に来ると「先祖返り?」か、突然関西弁でしゃべり出し(彼曰く、自分は関西弁と標準語のバイリンガルなのだそう。)、ひとり関西弁で話すことの出来ない私は、ちょっぴり裏切られたような気持ちになります。(笑)

 さて、上の美しいドレスの画像は、文化学園服飾博物館のもの。マリー・アントワネットを思わせるピンクのドレスとファンが素敵です。メールでお知らせ下さったドレス愛好者のMコサさんによるとなんでも6月13日まで、文化学園服飾博物館ではロココ特集が開催されているのだそう。ローブ・ア・ラ・フランセーズ、ポロネーズ、アングレーズ、そして男性の素晴らしい刺繍をほどこした上着などが展示されているそうですよ。次回ドールワールドフェスティバルで東京に行く際に是非寄ってみたいと思っています。お近くにお住まいの方は是非!

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大阪に着きました!

2007-05-15 | 

20070516

道頓堀の松竹座は大正12年(1923年)の建築。当時、日本初の洋式劇場として生まれました。築70年がたち正面を残し全面改装されたのだそう。大きなアーチの美しい建築です。

 明日からの大阪の高島屋でのフェアのため、時差ボケもなんのその、今日は朝から名神高速を一路西へ。久々に大阪へやって来ました。

 今日もポポナレフのCDをかけつつ(今日は大阪まで私の運転でしたので、残念ながら歌詞カードのチェックは出来ませんでした。)正午に大阪到着、午後は商品の搬入と飾り付け。そして、夕方からは…プランタン銀座アンティークバザールでもお馴染み、今回のフェアに一緒に出店されるローズコテージさんご夫妻と一緒に粉もの三昧!難波から道頓堀までアーケードを歩き(難波と道頓堀って歩ける程近い距離だったのですね。)早速、お好み焼きやらヤキソバやらで再会を祝しました。美味しいものが沢山ある大阪、こちらも色々開拓するのが楽しみです。

 どうぞ皆様、難波高島屋へ会いにいらして下さいね!

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明日から大阪へ

2007-05-14 | フェア

 連日「買付け日記」をご覧になった日本各地の様々なお客様皆様からご心配や励ましのメールをいただいています。それが、「腰の具合はいかがですか?」だったり、「時差ボケ早く治ると良いですね。」だったり。なんだかお互いに住んでいる距離は遠く離れていても、色々な方が気に掛けてくださって、皆様からの愛情をとても感じているさかざきです。

 さあ、明後日からはいよいよ大阪の高島屋でのフェア。また関西のお客様の皆様にお目にかかれるのがとても楽しみ。久々の大阪の街も楽しみです。(河村は昨日大阪のガイドブックを購入していました。ちょっと~、遊びに行くんじゃないんだからさぁ!)

 明日は朝から準備のために車で大阪へ向かいます。この大阪で時差ボケの完治を目指します!

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ポルナレフその後

2007-05-12 | 

 先日ブログに書きましたミシェル・ポルナレフですが、色々な方から「私もファンでした!」とメールをいただき驚いております。当時は本当に日本でも流行っていたのですね。

 ここ最近、車に乗るときは彼のCDをかけていることが多く、前回東京に行く途中、長時間のドライブで退屈した助手席の私は、「簡単なフランス語だし私にだって歌えるかも。」とCDに合わせて歌詞カードを追ってみたのですが…いえ、フランス語の歌詞といっても、一見みただけだと、とても簡単のようでした。たいていの曲は韻を踏んでいるので、よく似た発音が多いですし…。でもリエゾンも多いし、歌詞の切れ目も難しく、結果、横で聞いていた河村曰く「ラジオの鼻歌クイズみたい。」となってしまいました。

 そう鼻歌クイズとは…私達が仕事中よく聞いているラジオ局では、幼稚園ぐらいの子供に洋楽をヘッドフォンで聴かせ、それに合わせて鼻歌を歌わせてリスナーに曲名を当てさせる、というクイズ番組があるのですが、私が歌っている様子が、まるで子供の鼻歌そっくりだったらしいのです。(まったく失礼しちゃう。)

 でも「シェーリーに口づけ」とか歌えたら楽しいな、とまだ野望を捨ててはいない私。また来週大阪へドライブする間に再度トライしてみたいと思います。

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いまだ時差ボケの日々

2007-05-11 | 

20070511

画像はパリでみつけた“PERDUE(迷子)” のお知らせ。こんな妙な柄の錆び猫さんでも飼い主にとっては大事なネコちゃんなんですね。果してみつかったのでしょうか?

