さかざきが綴る「アンティークな日々」

アンティークディーラーさかざきがアンティークのこと、日常のことを綴っています。

新着香水瓶、化粧小物をUPしました!

2011-07-12 | アンティーク

 新着のグッズの中から香水瓶と化粧小物をUP しました!今日も太陽ギラギラの暑い一日でしたが、クリスタルの涼やかな香水瓶をご覧いただいて、一時の涼を感じていただけたら嬉しいです。

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 二羽の鳩が戯れるフロストのストッパーはあまりにも有名。(私は扱ったことがありませんが、一羽の鳩バージョンもあるようですね。でもやっぱり二羽の鳩が素敵だと思います。)ニナ・リッチのレール・デュ・タンです。第二次世界大戦直後ということもあり、この鳩は平和と愛を象徴しているのだとか。モールの入った透明感のあるボトルも美しい名作です。ストッパーが無垢のガラスで出来ているのは古い証拠。(その後のものには、ストッパーに塩ビのカバーが付けられています。)このボトルにひとつの世界を感じるのは私だけでしょうか。

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 このマチャベリのクラウンの形の香水瓶、この形に惹かれて、買付けで目にするとついつい仕入れてしまいます。マチャベリの香水瓶には、同じフォルムでブルーやグリーン、ブラウン、ブラック等などの色違い、サイズ違いがあるのが面白いところ。思わず集めてしまいたくなる香水瓶のひとつです。でも、このクリアがまず基本。まだお持ちでない方は、まずはこちらのクリアなボトルから如何ですか?

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 人気の「トゥールーズのスミレ」の香水瓶とそのペーパーボックスです。この「トゥールーズのスミレ」は何よりデッドストックでまったく使われていない点がポイント。美しい紫色の香水そのものも使われることなく、封を切られていない状態で出てきました。今回この香水をUPするにあたって、トゥールーズ について調べてみましたら、本当に街中スミレにまつわるものでいっぱいのようです。思わず訪ねてみたくなりました。

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 王冠のシルバー細工が付いたアイボリーの小さなパウダーケース。仕入れた際に、フランス人のマダムから「これはComte(伯爵)の紋章だから。」との解説付きで仕入れたこれ。こうしたコロンヌの紋章は、よくハンカチにイニシャルと一緒に刺繍されているので、上に付いたパールの数が多いほど位が高いことは知っていましたが、調べていくとなかなか興味深いですね。 コロンヌはともかく、きっちりねじが切られた精巧なアイボリーの細工にも心惹かれます。

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 つけぼくろなんて、現代の私達にとっては「???」という習慣ですが、当時は「お洒落の仕上げはつけぼくろ!」だったようです。付ける場所によっては「ただいま彼氏募集中!」なんて意味があったというのも面白いですね。このケース、店頭で一部のお客様に「樹脂にビーズ編みです。」と説明してしまったのですが、今回ホームページに掲載するにあたり、よくよく観察してみると…間違っていたことが分かりました。間違ったことを申しまして大変申し訳ありません。ルーペで見ましたら貼り合わせたべっ甲だということが分かりました。(べっ甲は従来薄い素材を貼り合わせて成形します。)という訳で、アンティークらしい素材のアンティークらしいアイテムです。

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 こうしたペーパーパッケージ(実際は金属素材に紙張りなのですが )は、なかなか状態良く出てこないもののひとつ。だって、普通使い終ったら捨ててしまいますものね。元々の持ち主は、子供のお人形遊びをしてイラストが可愛かったから取って置いたのか、それとも自分の子供が小さかった頃に使った記念の品だったのか…。小さな子供にパフパフとタルカムパウダーを付けるシーンまで浮かんでしまう愛らしいアイテムです。

 新入荷のお話ではありませんが、 「“実録!” お店が出来るまで」に面白い画像をUPしてみました。GIF画像なので精度は高くありませんが、思わず遊びで作ってみて自分で喜んでしまいました。よろしかったらご覧下さいね。

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