さかざきが綴る「アンティークな日々」

アンティークディーラーさかざきがアンティークのこと、日常のことを綴っています。

帰国しました!

2020-01-20 | 

 昨晩、ロンドンより帰国しました!ストで大変だったフランス、極寒のイギリスより元気で戻りました!今日は今週木曜日より名古屋で開催いたします「アンティークとロマンティックな手仕事展 Vol.18」のため荷物を発送!明日は名古屋に出発です。木曜日からは会場で名古屋の皆様にお目にかかれますのを楽しみにしております。

■「アンティークとロマンティックな手仕事展 Vol.18」

1月23日(木)~28日(火)
10:00AM~5:00PM(最終日は午後3時まで)
妙香園画廊 4F
名古屋市中区栄3丁目14-14(大津通栄ガスビル向い)
tel 052-241-1533
(問)エンジェルコレクション tel 03‐6228-6230
特設ページ*** http://www.angelcollection.jp/myoukouen202001/myoukouen202001.htm 

 今回、ロンドンからからブリティッシュレイルに乗ってバースへ一泊旅行。バースはフランスからの移民が作った美しい街、昔は買付けの度に訪れていたバースですが、懇意にしていたディラーが皆リタイアし、行かなくなって久しいです。バースでアポイントを入れているディラーとコスチュームの美術館を訪ねました。翌日はバースからまた列車に乗り、カントリーサイドのフェアへ。Fashion Museum Bathの様子をどうぞご覧下さい。

 ファッションミュージアムは、バースを訪れる際には是非とも行きたい博物館。実は今まで何度も足を運んだことがあります。こちらは1740年代のサフラン色のフランス製シルクブロケードのドレス。はっきりした花々の模様が織り出された生地が特徴です。襟元にはドレスデンワークと思われるフィッシューが飾られています。

 こちらはハイウエストと薄い生地が特徴の1800年頃のリージェンシースタイル。このように並ぶと当時の特徴がよく分かりますね。

 1840年にヴィクトリア女王が純白のウエディングドレスを身に着けたのは有名ですが、こちらのドレスも1840年代。ヴィクトリア女王と同じく、「純血」を意味するオレンジのお花を模したワックスフラワー、そして刺繍が施されたシルクチュールのヴェールを身に着けています。

 パゴダスリーブにたっぷりしたフラウンス(裾飾り)。1850年代のシルクドレスです。この豪華な生地は、フラウンスに合うようにデザインされたもので、ドレスの下には6枚ものペチコートが装着されています。

 この赤いトリミングのイブニングドレスは若い女性のためのものだったのかもしれません。夜の装いらしく広く開いたデコルテ。オーバードレスをリボンで吊り上げた1870年代のポロネーズスタイルです。

 このミュージアムにはこうしたレースのコレクションが数千点あると聞きました。残念ながら展示されているものは数少ないのですが、こちらの襟は秀逸。キャプションでは1730年代のアルジャンタンとされていますが、ポワン・ド・スダンを思わせます。こんなレースに出会ったら是非買い付けたいです。

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