 買付けから帰国し、もう既に一週間以上経ったというのに、いまだ時差ボケの日々を過しています。昨晩もようよう明け方になってやっと眠りに着くことが出来ました。前回、買付けから戻るやいなやプランタン銀座に出店した際は、驚くほど時差ボケからの回復が早かったのですが、どうも今回はまだまだフランス時間まっただ中にいるようです。眠れないのは辛いもの、おまけにとんでもない時間に強烈にお腹が空くのも考えものです。来週には何とか真っ当な生活に復活したいものです。

 さて、そんな今日、購読しているフランスのアンティークの情報誌が届きました。届いたばかりのそのページを繰っているうち、先日帰ってきたばかりだというのに、「あぁ、またフランスへ行きた~い。」

 “ふらんすへ行きたしと思えども、ふらんすはあまりにも遠し” そんな萩原朔太郎の詩が思い出されました。

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またまたフランスでのお話

2007-05-10 | 

20070510

 今日は終日雨模様、久し振りに肌寒い一日でしたね。こんな時には風邪をひきやすいので要注意!どうぞお気を付け下さい。

 さて、今日もまたまた買付けで気になったフランスの話。皆さん、ミシェル・ポルナレフってご存じでしょうか?日本でも1970年代に「シェリーに口づけ」や「ノンノン人形」などのヒット曲のあるフランス人歌手です。特に「シェリーに口づけ」は日本でもたびたびCMに使われているので、お聞きになったことがある方も多いはず。(プランタン銀座によくお越しになる方だと、プランタン銀座の閉店時の音楽が彼の“Holiday(日本では「愛の休日」)”でお馴染みかも。

 高音で70年代のメロディアスな歌声は私と河村の好みとするところ。70年代初頭の世界的な大ヒットの後、フランスからアメリカへと移住したポルナレフ、ここ何十年かはまったく活動をしていなかった状態でもあり、伝説の歌手として私達はCDで彼の歌声を楽しんでいたのですが…この3月に本国フランスで30数年ぶりにコンサートツアーを開催。パリのオムニスポール(日本の武道館のような場所で日本の大相撲のパリ場所もここで開催されています。)で数日間に渡って行われたコンサートの40万枚のチケットはなんと三日間でソールドアウトしてしまったのだそう。当日のコンサートは、ブランクを感じさせない往年の歌声にファンは大ブレイクしたとか。

 そして、また6月の9日と10日は同じくオムニスポールで彼の追加公演が。今回の買付けでは、パリの至る所に彼のコンサートを告知するポスターが貼られ、私と河村は「いいなぁ~、行きたいなぁ~。」とため息。(しかもそのポスターは彼の特徴あるサングラスをイメージした写真だけ、どこにも「ミシェル・ポルナレフ」の名前は書いていないのです。わざわざ名前を書かなくともそのイメージだけで誰でも分かる、ということなのでしょうね。)どちらにしても、もうチケットはソールドアウトでしょうが、ちょっぴり日本から飛行機に乗ってパリまでコンサートを見に行くことを夢見てしまった私達でした。行きたいな~。

ミシェル・ポルナレフのCDはこちらから

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「買付け日記」upしました!まずはイギリス編が終了、どうぞチェックしてみてくださいね。


フランス大統領選挙

2007-05-08 | 

20070508

 始まりました「買付け日記」ですが、なかなか書き進まず、自分の文章力の無さに暗澹たる気持ちになりながら、今日も筆を進めております。 

 先日6日に決まりましたフランス大統領選挙、私がフランスにいる間も連日ニュースはその話題でもちきりでした。日本とフランスを行き来するだけの私にとっては、「どちらが大統領になってもさほど影響のないこと。」と思っていたものの、興味を持って事態の推移を見守っていました。

 特に興味深かったのは、選挙前の先週行われた、サルコジとロワイヤルの両大統領候補の直接対決ともいえるテレビ討論会。サルコジ、ロワイヤル、それぞれの候補が二人の司会者を交えて討論するのですが、それぞれしゃべった時間の長さがテロップで表示され、一方が訴えているときには、必ず訴えている側しかテレビに映らない、文字通り二人だけ、食うか食われるかという感じの一騎打ちなのです。フランスの現状からその政策について訴え合ったのですが、その間約2時間半、ひたすら議論のしっぱなし。「沈黙は金」とか「阿吽の呼吸」などという言葉のある、「話さないこと」を美徳とする日本からやって来た私にとっては、その長時間の議論、主張にまずびっくり。

 その間、怒りから取り乱した(目には涙さえ浮かべているように見えました。)ロワイヤルあり、それを「マダム、フランス大統領がそんな取り乱してはなりません。」となだめるサルコジあり、私のフランス語力からいって大して理解出来ないにもかかわらず、下手なドラマよりもよっぽど面白い!

