今回は麗しのハンカチ祭りです！19世紀のホワイトワークやポワン・ド・ガーズ、デュシェスレース、それに18世紀のアランソンやメヘレンなどハンカチ6点が入荷しております。19世紀の「可愛い」系のアランソンボーダー、18世紀前半のブリュッセルのラペットやブリュッセル･ニードルのボーダーなど、それぞれの時代の魅力的なレースの数々をUPしました。どれもおすすめのレースばかり。アンティークならではの手仕事の極みをどうぞゆっくりご覧下さい。
商品のお問い合せはお気軽に。画像はクリックして拡大してご覧下さい。何か気になる物がございましたら遠慮無くお電話やメールでお問合せ下さい。
今回UPしました商品は11月18日（水）より開催されます阪急うめだ本店「素晴らしき時代マーケット」店頭でもご覧いただけます。
■阪急うめだ本店「素晴らしき時代マーケット」
11月18日(水)～23日(月・祝)
10:00AM～8:00PM ※最終日は午後6時まで
阪急うめだ本店 9階催会場
tel 06-6361-1381
(問)エンジェルコレクション
tel 03-6228-6230 もしくは090-1832-7704
※今回のエンジェルコレクションのブースは壁側の通路沿いになります。コロナウィルス対策他による催事スペース減少のため、いつもよりもブースが狭く、展示スペースが限られます。ご覧になりたいアイテムがございましたら、あらかじめこちらからお知らせ下さい。
詳しくは***
沢山のレースの入った大きな段ボール4個の中から偶然見つけ出したこちら。下のアランソンレースのボーダーと一緒に出てきた時には、心の中でガッツポーズをしていました。（笑）この密度（手にすると糸の重みが感じられます。）、この繊細な細工（縁を飾る8種類の透かしの細工はどれも素敵です。）、そしてコンディションの良さ！周囲を飾るボビンレース、ヴァランシエンヌは可憐なデイジー模様、段ボールの中から出てきたとは思えない（笑）格調の高い婚礼用のハンカチです。額装をし、絵のように飾ることが出来るようになりました。高貴な女性のための婚礼用のハンカチです。
詳しくはこちら*** http://www.angelcollection.jp/shophome/lace/l10402.htm
こちらの婚礼用のポワン・ド・ガーズのハンカチも、全体にびっしりと施された密度の高い細工、何種類もの透かしのニードルの細工が目を惹きます。中央の複雑な生地の形も特徴、見応えのあるハンカチです。こちらはフランスのアンティークディーラーが長年愛蔵していたアイテム。ありがたいことに、このたび譲り受けることが出来ました。
詳しくはこちら*** http://www.angelcollection.jp/shophome/lace/l10403.htm
こちらはポワン･ドガーズの中でも薔薇の花びらがポケットになったポワン・ド・ローズの婚礼用のハンカチです。中央の生地に刺繍された美しい“MANUELA”の名前も興味深いです。どのような女性の持ち物だったのでしょうか。こちらも額装がおすすめ。ご希望の方は遠慮なくご相談下さい。
詳しくはこちら*** http://www.angelcollection.jp/shophome/lace/l10337.htm
当時のベルギー王妃ブラバン公アンリエットにちなんで「侯爵夫人」というエレガントな名前を付けられたこのレースですが、実際の侯爵夫人は馬に夢中な活動的な女性で、婚礼の際には「厩の少年と尼僧（ブラバン公が！）の結婚」と揶揄されたのだそう。当時は政略結婚ですから、不幸な結婚生活を送る中で、女性達のためにレースの発展に寄与したのかもしれません。
薔薇やお花な模様が多いデュシェスレースですが、こちらは生地を折り畳んだような幾何学的なデザインが個性的です。縁に連なったの小花柄がチャーミング、草花模様は繊細なピコットの付けられたバーでつなげられています。婚礼用のハンカチ、ボビンレースがお好きな方におすすめです。
詳しくはこちら*** http://www.angelcollection.jp/shophome/lace/l10338.htm
18世紀半ばのメヘレンのハンカチです。18世紀のハンカチは比較的珍しいアイテム、このタリが細工された透かし部分が繊細。その周囲はメヘレン特有のグランドに覆われ、トワルの部分は透け感が感じられます。そして、中央のローン生地にも緻密なドロンワークが。フランスの侯爵家の王冠の紋章を掲げた“T”と“L”を組合せたモノグラムも興味深いです。
詳しくはこちら*** http://www.angelcollection.jp/shophome/lace/l10341.htm
これも上のホワイトワークのハンカチと同様、私のために地方から送られてきた段ボールの中に発見！（このホワイトワークのハンカチとアランソンのボーダーを手にした後は心の中でスキップしながら帰りました。笑）薔薇模様に小花のガーランド、何より裾を飾る透かしの細工が印象的です。
詳しくはこちら*** http://www.angelcollection.jp/shophome/lace/l10406.htm
1720～1730年頃と思われるブリュッセルレースのラペットです。とにかく繊細、受胎告知に由来するポット(バスケット）に様々な植物が生けられたPotten Kant (ポテンカント）の模様、その中にはナツメヤシや麻の実を思わせるとにかくおめでたい模様です！まるで夢の中に出てくるような不思議な情景の草花模様で、繊細な地模様も相まって、いつまででもルーペで眺めていられるラペットです。18世紀の当時の人々のメンタリティを感じることが出来る、まるでタイムカプセルのようなアイテムですね。
詳しくはこちら*** http://www.angelcollection.jp/shophome/lace/l10401.htm
