さかざきが綴る「アンティークな日々」

アンティークディーラーさかざきがアンティークのこと、日常のことを綴っています。

失われた時を求めて

2013-11-13 | お江戸散歩

 お休みの今日は人形町の自宅から程近い秋葉原へ。滅多に用事のない秋葉原ですが、以前から「連れて行きたいところがある!」という河村に連れられ、旧万世橋駅の駅舎を利用して出来たショッピングアーケードmAAchへ。

 ここ旧万世橋駅は元々中央線の駅のひとつでしたが、1943(昭和18)年、太平洋戦争激化の中、乗降客減少に伴い休止となりました。それから70年の時を経て作られたのがこのmAAchです。川沿いに赤レンガの建物は良く映え、アーチ形が連なる高架の下が商業施設になっているのは、パリのバスティーユの鉄道高架跡が刺繍や家具修理のアトリエになっていたのを思い出させます。

 お洒落で一捻りあるお店がいくつも入居したここ、「鉄道オタクとお洒落は融合するものなのね。」と感心して帰ってきました。特にただいまイベントスペースで開催していた「ニッポン ノスタルジック モダン」で沢山展示されていた1920年代の「ひかりのくに」があまりにも可愛いので感激。その時代、この駅も一番華やいでいたのでしょうね。

 かつてはホームだった屋上のカフェは両側に列車が通る不思議な空間。古い建物がお好きな方、鉄オタの方にもおすすめです!

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赤レンガの駅舎のあちこちが傷んでいたのは戦災の名残でしょうか。

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このアーチ形の高架の下が商業施設に利用されているのはバスティーユとそっくりです。

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1912階段は文字通り1912年に作られた階段のこと。これを上がるとプラットホームにたどり着きます。

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1912年に出来た階段にはこんな渦巻き形のデコレーションが。タイルの質感も当時のままでした。

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1階のギャラリー&ショップの片隅にあった1912 (明治45)年当初の駅舎のジオラマ。100年前のこの辺りはこんな風だったのですね。

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