 「自由、平等、博愛」を絵に描いたような理想主義の左派のロワイヤルと現実主義の右派のサルコジ。結局、フランス国民は、現実主義のサルコジを選んだようですが、日本もフランスのように大統領制で直接選挙だったら、と思わず思ってしまいました。いつもとはまた違った、フランスという国の一面が見えた買付け、果してこの国は今後どうなっていくのでしょうか。 

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「買付け日記」upしました!少しずつ更新の予定ですので、どうぞお付き合い下さい。


「買付け日記」始まりました!

2007-05-07 | 

20070507

※画像は今回久し振りに訪れたブリュージュの大聖堂のステンドグラス。いかにも「フランドルの色」という感じの赤とグリーンの暖かみのある色合いが印象的でした。

 昨日から恒例「買付け日記」をイギリス編からupを始めました。まずは、災難だった飛行機の中のお話から。

 そうしましたところ、早速イギリスに詳しいお客様から「イギリスは階級社会である、ということは、ちょっとイギリスに詳しい人ならみんな知ってるけど、なかなか日本ではわかってもらえないですよね。というメールをいただき、思わず「そうなのよ!そうなのよ!」と頷いてしまいました。昨日の大統領選挙で話題のフランスも同様ですが、一口にイギリスと言ってもアラブ系の人がいればユダヤ系の人もいるし、インド系、チャイニーズ、そして黒人と、その社会構造はかなり複雑。同じイギリス人同士であっても、階級によって教育程度はもちろんのこと、顔つきも違えば、体型も違います。そして、その方のご指摘のように歯並びさえも。

 いつも思っていたのですが、イギリスやフランスについて日本で紹介されているのは本当にその国の一部分だけのような気が。「良くも悪くもリアルなイギリスとフランス」、そんなそれぞれの国の普段の姿を、買付けの様子の傍ら、(ちょっぴり辛口になるかもしれませんが)お伝えしたいと思っています。

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今晩はフランスごはん

2007-05-06 | 日常生活

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 今日は一日雨模様の肌寒いお天気でしたね。買付けから戻って二日目、まだまだ買付け気分が冷めやらぬ我が家では、先日パリで食べたばかりのporc a la provencal 豚肉のプロヴァンス風煮込みを作ってみました。(といっても実際に作ったのは河村なのですが…。)

 この豚肉のプロヴァンス風煮込み、いつも仕事が終わってから立ち寄るお馴染みのキャフェで、たまたまプラ・ド・ジュール(お昼の定食)になっていたもの。たいして期待もせずに注文してみたところ南仏料理が大好きな私達には久々のヒット!とても美味しかったので、早速その時の再現をしてみました。

 作り方はいたって簡単!まずオリーブオイルでニンニク、ショウガ、タマネギ、ニンジン、カラーピーマン、ナスなどの野菜を炒めたあと、トマト缶を投入、南仏で入手したスパイスを入れます。その中に炒めたブロックの豚肉を入れしっかり煮込み、さらにシメジを入れて火を通し、最後に塩で味を調えます。

 実際にフランスで食べたものは、しっかり豚肉が煮込まれていて柔らかく、味が染みていたのですが、今回はしっかり煮込む時間が無く、代わりに豚肉を炒めるときに隠し味としてお醤油を少々からませてみました。また、今日はズッキーニを入手することが出来なかったのですが、南仏といえばズッキーニ。他にオリーブを刻んで入れてもより南仏っぽくなると思います。お鍋の中には、まだ明日の分も残っているので、明日食べたら今日よりも更にお肉に味が染み込んでより美味しくなっているかも。楽しみです。

 この豚肉のプロヴァンス風煮込み、画像はイマイチですが、今日の出来もとっても美味!「美味しい、美味しい。」とまたまたワインがはずんでしまいました。

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