ゲゲゲの姉女房③

　姉は、来世とかは認めない人でした。自分も基本的にはそうで、無宗教人間です。

　だから、今回の事でもその後もずっと当然、何も無いし、やはり意味の無い思いだったかと、また、ただ、悲嘆に暮れる生活をくりかえしておりました。

　何人もの方の弔問を受ける内に、このブログの事を言われましたが、何も彼女のしたことに手をつけずそのまま残しておいてやりたいとしか、考えていませんでした。

　しかし、不快なコメントについて多くのご意見を戴き、ともかく、とりあえずそれだけでも始末しようと思いたちました。

　ですがそれも、なかなか、うまくいかず悩むことになりました。必要な情報がなかったのです。

　でも、それからしばらくして、ある夢をみました。

　ずっと見ることのなかった姉の夢でした。


　突然、彼女が病院から戻ってきたのです！

「どうしたの？」と驚いてきいたら

「病院で目がさめたら体が治っていたので病院にいても退屈だし、帰ってきた」となんでもないような顔をして言うのです。

　その時の私は彼女は死にかけてたのが治ったんだという理解になっていて、ともかく、無理させたら駄目だと、すぐにベッドに寝かせてどんな風に助かったのか細かく聞こうとするのですが、

「よく覚えてないよ」とか言われて、何だか分からないながらも、ともかく生きてるんだから良かったと、そのまま抱きしめて喜びをかみしめました。
　彼女もとてもうれしそうに微笑んでくれました。

　しかし、そうしている内に記憶が蘇り、変だとか思ってると目がさめてしまったのです。

　

わたしは、夜中に目がさめてからもう、眠れなくなってしまいました。
どうしても、彼女もまだ、生き足りないと言う思いがあるのではないか？


自分は彼女のその思いを何とかして満たしてやらねばならないのではなかろうか？　


案の定、その日のゲゲゲの女房はまさに、あの悪魔君がテレビで復活する日でした！

こんなに何度も続く偶然はありません。何かの形で彼女が復活する事ができるとしたら・・・

そのために、してやれることは何なのか？

考えていたその時、突然、解決のつかなかった情報の問題に、また、胸の中に不思議な思いが訪れ、ヒントをくれました。

それをたよりにさぐるうちに、一つだけしか残っていなかったメールデータがでてきたのです。

そして遂にこのページを復活させることができました！　

私はもう驚きませんでした。

色々、精神分析やら何やらで違うように理屈で説明つけても、どうだろうが、感じる物は感じる。他のやり方で説明をつけるほうが無理がある。

　彼女の心は自分の中で生きている。昔は、死んだ後も家族の心の中に生きてる魂とかいう話を聞いても白々しいとしか思わなかったものですが、現実にそういうことはあるのだと、分かりました。

　そして、彼女の思いを満たすためにやれることとして、ともかく、彼女のやりきれなかった事を何とかして皆さんの協力をいただいて、実現させていくしかないと思うに至ったのです。初めは、悪質なコメント削除だけをするつもりでしたが、すぐに復活とタイトルにつけたページ更新までした理由がここにあります。

　皆様のご助力があれば、彼女はこのブログを通じて本当にある種の復活を果たすことになるのではないでしょうか？

　長々とつまらないブログ小説じみた駄文につきあわせて申し訳ありませんでした。でもこれは全て本当の事です。フイクションではないのです。

　どうか今後とも姉へのメッセージをよろしくお願いします。


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