今日は終日大雨、台風が近づいてきているようです。今晩から明日早朝にかけて、こちら東海地方に一番近づくとか。この辺りでは50年も前に上陸し、大きな被害をもたらした「伊勢湾」の記憶が今もなお鮮明で、私自身も朝方から母より「今日は早く帰って雨戸を閉めるように！」と何度もメールを送りつけられたほど。仕事を終えてサロンから帰った後、すぐに河村と手分けをして雨戸を閉め、台風に備えました。
坂崎家の両親はいつも以上に朝からピリピリ。伊勢湾台風当時、高校生だったうちの母は、伊勢湾台風の直後、炊き出しにかり出されて連日おにぎりを握っていたとか。高台にある我が家の窓ガラスはすべて吹っ飛び、近所には屋根ごと飛んでいってしまった家もあったとか。当時、東京の大学に行っていた名古屋南部の出身の父は、「ひょっとして家族全滅？」と家族の安否を気遣い（父は八人兄弟です。）、名古屋へ急遽帰ったとか。家族は全員無事だったものの、毎日船で被害に遭われた方のご遺骸を集めに行っていたとか。（伊勢湾台風では五千人以上の方が犠牲になったのです。）そんな話を私は子供の頃から聞かされて育ちました。
どうやら明日の明け方上陸する恐れがあるようです。被害が少ないことを切に願うばかり、どうぞ皆様、くれぐれもお気を付け下さい。